温泉ウォーキングブログ

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彩友会の春季研究会

2011-04-18 22:08:57 | 日記風・あれこれ・・・


彩友会の春季研究会が2011.04.15日比谷電電ビルでありました。
講師に白日会副会長の深澤画伯をお招きして作品の講評をしていただきました。
23名の会員が出席し、各自深澤先生から5分~30分ずつ講評をいただきました。

私の水彩画は、「福島の春」という画題ですが、今回は「画題」の提出が求められていなかったので、
私の思いを説明する機会がありませんでした。

2011.3.11の「東北関東大震災」において、私が第二の故郷と愛する福島県が甚大の被害を受けま
したが、地元の新聞のニュースによれば、桜の花の名所「花見山」の桜は今年も春を告げているとい
います。
そうした自然の生命力にあやかり、「福島県の復興」を願ってこの絵を私の心の中のイメージとして、
以前訪ねたときの記憶を基に描きました。

深澤先生のご講評は、いつも適確で丁寧で、とても参考になります。
自分以外の人の作品に関しての講評も、一言漏らさず聞いて帰り、参考にします。

私の絵については、山や野原の草の緑の描き方について、緑色の色使いが、濃淡や色の混合で違
う感じの色を作り、なかなかよいと誉められました。
しかし、桜の描き方、特に中景、遠景の桜に連続性が目立ち、ワンパターンになっていることと、巨
木の桜に付け足した感じの桜の蕾が不自然だと、鋭く指摘されました。
正に私が、「余計な付け足しだったなぁ!」と反省しつつ、絵の提出2日まえに、「これが今の自分の
実力だ!」と、8枚目の絵を描かずに7枚目で妥協した「手抜き」を見事見抜かれたのでありました。

さすが、「日展」の最大支持団体の「白日会」の「副会長」の眼であります。

※写真は、威風堂々と私の絵のご講評をされる深澤画伯。




水彩画「福島の春」の拡大写真



深澤先生のご講評で、もう2点のコメントあり。
① この絵にこの額縁は、大変マッチしている。
② サインでなく印鑑を用いている点もこの絵の場合はマッチしている。
  油彩だったら英語のサインの方が相応しいだろう。
  印鑑を押す場所をわざわざ考えて、やや薄くしているがその必要はない。
  わざわざ薄くしていることで不自然さがある。
  赤い朱肉は緑に対して負けない強さがあるから、気にする必要はなかった。