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ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

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「ガザで従軍したイスラエル兵を告発、逮捕の危険迫りブラジル出国 5日 で死者が4万5805人」

2025-01-27 20:07:33 | 日記

◆1/5(日) ハマスが人質のイスラエル兵士の動画公開 停戦交渉再開で圧力狙いか(
朝日新聞デジタル) 
 ハマスが4日、人質にしているイスラエルの女性兵士(19)の動画を公開した。停
戦と人質解放交渉がカタールの首都ドーハで再開しており、イスラエル側に圧力をか
ける狙いがある。兵士は動画で、イスラエル側に人質解放への努力を求め、ガザでの
イスラエルの軍事行動が人質らの命を危険にさらしていると訴えている。
 カッツ国防相は4日、この兵士の家族と面談し、カタールでの交渉で人質解放に取
り組んでいると伝えた。ハマスも3日、間接交渉で早期合意への意欲を示したが、完
全な停戦とガザからの軍の撤退を強調し、難航が予想される。4日、ブリンケン国務
長官がエジプト外相とガザの停戦交渉をめぐって協議をした。
 軍は5日未明、イエメンからのたミサイルを迎撃したと発表した。

◆1/5(日) イスラエル イスラム組織ハマス 停戦協議再開も攻撃で41人死亡
 軍はガザ地区での攻撃を続け、4日、ガザ地区北部などへの攻撃で41人が死亡。
 イスラエルはガザ地区などで活動するUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の
活動を今月末から禁止する法律を施行する。UNRWAは4日、多くのパレスチナ難民に不
可欠なサービスが禁止されるときが迫っている」と訴え、イスラエルに法律の施行を
やめるよう求めた。

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◆1/6(月)  ガザで従軍したイスラエル兵を海外で告発、逮捕の危険迫り急遽ブラジ
ル出国も(CNN)
 南米ブラジルで休暇を過ごしていた元イスラエル兵が、パレスチナ自治区ガザ地区
で従軍中に戦争犯罪に関与したとして告発され、急きょブラジルからの出国を余儀な
くされた。ガザで従軍したイスラエル兵の行為については、親パレスチナの非政府組
織(NGO)ヒンド・ラジャブ・ファウンデーション(HRF)が調査して各国で告
発する活動を行っている。
 ブラジルに滞在していた元兵士については同国の裁判所が先週、HRFの告発に基
づき、「組織的な破壊活動の中でガザの民家の大規模な取り壊しに関与した」として
警察に捜査を命じた。HRFを代表して兵士を告発した弁護士は、ブラジルは国際刑
事裁判所に関するローマ規程に加盟しており、同規程の対象となる犯罪(戦争犯罪、
人道に対する罪、ジェノサイド<集団殺害>)については捜査・処罰する義務がある
と語った。
 HRFの目的は、「イスラエル人が罪に問われない連鎖を断ち切り、ヒンド・ラジ
ャブとガザ虐殺で亡くなったすべての人々を追悼する」ことにあるとしている。ヒン
ド・ラジャブちゃんはガザで死亡した5歳の少女。家族の車がイスラエルの戦車に砲
撃されて命を落とした。HRFはタイ、スリランカ、チリなどでもイスラエル兵の逮
捕を求めている。スリランカでは兵士の写真を掲載し、この兵士がガザの民間人を殺
害したとしてスリランカ当局や国際刑事裁判所、国際刑事警察機構(インターポール
)に逮捕を要請した。
 HRFの告発によってイスラエル兵が拘束または逮捕されたケースは、これまでの
ところ確認されていない。

◆1/6(月) ハマス、解放する人質のリストを承認 ロイター報道
(CNN)
 ハマスが解放する人質34人のリストを承認し、人質の解放は、イスラエルのガザ撤
退および恒久的な停戦に関する合意成立を条件とするとした。人質と引き換えに解放
されるパレスチナ人囚人の人数や身元については、まだ交渉が続いている。解放の対
象となる人質の身元や生死は不明。イスラエル首相府はハマスはまだ人質のリストを
提示していない、人質全員のリストをハマスからまだ受け取っていないとした。人質
のうち少なくとも36人は死亡したと思われる。
 ガザ攻撃は5日も続いた。ガザ北部の住宅の建物に対する攻撃では一家12人が死亡
した。まだがれきの下敷きになっている住民もいる。がれきを必死にかきわけて捜索
救助活動を行う住民は子ども1人が救出されたが、まだ11人が行方不明になっている
と語った。

◆1/6(月) イスラエルとハマスの停戦協議再開も、ガザ空爆続く 105人死亡(ロイ
ター)
 5日、 ハマスは解放の対象となる人質34人のリストを承認した。一方、イスラエ
ル首相府はハマスから人質のリストは提示されていないと表明した。トランプ次期米
大統領の就任を20日に控え、停戦と人質解放での動きが見られる一方、軍の空爆でこ
の週末に105人が死亡した。
 3日、イスラエルは協議再開でドーハに交渉団を派遣。米政権はハマスに合意を促
した。ハマスは早期の合意を表明したが、双方がどの程度合意に近づいているかは不
明だ。ハマスは、人質解放はガザ撤退と恒久的な停戦または戦闘終結に同意すること
が条件だと強調。イスラエル側は、かたくなな立場を堅持し、一歩も前進していない
」と語った。

◆1/6(月) ハマス、ガザ人質「34人解放に同意」 イスラエル空爆で100人超死亡(
時事通信) 
 停戦と人質解放の間接交渉で、ハマスは5日、イスラエル側の提示したリストに基
づき、第1段階として34人の人質解放に同意したと発表した。一定の譲歩を示した。
ハマスは、34人には女性や子供、高齢者が含まれると指摘。その上で、イスラエルが
要求するそれぞれの人質の生死の確認には「1週間の平穏が必要」とし、ハマスに対
する攻撃の停止を要求した。ただ、イスラエル首相府は依然としてハマスから解放予
定の人質のリストを受け取っていないと表明した。
 6日、ブリンケン米国務長官は停戦を巡り2週間以内にゴールラインを越えることを
希望すると述べた。軍は5日、過去2日間でテロに関連する標的100カ所以上を攻撃し
たと発表。先週末の空爆で105人が死亡した。米国務省はイスラエルに対し「民間人
保護を徹底するため、国際法の順守のほか、多くのやるべきことがある」と注文を付
けた。 

◆1/6(月) ザ停戦交渉、依然難航か ハマス幹部、進展報道を否定(時事通信) 
 ハマスは5日、間接交渉で恒久停戦とガザからの撤退に関し一歩も前進していない
と語った。交渉が進展し、双方の政治判断を待っているとイスラエルの話もあるが、
難航している。段階的に実施する停戦の第1段階は2~3カ月続く見通し。停戦案は、
イスラエルがハマス幹部を攻撃しないことを条件として、幹部がガザから出ることを
定めているという。その後、ハマスとは別の「パレスチナ組織」がガザを統治すると
している。 

◆1/6(月) ヨルダン川西岸で車両銃撃、イスラエル人3人死亡(ロイター) 
 軍は、近隣の村に逃亡したとみられる容疑者を捜索するため、周辺一帯の村を封鎖
した。ハマスは犯行声明は出さなかった。5日、軍はジェニンの南の町で住宅を攻撃
し、37歳の男性を殺害した。またナブルスのアスカル難民キャンプで、17歳の少年が
イスラエル軍の攻撃により死亡した。軍はヨルダン川西岸で武装した戦闘員一人を殺
害して武器を押収したほか、爆発物研究施設を解体し、ナブルスでの事件は調査中だ
としている。

◆1/6(月)  シリア暫定政府、公務員給与を来月400%引き上げ(ロイター) 
 シリア暫定政府のアバジード財務相は5日、効率性と説明責任を高める省庁の行政
再編完了を受け、来月から多くの公務員の給与を400%引き上げる方針を示した。こ
れには1兆6500億シリアポンド(約1億2700万ドル)のコストがかかると推定され、既
存の国家財源に加え、地域援助、新規投資、海外に保有されているシリア資産の凍結
解除に向けた取り組みを通じて賄う。アサド政権下では公務員の給与は月25ドル程度
で、国民の大半と同様に貧困ラインを下回っていた。暫定政府は、全ての納税者にと
って公平な税制を実現するため、税制の全面的な見直しなどについても取り組んでお
り、最初の草案が4カ月以内に策定される見通しだ。

 


◆ひかるの呟き◆2025/01/05~06

2025-01-27 20:01:37 | 日記

 ガザで戦争犯罪を犯した元イスラエル兵にブラジルが民間団体の告発を受け、裁判
所が捜査を命じ、元イスラエル兵は逮捕の危険を感じ急遽、ブラジルを出国した。こ
のニュースを聞き、こういう取り組みもできると感動した。戦争はそれを担う兵士と
軍隊への「工作」は戦争を阻止し、なくすための取り組みの必須条件だ。誤解を恐れ
ずに言えば、軍隊と兵士への働きかけを取り組まない戦争反対は難しい。兵士が人間
を殺すことに疑問を抱くと軍隊は成立しない。人殺しを正義と兵士に信じ込ませるこ
となくして戦争は成立しない。兵士への入隊前・入隊後の教育と軍事裁判は戦争遂行
のために絶対に必要なものとされる。兵士の反乱が戦争を止める。兵士の誰のための
人殺しかの疑問が戦争を止める。イスラエル塀の中には「沈黙を破る」取り組みがあ
る。
 今回のブラジルでのガザに従軍した兵士の戦争犯罪を具体的に告発し、操作し。逮
捕し。裁くという決定はイスラエル兵にガザへの人殺しへの疑問を引き出す大きな意
味を持っている。日本デモできるのではないだろうか。イスラエルの兵士は除隊後、
世界旅行によくいく。日本にも来ている。彼らへの告発は大切なことだと思う。日本
での情報をお持ちの方はいないのだろうか?

 もう一つ。ガザで従軍したイスラエル兵の戦争犯罪を告発しているパレスチナのN
GO「ヒンド・ラジャブ・ファウンデーション(HRF)」に感動した。私の耳には
、ニュースで流されたヒンド・ラジャブちゃんの助けを求める悲痛な声が耳に残って
いる。
【2024年2月7日 AFP】ガザ地区で、乗っていた車両が攻撃され、同乗していた親族を
殺害された6歳の女児ヒンド・ラジャブちゃん。親族の遺体と共に車内に閉じ込めら
れた状態のまま、その後の行方が分からなくなっている。
「あの子は怖がっていたし、パニックにもなっていた。背中と手足を負傷していた」
と、電話でヒンドちゃんの声を最後に聞いた一人、祖父のバハ・ハマダさん(58)は
話す。「迎えに来てと何度も言われた」と、泣きながら当時の通話を振り返った。 
 攻撃された車両は2024年1月下旬、ヒンドちゃんと4~15歳の子どもたち5人と大人2
人を乗せ、市内テルアルハワ地域に迫るイスラエル軍から逃れようと移動中だった。
車両はイスラエル軍の戦車と鉢合わせとなり攻撃を受けた。その後、同乗していたバ
シャールさんの娘ラヤンちゃん(15)と電話がつながり、ハマダさんは、ラヤンちゃ
んの両親と兄弟3人が殺害されたことを知った。電話では、ヒンドちゃんとラヤンち
ゃんの2人だけが生き残ったと話していたという。
 ハマダさんは「ラヤンを落ち着かせようと思い、救急車を呼ぶ」と電話で伝えたの
だと振り返る。パレスチナ赤新月社の救急隊員がラヤンちゃんと電話で話していると
、受話器の向こうから銃声が聞こえた。電話はそのまま切れてしまった。
 ハマダさんと赤新月社は、この時にラヤンちゃんが殺害されたとみている。

ヒンド・ラジャブさんの最後をAFPのニュースはつたえ、ヒンド。ラジャブさんの
悲痛な迎えにきての声を流した。パレスチナではヒンド・ラジャブ。ファンデーショ
ンが結成され、イスラエル兵士の戦争犯罪を告発し、国際法とイスラエル兵委が滞在
する国の法律での処罰を求める呼びかけをしている。わたしも応えたい。


 ガザ攻撃、120人超死亡 イスラエル停戦交渉再開へ(共同通信)  軍は2日

2025-01-25 00:34:18 | 日記

◆1/4(土) ガザ攻撃、120人超死亡 イスラエル停戦交渉再開へ(共同通信) 
 軍は2日、ガザの各地を攻撃し、民間人ら80人以上が死亡した。24時間で30回を超
える空爆を実施。3日もガザ各地で攻撃が続いて42人が死亡しており、2日間で120人
以上が死亡した。
 停戦交渉を巡り、イスラエル首相府は、対外特務機関モサドや軍などからなる代表
団が交渉を再開することをネタニヤフ首相が承認したと発表した。代表団は3日にカ
タールを訪問。トランプ次期米大統領の就任前に交渉が前進するかどうかが注目され
る。

◆1/4(土) ガザ停戦、なお隔たり 交渉再開、ハマスは譲歩拒否(共同通信) 
 停戦交渉が3日、ドーハで再開した。ハマスはイスラエル軍のガザ撤収と恒久停戦
を改めて求め、譲歩を拒否。これを否定するイスラエルとの隔たりは埋まっていない
。仲介国はトランプ次期米大統領が就任する今月20日までの合意を目指すが、進展は
見通せない。ネタニヤフ首相は対外特務機関モサドや軍などの専門家レベルからなる
代表団を派遣した。これまでの交渉でイスラエルは恒久停戦を否定し、ガザの一部地
域への軍駐留を求めている。

◆1/4(土) ガザ停戦交渉再開、難航の恐れ 支援物資の削減検討か イスラエル報
道(時事通信) 
 停戦と人質解放を巡る間接交渉が3日、ドーハで再開した。 だが、ほぼ全ての項
目で溝が残っており、難航する恐れがある。 ハマスは3日の声明で、できるだけ早
期の合意を目指す意向を表明。その上で、恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤退を求め
る姿勢を改めて強調した。「ハマス壊滅」を掲げるイスラエルは、この二つの条件を
これまで拒否してきた。
 ガザに搬入される支援物資について、イスラエルが大幅な削減を検討していると伝
えた。ハマスの統治能力解体が目的という。親イスラエル色が濃いトランプ次期米政
権が20日に発足後、実施する可能性がある。 
◆1/4(土) 停戦と人質解放の協議 カタールで再開”イスラエルメディア(NHK)
 停戦と人質解放に向けた協議は、年が明けて仲介国のカタールで再開した。イスラ
エルの代表団が仲介国のカタールで停戦と人質解放に向けた協議を3日に再開した。
ハマスも声明で停戦に向けた間接協議がカタールで再開されることを明らかにした。
協議は12月、サリバン大統領補佐官がイスラエルなど中東各国を訪れて、12月中に合
意をまとめられる状態にしようと働きかけを強めていたが、年明けに仕切り直して始
まった。
 ハマスは声明で「できるだけ早く合意を実現するため努力する」としたうえで、完
全な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めると強調した。一方、ハマスの
壊滅を目指すイスラエル側は完全な停戦は認めず、一時的な停戦に応じてもガザ地区
の戦略的要衝への駐留も続ける立場をこれまでに示した。解放する人質の数をめぐっ
ても双方の間に隔たりがある。停戦協議はこれまで何度も双方の折り合いがつかず中
断されてきただけに今後、進展が見られるかが焦点だ。

◆1/4(土) UNRWA、ガザで活動停止準備か イスラエルの禁止法受け(時事通信) 
 2日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がパレスチナ自治区ガザとヨルダ
ン川西岸での活動停止に向け準備を進めている。UNRWAの活動を禁止するイスラエル
の法施行日が今月下旬に迫っているため。イスラエル奇襲にUNRWAの現地スタッフが
参加していたなどとして、イスラエル国会は昨年10月、UNRWAの国内での活動や、イ
スラエル当局者との接触を禁止する法案を可決した。UNRWAは、支援物資の配給や、
ガザや西岸の一部地域への移動の際にイスラエル軍との調整が必要で、イスラエル当
局と日々の情報共有ができなければ、職員に命の危険が及ぶという。 UNRWAの支援
が滞れば、ガザの人道状況が一層悪化し、国連安保理は昨年10月、法案可決に「重大
な懸念」を表明した。
 軍は3日、前日の作戦でハマスの拠点などガザの約40カ所に空爆を加え、過去24時
間で77人が死亡した。 

 


「◆ひかるの呟き◆2025/1/04  

2025-01-25 00:10:12 | 日記

◆ひかるの呟き◆2025/1/04
 停戦交渉が始まってもイスラエルはガザへの攻撃を止めない。これを何と表現すれ
ばよいのか。トランプの大統領就任までに短期間の停戦成立かy、という憶測などを
逆手に取りながら、殺すことをやめない。それでも一刻も早い停戦の実現を。
 土井俊邦さんの「新ガザからの報告」について議論が起きている。このブログ「ガ
ザ・パレスチナとともに生きる 白杖記」も同じような問題に突き当たっている。私
はガザの「真実」をニュースの紹介で伝えることはできないと思う。私たちがガザの
現実を考える資料のひとつを提供しているだけである。私の考え屋思いは「ひかるの
呟き」で伝えている。
 土井さんの報告者はガザで逃げ延び、毎日毎朝目が覚めたときに生きていたと呟く
ひとりだろう。間違いなく、いつ自分の順番が来るのか、今日はたまたままだ順番が
来なかっただけとつぶやいているのだろう。この姿がガザの人たちなのだ。報告はガ
ザで生き延びている人たちの声の一つであることに間違いはない。この声、この報告
に真摯に向き合いたい。
 私の友人でガザに住む友人の息子たちの声は。子のガザからの報告書とは大きく食
い違うものではない。その声と報告には、なぜあなたたちは子のガザの現実を見て見
て見ぬふりをするのか。反戦平和を語るあなたたちはなぜガザの現実を止められない
のか、ジェノサイドや民族浄化などという規定や解説はしてもらわなくても現実にわ
かっている、なぜあなたたちは止められないのかと問われていると思う。この問いへ
の回答をいかにだすのか、実践するのかを議論し、そして行動したい。 


イスラエルによる30回以上の空爆で70人以上が死亡 子供と女性を含む 10人が犠牲 パレスチナ・ガザ地区(FNNプライムオンライン)

2025-01-25 00:05:08 | 日記


◆1/3(金) イスラエルによる30回以上の空爆で70人以上が死亡 子供と女性を含む
10人が犠牲 パレスチナ・ガザ地区(FNNプライムオンライン) 
 軍は2日、ガザ南部ハンユニスにある「人道地区」を空爆し、テント内にいた子供
と女性を含む10人が殺された。軍は24時間でガザ地区に30回以上の空爆を行い、70人
以上が死亡した。

◆1/3(金) イスラエル軍のガザ空爆で90人死亡…病院閉鎖や乳児の凍死相次ぎ、
難民キャンプも被害広がる(読売新聞オンライン)
 軍は2日、ガザ各地を攻撃し、子どもを含む90人が死亡した。ガザでは病院の機能
停止や乳児の凍死が相次ぎ、人道危機が深刻化している。
 停戦交渉に関し、ネタニヤフ首相は、対外情報機関モサドなどからなる代表団の派
遣を承認、代表団は3日にカタールを訪問。一方、前立腺摘出の手術でエルサレムの
病院に入院していたネタニヤフ首相は2日、退院した。

◆1/3(金) ガザの乳児、年末の1週間で6人凍死…寒さの中テント生活・毛布や粉
ミルクも不足(読売新聞オンライン) 
 ガザ中部ディール・アルバラハの難民キャンプで12月30日、生後3週間のアリ・ア
ルバトランちゃんは低体温症で病院に運ばれ、息を引き取った。双子の兄弟のジュマ
ーちゃんは前日にテント内で凍死した。ガザでは寒い日が続き、毛布や粉ミルクも不
足している。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の清田明宏保健局長は
「停戦が見通せない中、希望を途絶えさせないための援助が今一番必要だ」と述べた

◆1/3(金) ガザへの空爆で68人死亡 避難区域にも攻撃、国連機関が非難(朝日新聞
デジタル) 
 2日、軍が避難区域に指定している南部マワシを含む各地に空爆があり、68人が死
亡した。ハマスの司令所を攻撃したと主張しているが、テントにいた避難民らが死亡
し、子どもも含まれる。マワシは2023年12月に軍が避難区域に指定。国連パレスチナ
難民救済事業機関(UNRWA)は2日、人道区域(避難区域)は存在しないと批判した。
約1週間に7人の子どもが寒さで亡くなった。国連児童基金(ユニセフ)中東・北アフ
リカ地域事務所も3日、「子どもたちを爆弾、寒さ、病気、飢えから守れる場所がな
い」と訴えた。
 ネタニヤフ首相は2日、停戦と人質解放をめぐる交渉を継続することを承認。代表
団がカタールに向けて出発した。(

◆1/3(金) ガザ地区 人道エリア含む各地にイスラエル軍空爆 43人以上死亡(NH
K)
 2日、住民の避難先として指定された「人道エリア」を含む各地への軍の攻撃で43
人が死亡した。人道エリア」への空爆で女性や子どもを含む11人が死亡した。ハンユ
ニスでは地区当局の建物も攻撃を受け、NHKのガザ事務所が病院で撮影した映像では
、けが人が次々と運ばれてくる様子が写っている。ガザ地区の各地での軍の空爆で43
人が死亡した。ハマスの代表団が人質の解放と停戦に向けた交渉前進のため、1日、
エジプトを訪れた。人質の解放のあり方などを巡る双方の立場の隔たりから交渉は行
き詰まっているとも伝えられ、停戦が実現するか見通せない。

◆1/3(金) 爆撃、飢えに続いて襲いかかる寒さ 戦火の下で試練の冬を迎えたガザ
の人々(産経新聞) 
軍は食料など支援物資の流入も制限し、住民の暮らしは厳しくなるばかりで、赤ちゃ
んが寒さに耐えられず死亡する事例も増えてきた。新年を祝う雰囲気とはほど遠い。
 ■ 支援物資が全く足りない 昨年12月上旬、カイロに住む30代女性の交流サイト
(SNS)にハンユニスにいる女性から「助けて」「支援物資が全く足りない」「わず
かに届く食料も大半が腐っている。軍が検査に時間をかけている」と届いた。軍は昨
年5月、ラファのの境界地帯を掌握し、入域する物資が減った。昨年10月、ジャバリ
ヤなどを封鎖し、攻撃を強化。食料搬入も遮断され、住民多数が南部などに避難。昨
年後半からは支援物資を積んだトラックが武装集団に襲撃される事件が相次ぐ。デー
ルバラハの男性(51)は、衣類や小麦粉、砂糖などが高騰し住民には手が出ないと窮
状を語った。軍は2日、ガザ各地を攻撃し、民間人ら80人以上が死亡。
 ■ 低体温症で赤ちゃん死亡 夜の気温は摂氏7度前後まで下がり、爆撃や飢えに
おびえる人々に寒さが襲いかかる。昨年12月31日、2週間でテントなどで赤ちゃん6人
が低体温症で死亡した。生後約20日でわが子を亡くした女性は「妊娠したと分かった
とき生まれたらどうやって服を確保しようかと考えた」と訴えた。ガザでは昨年11月
、土砂降りの雨で数千人分のテントや寝具が押し流された。軍の度重なる避難指示で
居場所を転々とし、家財道具や貴重品を手放し、十分な防寒具がない。国連パレスチ
ナ難民救済事業機関(UNRWA)は昨年末、ガザでは1万4500人の子供が死亡し、1時間
に子供1人が死亡しているとした。

◆1/3(金) イスラエルが空爆、ガザ警察トップら11人死亡(CNN)
 ガザの内務省はイスラエルが警察トップ)や警察指揮評議会のメンバーを殺害した
と非難した。軍の攻撃はガザの法の基盤を徐々に崩壊させている。
重装備のイスラエル軍兵士がいることで救援活動が妨げられてきた。そうした中で警
察は人道支援物資の安全な運搬において重要な役割を果たしてきた。

◆1/3(金) パレスチナの7歳児が地雷を踏んで爆死…村隣接のイスラエル軍事訓練
地帯、標識も柵もなし(読売新聞オンライン) 
 昨年12月21日朝9時頃、ベツレヘム近郊のラシャイダ村で羊飼いのヤセル・ラシャ
イダさん(36)が家の裏山で羊を放牧していると、数百メートル離れた谷から爆音が
響き、砂ぼこりが舞い上がった。息子と娘は見えるが、もう1人の息子のムハンマド
君(7)の姿が見えない。2人の子は泣き叫ぶばかり。駆け寄ると、ムハンマド君の
体はバラバラになって地面に飛び散っていた。
 人口約1500人の村は牧畜とイスラエルへの出稼ぎで生計を立ててきた。1967年の第
3次中東戦争で、村に隣接する約8平方kmの土地は軍事訓練地としてイスラエルに占領
された。以来、軍は実弾の発射訓練を行い、多数の地雷を埋めた。今でも訓練地とし
て使われている。周囲に地雷への注意を促す標識や柵はなく、村人は羊の放牧で出入
りする。村では2000年以降、地雷で7人が死亡、200人が負傷した。1967年以降、西岸
では約250人が地雷で死亡している。
 村は、自治政府を通してイスラエル政府に地雷の撤去を求めているが、「軍事訓練
地だ」として応じないという。村は4か所のイスラエル人入植地に囲まれており、村
人たちは「入植者が我々の土地を取り上げるため、わざと地雷を撤去しないのではな
いか」と疑う。

◆1/3(金) ガザ停戦交渉再開へ(時事通信) 
 停戦と人質解放の交渉に当たるイスラエルの代表団が仲介国のカタールに向けて出
発した。イスラエルは2024年12月下旬、ハマスとの間接交渉が行われていたドーハか
ら代表団を引き揚げたが、復帰により交渉は再開するとみられる。 

◆1/3(金) イスラエル 人質解放と停戦の協議再開へ 仲介国に代表団派遣へ(NH
K) 
 軍はガザ地区で激しい攻撃を続け、2日の攻撃で74人が死亡し、3日も相次ぐ空爆で
12人が死亡した。イスラエル首相府は2日夜、人質の解放と停戦に向けたハマスとの
協議を再開させるとして仲介国のカタールに代表団を派遣すると発表した。ハマス幹
部は停滞してきた協議が再開されるとの考えを示した。

◆1/3(金) イスラエル、イランに強硬 次期米政権の支持期待 25年の中東情勢(時
事通信) 
 停戦に至らないのは、「ハマス壊滅」を目標とするイスラエルと、組織の存続を前
提に恒久停戦を求めるハマスとの溝が埋まらないためだ。トランプ次期米大統領は24
年12月、就任までにハマスが拘束する人質の解放が実現しなければ「(ハマスは)地
獄を見る」と発言した。イスラエル高官は「型破り」な作戦を行えると表明、カッツ
国防相は1日、人質解放までハマス攻撃を激化すると警告した。
 イランは核兵器開発で体制の存続を図ろうとする可能性がある。トランプ氏は1期
目、イランという「共通の敵」を包囲する目標で、イスラエルとアラブ首長国連邦(
UAE)などとの国交正常化を仲介した。サウジはガザで戦闘が続く状況ではイスラエ
ルの思惑を実現するのは容易でない。 

◆1/3(金) 〈シリア・アサド政権崩壊の勝者と敗者は?〉混迷深まる中東で2025年
、各国どう動くか(Wedge・ウェッジ) )
① 台風の目・トランプ米大統領はシリアを切り捨てる考え。厄介事には手を染めな
い。約2000人の米軍シリア駐留はイスラム国(IS)から石油資源を守り、イラン革命
防衛隊監視が目的だがイランは部隊を撤収した。トランプ氏のIS掃討後の米軍撤退は
国防総省の反対で900人の残留を認めた。今回はすぐに撤退というが、大きな批判が
出るのは間違いない。さらにイラクの約2500人の米軍が2026年までには撤退する計画
だ。米部隊が撤退すれば、ISの台頭や内紛の歯止めを失い、混迷が深まる恐れが強い

② もう一つの焦点はアラブ世界の支持。ジャウラニ氏は暫定政府を近い人物で固め
、数十に上る反体制派の武装組織を国防省に統合、スーツの着用。シリア国内の政治
的安定が最優先。ダマスカスなどで治安部隊と前政権支持者のデモ隊が衝突、北部で
はトルコに支援された「シリア国民軍」(SNA)と米国が後ろ盾となっているクルド
人民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が激戦を展開するなど国内の反目は依然収まっ
ていない。トルコ、ヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)などアラブ世界
から復興援助を受けられるかは、石油大国サウジアラビアの支持を獲得できるかが大
きなカギに。
③ イスラエルは、占領地ゴラン高原で、停戦協定を反故にし国連監視の非武装地帯
(DMZ)を掌握し、シリア領内に進軍。ダマスカスを望むヘルモン山の山頂の一部も
制圧した。首相は12月17日、山頂のシリア側に立ち、安全が保障されるまでイスラエ
ル軍がこの場所に駐留すると言明した。
④ シリア政変の「最大の敗者」はイラン。イラン国内のエネルギー危機が深刻化。
発電所17カ所が停止、工場の生産能力も最大50%も落ち込んでいる。電力カットにあ
えいでいる。国際原子力機関(IAEA)はイランが濃縮度を60%に高めたウランの生産
ペースを7倍以上に加速と警告。イランの濃縮ウランの貯蔵は核爆弾4個を製造できる
量に達している。