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ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

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◆ひかるの呟き◆11/19

2024-11-30 23:39:41 | 日記

ガザで援助食料を運搬するトラックが強奪された。以前から、この国連の援助食糧トラックを襲撃する事件が何度も報道されていたが、今回の強盗事件は規模が大きい。
一体、だれが国連援助食糧をトラックごと強奪するのか。ニュースではギャング集団が指摘されている。イスラエルの攻撃で家族の命を、生活を守ることができず、人間としての誇りと尊厳を奪われた人たちがギャングに身を落としているのだろう。さらに、この強奪した援助食糧を、日本の戦後の闇市のように、スークに持ち込む悪徳商人がいる。弱みに付け込み、高額で売りつけ、肥え太っている悪徳商人だ。
国際的援助を受け取ることができないガザの大半の人々は、一日中、足を棒にしながら、スークで食べ物を探している。悪徳商人が、弱みに付け込み、法外な値段で売りつける。
それでも買えればいいのだが。友人の息子たちが、スークを歩き回って、ようやく手に入れたのはコメだ。食事はコメだけ。わずかに香辛料で色がついていた。肉も野菜もない。コメだけだ。
スークで、警察が悪徳商人を取り締まったと聞いたが、問題が解決するわけではない。問題の根っこはイスラエルだ。アメリカ・バイデン政権が騒いでみせれば、ネタニヤフは新しい検問所の開設や搬入トラックを新たに許可したなどという。
ニュースにあるように、新しいトラック経路をイスラエルが指示し、あたかも打ち合わせでもされたがごとく、109台のトラックが襲撃され、98台が奪われたという。また、検問を通過させたのに援助食糧がガザ側に放置されているとイスラエルは言う。
問題は安全が確保できないことだ。その安全を牛耳っているのがイスラエルだ。イスラエルの人々は、軍は人道的に措置しているのに、ガザの人たちや国連が「だらしがない」と納得するのだろう。
これにハマスも加わる。兵士たちに食料を、給料を配給するために、援助トラックを強奪すると聞く。飢餓に苦しむガザの人々に分けるのでないから、ハマスの大義も消える。
国際社会はアメリカでも、ヨーロッパでも、日本でもガザの飢餓の現実を見ようとしない。
止めきれない私たちも同罪と言われても返す言葉がない。
飢餓を止めるために、これ以上犠牲者が出ないように、何かを始めよう。今力になるのは、ガザの人たちに直接届くお金だと思う。そして一刻も早い停戦だ。


援助食料を強奪するのはギャング、悪徳商人そしてハマス それらがイス ラエルの掌の上で踊らされている 観客は国際社会と私たち

2024-11-30 23:37:06 | 日記

◆◆11/19記事◆◆

 

◆11/19(火) ガザで食料援助トラック強奪被害、100台近く 国連機関が明らかに(ロイター) 
 食料を積んだ100台近いトラックが、16日にガザに入った後に強奪された。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)と国連世界食糧計画(WFP)の食料輸送車列は、ケレムシャローム検問所から不慣れなルートで急遽出発するようイスラエルから指示された。トラック109台のうち98台が襲撃され、輸送員が負傷した。援助物資略奪を阻止しなければ、深刻な食料不足は悪化し、人道援助に頼っている200万人以上の命が危険にさらされる。ハマスのTVチャンネル「アルアクサ」は援助トラック強盗の20人以上のギャングメンバーを、ハマス治安部隊と部族委員会が殺害したと伝えた。
また、強盗に手を貸した者は、捕え「鉄拳」で処分するとしている。WFPはガザの多くのルートは現在、治安上の問題で通行不可能だとした。

◆11/19(火) 支援物資積んだトラック約100台略奪 ガザで深刻さ増す食料不足(毎日新聞) 
 国連人道問題調整事務所は、ガザでは人口の9割以上が深刻な食料不安に直面し、5万人超の子供が急性栄養失調で治療が必要だという。 UNRWAは「イスラエル当局は、人々の基本的なニーズを満たすために、支援を安全に届けるという国際法上の義務を無視し続けている」と批判した。

◆11/19(火) EU外相、ガザ巡るイスラエルとの対話凍結提案を拒否(ロイター) 
 欧州連合(EU)外相会合は18日、イスラエルとの政治対話を停止する提案を拒否した。同案はガザにおける国際人道法違反とガザでの人権侵害を懸念し、EU外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が提出した。加盟国の大半は、イスラエルとの外交的、政治的関係を継続する方がはるかに良いと考えている。ポーランドのシコルスキ外相は「ガザで悲劇的な事件が起き、多数の民間人が犠牲になっていることは承知しているが、現在の暴力の連鎖を誰が始めたのかを忘れてはいない」と語った。

◆11/19(火) 米政府、トルコにハマス指導者受け入れないよう警告(ロイター) 
 ハマスの一部指導者がカタールからトルコに拠点を移したという報道について、米国務省のミラー報道官は、米政府はトルコ政府に対して、ハマスとはもう正常な関係を維持できない、ハマスの一部指導者は米国で訴追され、引き渡される必要がある、テロ組織の指導者たちが安閑と暮らすべきでないと強調した。トルコは18日、ハマスが政治活動拠点をトルコに移動させたとの報道を否定し、ハマスのメンバーは時折トルコを訪れているだけだとした。カタール政府は、ハマスに国外へ退去するよう伝え
たとの報道は正確ではないとしている。
  
◆11/19(火) イスラエルへの武器売却、米上院が一部阻止する措置を20日採決(ロイター)
 サンダース上院議員(無所属・民主会派)が「不承認決議案」を提出。民主党のジェフ・マークリー上院議員、ピーター・ウェルチ上院議員と共同提出の2つの決議案は、120ミリ迫撃砲弾、無誘導爆弾に取り付けて精密誘導をできるようにする装置「JDAM」の売却を停止するもの。民主党のブライアン・シャッツ上院議員が提案した3つ目の決議案は戦車砲弾の売却を阻止する内容。可決の可能性は低いが、イスラ
エル政府やバイデン政権がガザの民間人保護に取り組むよう促すためのもの。サンダス氏は「この戦争は米国の兵器と180億ドルの税金で遂行され、イスラエルは米国が提供した2000ポンド爆弾を混雑した地域に投下し、少数のハマス戦闘員を排除するために何百人もの民間人を殺害し、民間人と戦闘員を区別する努力をしていない」「こうした行動は不道徳で違法だ」と批判した。

【(追加 11/13(水) バイデン政権は最後に飢餓直前のガザを見捨て、人道支援よりイスラエルへの武器輸出を優先した(ニューズウィーク日本版)  
1カ月以上、食糧供給が途絶えているガザ北部では、イスラエル軍が援助を許可したにもかかわらず、国連は、援助物資の大半を届けることができなかったと報告した。ガザでは報道機関の取材を軍が認めていないため実態はわかりにくいが、この地域の混乱と軍による制限が支援物資の配給を妨げたようだ。ガザ南部では、援助物資を積んだ何百台ものトラックが立ち往生している。国連によれば、略奪や無法行為の脅威など治安上の懸念や、軍による制限のため、物資の運搬と分配ができない状態だ。

◆11/19(火) ヒズボラ、停戦案に同意か 米特使「決断の時」 (時事通信) 
 ホックスティーン米特使は19日、レバノンを訪問してベリ氏と会談し、「決断の時だ」「(停戦の)チャンスがあり、手の届くところにある」と語った。同氏はイスラエルも訪問するとみられる。

◆11/19(火) ヒズボラ「停戦案に同意」 米特使レバノン入り イスラエル首相、イラン核施設攻撃と言明(産経新聞) 
 18日、レバノン政府とヒズボラはバイデン米政権が提示した停戦案に同意したと米側に書面で回答した。停戦の成否はイスラエル次第。ネタニヤフ首相は18日に国会で演説し、10月下旬に行ったイランへの軍事攻撃で核開発の関連施設を攻撃したことを明らかにした。攻撃により弾道ミサイルや、長距離弾道ミサイルに使用する固形燃料の製造能力も低下させたと述べた。また、米政権がガザなどの戦闘で、しばしば攻撃に反対したり懸念を示したりしたと述べて批判した。

◆11/19(火) ヒズボラ側、米停戦案に同意か イスラエルの出方焦点(時事通信) 
 ヒズボラから交渉を委託されたベリ国民議会(国会)議長の側近は、レバノンが18日に駐レバノン米大使に対し、文書で回答したと述べた。イスラエルは停戦後も、必要ならヒズボラへの軍事作戦を実行できる保証を要求しており、停戦へのハードルは高い。 

◆11/19(火) レバノン停戦後でも作戦実施 ヒズボラ再建阻止で イスラエル首相(時事通信) 
 ネタニヤフ首相は18日、国会で演説し、ヒズボラとの戦闘を巡り、停戦が実現してもヒズボラの立て直しを防ぐためであれば軍事作戦を実行するとした。


◆ひかるの呟き◆11/18

2024-11-21 14:48:05 | 日記

イスラエルはガザ全域への攻撃を強めている。北部はジャバリヤからベイトラヒヤに、ガザ住民を包囲・殲滅する軍事作戦を強化している。同時にガザ中部、南部への攻撃も続けている。援助物資を受け取ろうとした人々をドローンで攻撃している。誤ってではあるまい。民間人とわかって攻撃している。なぜこんなことが止められないのか。
カタールを追放されたハマス政治指導部が、どこに拠点を移すのかも注目されているようだ。政治指導部がガザを出て、比較的安全な国外で活動することを批判する気はない。だが、わが身の比較的安全さを、何のために確保し活動するのか。その原点はガザの人々が自分の生まれた土地で生きていくこと、この当たり前のことを実現するためではないのか。
イスラエルの占領・封鎖を終わらせるためではないのか。
ハマスはこのガザで生活する人々に支えられて、初めて存在する価値があるのではないか。ガザの人々の生命、人間的尊厳の維持に目的があるのではないか。それを失ってしまってはならない。だが、現状はそれが逆転してはいないか。ハマスは、まずはガザの人々の命を守るために、停戦の実現に全力をかけるべきではないのか。


ガザ全域での空爆は依然として続いている 援助物資を受け取る列をドローンで攻撃

2024-11-21 14:03:03 | 日記

◆◆11/18記事◆◆

 

◆1/18(月) イスラエル軍、ガザ攻撃の手緩めず 60人死亡、不明者も多数(AFP=時事)
 軍はハマスの立て直しを阻止するために先月6日、ガザ北部ジャバリアで空・陸からの作戦を開始。作戦範囲は、隣接するベイトラヒヤまで拡大している。17日、軍がベイトラヒヤにある5階建ての集合住宅を空爆し、子どもを含む34人が死亡、数十人が行方不明になっている。周辺ではバックパックを背負って避難する多数の住民の姿が見られ、その1人は「イスラエル軍は家屋を爆撃した。ベイトラヒヤは完全に破壊された」と話した。ガザ中部への攻撃でも15人、南部ラファでは5人が死亡した。南部ハンユニスでは、ドローンが援助物資を受け取ろうとしていた非武装の民間人を攻撃し、6人が死亡した。

◆11/18(月) ハマス幹部らトルコ滞在 カタール「追放」で拠点づくりか 報道(時事通信) 
 米国はハマスが停戦案を繰り返し拒否したとして、カタール政府に対し、ハマスが滞在することは許されないと伝え、カタールは受け入れた。エルドアン政権は昨年10月の戦闘開始以降、ハマス寄りの姿勢を鮮明にしている。ただ、トルコは18日、ハマスが々トルに拠点を移したという事実はないという。

◆11/18(月) イスラエル政府機の領空通過拒否 大統領が搭乗予定 トルコ(時事通信) 
 イスラエルのヘルツォグ大統領がアゼルバイジャンの首都バクーで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に出席するため搭乗を予定していた同国政府専用機のトルコ領空通過を、トルコ政府が拒否した。エルドアン大統領は、イスラエルと「関係を断ち切った」としている。 

◆11/18(月)  ヒズボラ報道官をイスラエル軍が殺害 米特使19日にレバノン訪問 ガザは70人超死亡か(産経新聞) 
 軍は17日、首都ベイルートのビルを爆撃し、ヒズボラのナスララ師の報道担当顧問を長く務めたムハンマド・アフィフ報道官を殺害した。停戦を仲介するバイデン米政権のホックスティーン特使が19日にレバノンを訪問する。

◆11/18(月) レバノン南部に砲撃部隊投入か 空爆でヒズボラ報道責任者死亡 イスラエル(時事通信) 
 軍が16日夜から17日未明にかけてレバノン南部に砲撃部隊を投入した。機動部隊への全面的な援護が目的という。9月末に地上侵攻を開始して以降、砲撃部隊をレバノンに配備するのは初めてとなる。17日、米国が示したレバノン停戦案に関し、ヒズボラが「前向きな回答」を行った。

◆11/18(月) イスラエルGDP、第3四半期は3.8%増に回復 予想上回る(ロイター) 
 イスラエルの第3・四半期の国内総生産(GDP)は予想を上回り前期比年率3.8%増。
昨年10月以来の低迷に一定の回復が見られた。1人当たりのGDPは2.6%増、第2・四半期のGDP伸び率は年率0.3%。成長全体を押し上げたのは個人消費、住宅など固定資産投資、輸出で、政府支出の10.8%減を相殺した。9月インフレ率は3.5%、年間目標1〜3%で。急加速した原因は戦争関連の供給問題がある。


◆ひかるの呟き◆11/17

2024-11-20 15:16:59 | 日記

カタールは、当事者の真剣で熱心な交渉姿勢がないことを理由に、交渉から離脱した。カタールの批判は政治的思惑に満ちたものだが、それでも世界に向かって、その無関心を批判している。私に、停戦を求める声と行動に熱心さと真剣さを求めている。
現実は,、停戦交渉は止まったままだ。ガザの住民は真剣に必死に停戦を求めている。福岡市で闘病中の友人のガザに住む家族とようやく繋がった。ガザの家族は、停戦を望む声を出す気力も余裕もない。ガザはどう?との控えめの問いに、「ガザはいつもどおりだよ」と言葉少なに返事が返ってくる。この一年一か月「いつもどおり」ミサイルと砲弾でガザの人々は殺されていている。こんな日常をジェノサイドと言うのではないか。
どこかの学者が机の上で、ジェノサイドだと規定し批判することほど、空しいことはない。ローマ教皇が著書でジェノサイドか否かの調査を求めたという。世界に大きな影響力がある発言に水を差すつもりはないが、調査を求めるなどという生ぬるい表現には愕然とする。
ガザでは今日も「いつもどおり」ミサイルと砲撃が降り注ぎ、逃げ出す先もない完全に封鎖された場所で、武器も持たない人々が、殺害される危険に晒されている。現時点で、判明しているだけでも、4万3846人が殺された。
ジェノサイドだからやめろ、ではあるまい。理屈抜きに、一刻も早く、停戦を実現しなければならない。停戦に、これ以上の犠牲者を出さないことに何の理屈もいらない。9月の初旬には、イスラエルの人質家族をはじめ、思いは違っても、停戦を求め全土を揺るがすデモが広がった。それは今も続いている。この人たちと繋がれば戦争を止めることができるのではないだろうか。