大野クローバー幼稚園日記

課外教室について

先日の保護者会総会で、課外教室に関するアンケートを致しました。現在回収・集計中ですが、保護者の方から次のようなご意見をいただきましたので、ご紹介いたします。



『幼児は色々な可能性を持っています。課外教室として挙げて頂いた内容は、子どもたちが興味を持つように積極的に毎日の保育に取り入れて頂き、もし子どもが特定の内容に興味を示したら、レベルを引き上げるための相談に乗って頂きたいというのが本音です。
また、課外教室の対象が在園児に限らず卒園児や兄弟も対象として頂けるのであれば、それに見合ったレベルのクラスも必要となってきます』



ありがとうございました。様々なご家庭の事情があり、すべての園児が課外教室に参加できるものではありませんが、保護者のニーズが多ければそれに可能な限りお応えしていくのが、私たちの責務でもあります。

課外教室の候補として挙げたものはいずれも幼稚園教育と連動していくもの、発展していくものと考えています。たとえば、「そろばん学習」そのものをいきなり幼稚園のカリキュラムの中に組み込んでいくことは難しい(同じクラスでも理解力の差が大きいため)ので、さらに研究を重ねる必要がありますが、子どもたちが園での生活の中で自然に触れる「数」の概念や数遊びは、「そろばん学習」につながっていきます。
同様に、「言葉・文字」は「書写書道」、「Play With English」は「英語(英会話)」に、音楽的な活動、絵画・造形的な活動、体育活動は、それぞれの専門的な分野につながっていくものです。

しかし、ここで大切なことは、幼稚園の生活のなかで行われる様々な活動は、知識や技能を教え込むために行われるものではないということです。保護者会総会の際に、保育方針説明のなかでご案内したように、幼児期に育てたいことは、「人と関わる力」「自ら考え行動する力」「自分や人を大切にする力」「乗り越える力」「協同する力」であり、様々な体験を通して心を動かし、興味・関心を育て、「知的好奇心」「意欲」を持って、小学校以降の「学び」を発展させていくことです。

園での活動を通し、そういった専門的な分野に興味を持ったのなら、課外教室でその世界を広めていくことも素晴らしいことだと思います。その際、課外教室が園内で開かれ、保育終了後に参加できたら園児や保護者の方にとっても便利ですよね。
また、卒園した後も園内で、あるいはお住まいの地域で継続して参加して頂けるようなシステムも必要になってくると考えています。
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