どんな座布団でも、三縁に縫い目があって
要するに、布を柏餅みたいに織って
中に餡子じゃなくて、綿を入れて縫い合わて作るわけだ。
この縫い目の無い縁が座布団の正面になるということだ。
車で言えば、ヘッドライトのある方な。(これは蛇足)
お客様に座布団を出すときには、
縫い目の無い縁、座布団の正面をこちら側に向けて置く。
自分の座布団も縫い目の無い縁を相手に向けて置く
これはお互いに、縁が切れないようにという意味があるのだ、という。
ただし、柳家権太楼が落語の枕で言っていたことなので
どうかな。
こういうことには、うるさい世界の人なので、多分、本当だろう。
注意点として、さっそく座布団を調べようという方は
座布団本体と、座布団カバーは別物であることに留意されたし。