群馬県藤岡市鬼石の On y va!(おにヴぁ)の日記

10月5日(月)~11月21日(土)までつまみ細工展示会『心を寄せるもの』開催中

小さな作家さん

2009-05-09 01:36:43 | 日記
最近よく来店してくださる女の子たちがいます。

いつも仲良し2人組のその女の子は小学6年生。

羊毛の作品作りにとても熱心で、お小遣いで材料を買ってくださいます。


つい昨日のこと、「上手に作れたら、お店で作品を売ってくれますか?」。

その眼差しはとても真剣でした。


これは適当な答え方ではいけないと、商品として販売するためには

手作りについてもっと勉強する必要のあること、

購入してくれるお客様に対して責任がもてるようにならなければいけないこと、

など、少し難しいようにも思いましたが話をしました。

最初は自分たちが好きで作ったものが売れてお金になれば

こんないいことはないよね~・・・と話していた彼女たちでしたが・・・


そして今日は、自分たちのお店が持てるようになりたいと、夢を話に来てくれました。

きっと、あれから2人は、どうしたら自分たちのお店がもてるかと

学校で、登下校の道々で、いろいろと思案したのではないでしょうか?

簡単なことじゃないんだとも思ったのでしょうね。


公民館にいって手芸の本を借りてもちんぷんかんぷんなので教えて欲しい・・・とか

どんなお店にいったら、もっと勉強になるか・・・とか。

16日のイベントには羊毛の作家さんがくるのだから、バスで行こう・・・とか。


少し手芸屋さんにお勤めして、いろいろ勉強するのもいいんじゃない?

なんて、小学生との会話とは思えない私。

そうだよね、お金も貯めないといけないし。

さらにその上を行く6年生。


やりたいことの見つけられない子が少なくない今の世の中、

こんなに夢中になれることがあるこの子たちはなんて幸せだろう思いました。


学校のお勉強がおろそかになったら、きっとお父さん、お母さんに

そんなことばかりに夢中になっているからよ・・・と言われると悲しいから、

好きなことを続けるためにも学校の勉強もがんばって!!

そんなアドバイスに、そう思うと出来そう・・・なんて言ってくれました。


小さな町から小さな作家さんの誕生です。