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晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

七つ道具

2006-02-07 | ノンセクション
楽しい時間が明けたら、仕事をしなくちゃならないのが貧乏リーマンの運命(さだめ)。
昨日のTV番組のように、美女をはべらして地中海をクルーズ、なんてことは
今夜の夢だけにしておこう。

さて電卓。
リーマンにはきっても切れない小道具。
電卓はSHARP製に限るね。
海外メーカのものはもとより、国内メーカ(今はほとんど残ってないけど)でも
飛びぬけて使いやすい。
『機能が充実』とか『表示が見やすい』とかいうことじゃないの。
とにかくボタンが押しやすい。

機能なんて、ほとんど和と積しか使わないんで、それほど重要じゃない。
どうしてもそういう計算が必要なら、パソコンか関数電卓を使うから。

簡単な計算を速く正確に行うためには、とにかくボタンが重要。
昔、同僚のCAN○N(あ、伏字になってないや;汗)を借りたことがあったが
ミスタッチの連続で、表示と首っ引きでボタンを押していかなければならなかった。
その点SHARPの電卓は、資料を見ながらブラインドでポコポコ打っても
まず間違えない。
"慣れ"と言われればそれまでだが、それがそうでもない部分がちょっとだけある。
そのへんのこだわりをちょっとだけ語ります。

まず、『同時押しができる』こと。
日常電卓を使っているリーマンのほとんどが、親指・人差し指・中指・(薬指)の
3本ないし4本でボタンを押しているはずだ。
叩くスピードが上がっていくと、一つキーが戻りきる前に次のキーを叩き始めている。
これはPCのキーボードでもいえることだと思う。
電卓によっては、この戻りきる前のキー操作が無効になるアホなものがあるのだ。
例えば、『12345』とすばやく押すと、『1』しか入力を受けつけない。
これでは仕事にならない。
この同時押しへの対応がSHARPがもっともいい塩梅なのだ。

また、ボタンの重さとストロークが絶妙なのだ。
電卓の中には、ボタンがやたらと重いものがあるが、これは言ってしまえばトーシロ用。
10桁仕様の家計簿でもつけるモノにはいいが、12桁以上のプロ仕様には
ボタンの重さは触れた程度で押せるぐらいがいい。
まさにゴルゴ13のいう『フェザータッチ』だ。
かといって、まったくストロークもせずにボタンを受け付けてしまうのでは
話にならない。
大きなストロークで軽いボタン、これがプロ仕様。
もっとも私の電卓は、さらに使い込むことによって、ボタンがヘタってしまっていて
スーパーフェザータッチとなっており、トーシロが使おうとしようものなら、
『ボタンの数字が見えない、数字が勝手に増えていく』というようなものだ。
ふっ...あまちゃんめ...プロの世界に首を突っ込むのは10年早いぜ。
そろばん3級とってから出直しナ。~ーv(ー。ー)


...というのは今は昔の話。
何でも安けりゃいいやのこの時代、プロ使用の電卓もどんどん安くなった。
それに伴って品質もかなり低下しているのだ。
SHARP製ですらいじってみると、『なんとちゃっちい!』と
声が出てしまうほどボタンの感触が情けなくなっている。
しばらくはこの愛用の電卓を使っていくつもりだが、これが壊れたらどうしよう?


よくTVで『日本最後のナントカの職人です』などとやっているが、
それと同じで『これが最後のプロ用の電卓です』と放送される日が近いのかも知れぬ。
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