フーコーのビオ・ポリティック

Michel Foucault)(1926.10.15~1984.6.25)

「世界史の構造」を読む

2010-07-31 13:31:52 | 日記
「世界史の構造」を読む『世界共和国へ』を読む
6月22日(火)

朝11時半起床。酣酔し、完睡。反省! 1時に神保町。 柄谷行人さんの 『世界共和国へ』(岩波新書)を読む。この3年間で、3度目になるが、深い思索から導き出された、資本・ネイション・国家に関する分析は、他に類を見ない。佐藤優さんが、100年は輝き続ける理論と語ったことの意味が分かる。

「国民という主体は、絶対主義王権に服従する臣下として形成された」 
「議会制民主主義とは、実質的に、官僚あるいはそれに類する者たちが立案したことを、国民が自分で決めたかのように思いこむようにする、手の込んだ手続き」
「ネーションとは、商品交換の経済によって解体されていった共同体の『想像的』な回復」
「フランス革命で唱えられた、自由・平等・友愛は、三つの交換様式を示すもの。すなわち、自由は市場経済での商品交換、平等は国家による再配分、友愛は互酬。それらは、資本=ネーション=国家に帰結するものだった」

8時に、事務所を退出。スーパーによって食材を仕入れ、9時に帰宅。 『週刊金曜日』のIさんの容態が安定した事を知り、胸を撫で下ろす。ニュース&スポーツを見て、11時からW杯 フランスvs南アフリカ戦。賭けているフランスのやる気のなさに苛立ちながら、2時に就寝。



author : 小林 健治 | 読書 | 00:41 |
2010.06.20 Sunday
『小沢革命政権で日本を救え』を読む
6月20日(日)

朝10時起床。朝日新聞もサンケイスポーツもテレビも、サッカー一色だ。次のデンマーク戦に勝つか、引き分ければ、決勝リーグ出場が決まる。しかし、25日(金)の午前3時半キックオフはきつい。終了時間は朝の5時半頃となり、当日は仕事にならないだろう。今のところ、夜に親しい編集者と著者との、無茶苦茶面白くなりそうな食事会が、入っているだけで、昼間に予定はない。 30年ぐらい前に、W杯開催中は、イタリアなどラテン系諸国の役所は、特に自国チーム戦の時は、職員が出勤しないので、自然に休みになるという新聞記事を読んだ記憶があるが、今はどうなのだろうか。 佐藤優さんと副島隆彦さんの対談本 『小沢革命政権で日本を救え』(日本文芸社)を読み終える。世間では、謀略史観家と思われている副島さんと、インテリジェンスのプロ佐藤さんという異色の組み合わせだが、内容は凄いの一言。一見すると、トンデモ本と間違われそうだが、まさにそこにこの本の狙いがある。新聞や雑誌に書くことのできない、ディープな情報をさりげなく会話の中に埋め込んでいる。眼光紙背に徹して読めば、危険なメッセージが浮かび上がってくる。 夕方から、1時間かけて部屋の大掃除。 ヒレかつ定食で夕飯を済ませて、ひと寝入り。 8時過ぎに、息子夫婦に会い、父の日のプレゼント・外国産ビールを貰う。お返しに、巨人戦のチケットを渡す。 9時から、筋力トレーニングとストレッチ1時間。風呂に入り、サッパリして、W杯・イタリアvs ニュージーランド戦。迫力あるゲームだったが、引き分けにも拘らず、イタリアは負けたような雰囲気。 ヘアーカットして、2時に就寝。
author : 小林 健治 | 読書 | 01:29 |
2010.06.01 Tuesday
『電子書籍の衝撃』の衝撃
6月1日(火)

朝9時起床。湯河原で買った金眼鯛の開きで、朝食。11時に神保町。「差別語と表現」関係本の追加原稿と校正。4時に終える。 『電子書籍の衝撃』(佐々木俊尚著)の残り半分を読む。確かに衝撃的な内容で、とくに業界人は、読まねば時代に取り残される。どうして本が売れなくなったかについて、著者は言う。
     「私は、それは若者の文字離れが原因でもなければ、本というコンテンツそのものの問題でもなく、徹底的に流通構造の問題であると見ています。本というコンテンツを流通させるプラットホ
      ームが、いまの日本では恐ろしいほどに劣化してしまっているから、本は売れなくなってしまっているのです。」
出版業界の実態を分析した上での、鋭い指摘だ。本が売れないのは、インターネットや携帯の普及という、外部要因ではなく、時代遅れとなった業界の、構造上の問題だという批判は、手厳しいが、的を射ている。確かに、アメリカでは本の売上は、伸びている。 7時に事務所を退出し、帰宅。鯵の開きで、簡単な夕食。ニュースは、鳩山首相の去就を巡って喧しい。政治部上がりの評論家が、したり顔で論評しているが、その前に、自民党政権下で官邸機密費を貰ったのかどうか、ハッキリしろと言いたい。今のところ、東京新聞の政治部長上がりの局長以外、口を閉ざしている。明日大井競馬場で行われる、東京ダービー(GⅠ 1着賞金・4500万円)の検討。16頭立てだが、実質5頭、もっと絞れば、3頭立てのレースだ。人気だが、4枠8番・マカニビスティー、2枠3番・マグニフィカ、1枠2番・シーズザゴールドの3頭に、9番と12番の馬を加えれば、間違いなく的中する。後は、投資配分の問題だけだ。中央の負けを、少しは取り戻せそうだ。スポーツニュースを見て、12時半に就寝。
author : 小林 健治 | 読書 | 23:53 |