フーコーのビオ・ポリティック

Michel Foucault)(1926.10.15~1984.6.25)

●鳩山前総務大臣辞任の余波と、千葉市長選自民惨敗、内閣支持率低下で自民党は?(約11分20秒)

2010-09-23 15:35:17 | 日記
●鳩山前総務大臣辞任の余波と、千葉市長選自民惨敗、内閣支持率低下で自民党は?(約11分20秒)

午後1時すぎ、総務省
記者会見場に入ってきながら「ザ・ラスト会見ですからね」、「どうもお世話になりました。ありがとうございました」(と、マイクの前で深々と頭を下げる鳩山前総務大臣の映像)

(ナレーション) 大臣辞任から3日。鳩山氏は笑顔でお別れ会見に臨んだ。

(鳩山前総務大臣) 「私はかんぽの宿というのは氷山の一角ではないだろうかと、こういう感覚を持っておりますから、当然、国民の共有の財産を守るためには、命がけでこれからも戦ってまいります」

(ナレーション) 今後も日本郵政の疑惑追及に意欲を燃やす鳩山氏。そして、社長人事に関する麻生総理の変節を暴露した。

(鳩山前総務大臣) 「総理からお手紙を頂戴しまして、要するに“西川(社長)後継の人事でお悩みではないかと思います。後継にふさわしい人が何人かいますから、リストを同封します”と」

(ナレーション) 鳩山氏によると、春頃、麻生総理から西川社長の後継候補として、何人かの具体的な名前が記された手紙をもらったという。

(鳩山前総務大臣) 「総理もその時点ではそういうお気持ちだったことは間違いない。社長交代はもう既定の路線とお考えであると、私が安心しきっておったのがバカだったかもしれません」

(ナレーション)① しかしその後、麻生総理は西川氏続投を求める小泉元総理や民営化推進の強烈な巻き返しにあう。西川氏が交代となれば、党内分裂となりかねない事態だった。総理に近い安倍元総理や菅選対副委員長も先週になって、麻生総理に「西川氏をクビにしても筋は通らない」と強く助言、結局、麻生総理は西川氏続投へと舵を切る。盟友である鳩山氏を更迭した。

(鳩山前総務大臣) 「(麻生総理は)進言してくる方の意見を聞きすぎる」

午後6時すぎ、官邸
(記者) 「(鳩山前総務大臣は)今年の春頃、麻生総理から手紙をもらったことを明らかにしました。リストをもらったことを述べてられています。このことに対する事実関係を教えてください」

(麻生総理) (笑って、その後、首を横に振って) 「コメントありません」

(記者) 「今年の春の時点で、総理が西川社長の交代を考えていたということなんでしょうか?」

(麻生総理) (笑って) 「今、今お答えした通りです。コメントはありません」

(ナレーション) ②鳩山氏の後任となった佐藤総務大臣もまた発言がブレた。
(問題ナレーション①②)鳩山氏の辞任会見のコメントを持ち出し、ナレーションで朝日新聞、テレビ朝日自らも荷担した郵政民営化賛成派の利権が温存されるように持っていく。そして②で麻生政権が「またブレた」と政権を混乱させる「工作活動」に結びつける。本当に二度も三度もおいしくてたまらない報道ステーション。
テロップにて
(13日の佐藤総務大臣の発言) 「株主の国が社長を代えるのは民営化の趣旨に若干反する」

(ナレーション) 就任早々、西川氏続投を表明したが、今日は一転、明言を避けた。

午前10時半すぎ、記者会見
(佐藤勉総務大臣) 「あの時点でですね、全てを理解してたかというと、あの、理解していなかったところもあるので、若干、あの、踏み込みすぎたかなという思いがあります。財務大臣、官房長官によくご相談をして、その辺のところは決断をしていかなければいけない」

(ナレーション) そして大臣就任後、初めて西川氏と面会。

午前11時半、西川社長が面会に訪れた際の映像
(記者) 「大臣、社長と握手してもらえませんか?」

(佐藤大臣) 「いや、いや、いや、いや、それは(苦笑)」

(ナレーション) その佐藤大臣は官邸で麻生総理と会談。

午後6時すぎ、官邸
(記者) 「佐藤総務大臣と面会されまして、日本郵政の社長人事については何かお話されましたでしょうか?」

(麻生総理) 「瀧野(事務)次官と一緒に来て、たしか地方分権の段取りの話をしたと思いますが」

(ナレーション) 麻生総理がいったん決めた西川氏続投は揺らいでいるのか。

テロップにて
(自民党関係者) 西川社長更迭の選択肢はまだ残されているようだ」

12日
(自民党・加藤紘一) 「最終的にまた西川さんも辞めざるを得なくなっていくんじゃないでしょうか。そうすると全部、総理にかぶってくるんじゃないでしょうかねえ。ここで続投を認めたって決断が」

(ナレーション) ③鳩山氏更迭に続き、麻生政権に追い討ちをかけたのは、昨日、投開票が行われた千葉市長選。収賄で逮捕・起訴された前市長の辞職に伴い、行われた今回の市長選。民主党が推薦した31歳の熊谷俊人氏が全国最年少で、自民・公明が推す候補に大差で勝利した。名古屋、さいたまに続き、これで政令指定都市の選挙は民主党が3連勝となった。

今日午前、民主党本部
(民主党・鳩山代表) 「国政に対する大きな政権交代への期待感でもあると、そのように私たちは感じています」

(ナレーション) 自公対民主の図式となり、衆院選の前哨戦とも位置づけられた今回の市長選。民主は政権交代の旗印を掲げ、党幹部を積極的に投入した。一方、衆院選への影響を避けたい自民は

今日午前、記者に囲まれ
(菅義偉選対副委員長) 「当初から非常に難しい、特殊な事情の選挙でしたから、ある程度はこれは織り込んでおりましたので、次の静岡の知事選挙、都議会議員の選挙、ここはやはり極めて大事な選挙だと思って、全力で戦って勝利をしたいと」

(ナレーション) ④一部のメディアが週末に行った世論調査では、内閣支持率が2割以下に急落(共同通信17.5%…前回比マイナス8.7ポイント、毎日新聞19%…前回比マイナス5ポイント)。都議選を控えた自民党内に衝撃が走った。
(問題ナレーション④⑤)
自民党が負けそうで、うれしくてうれしくて仕方がない報道ステーション。もはやこれは報道機関ではなく、政治工作機関だ。
午後7時半、都議選候補予定者の会合での挨拶で
(自民党東京都連総務会長・平沢勝栄) 「国政がもうこんな状態でごめんなさい。私たちは謙虚に反省しないと、私は今回の都議会議員選挙っていうのは乗り切れないんじゃないかと思います」

午後6時すぎ、議員会館で
(民主党東京都連副会長・長妻昭) 「今回、東京(都議会議員選挙)で勝てれば、これは完全に前回の(衆院選の)払拭ができたと。一気に弾みがつくと思います」

(ナレーション) いち早く、議員たちに総裁選前倒しを呼びかけた山本(拓)議員は今日、一般党員らの署名を集めるホームページを開設した。

今日午後、議員会館で
(記者) 「現時点で国会議員の先生の賛同っていうのは?」

(山本拓) (手で口をチャックする手振りをして) 「ピー」

(記者) 「2ケタはいってる?」

(山本拓) 「ああ、数字はいってますよ。うん、数字はいってます」

テロップにて
(自民党若手) 「政権浮揚を狙って内閣改造という声があるけど、内閣を代える前に総理大臣を代えるべきだ」

(総理に近い閣僚経験者) 「麻生政権が生き残る道は、都議選前に解散するしかないと思っている。このままやると、都議選に負けて“自民惨敗”と書かれる。そうなったらどうしようもない」

(古館)① 「まあ、諸説飛び交ってますけれども、何1つですね、信用できないというか、まあ、でも一色さん、どうですかね、ちょっと。西川さんの件でもね、鳩山さんを含めて喧嘩両成敗っていうのも正直、変だなって思ったんですけれども、鳩山さんをまあ、事実上の更迭という形にして、ちょっと経って、今後また西川さんにね、辞めてもらうってことになると、“これ、何やってるの?”っていうことになりませんか? それに受ける人もいないんじゃないですか?」
(問題コメント①)絶対に西川氏の辞任には反対のテレビ朝日。それを操り人形のように語る古館と一色。
(一色)② 「ええ、まあここまできますとね、もうあとは総選挙が目の前ですよね。政権交代の可能性も出てきてる中で、民間の方でですね、手を挙げる人、私、なんか今の時期はもう、特にいると思えないですね」

(古館) 「タイミング的にね」

(一色) 「ええ。先ほど加藤紘一さんもおっしゃってましたけど、やはりまた2段階のダメージを麻生さんが受けるんじゃないでしょうかね。もしも西川さんをまた更迭しようと動くとですね。なかなか、どっちにしても、何か変なところに入っちゃいましたね」

(古館)③ 「今日、鳩山さんがですね、発言したことに関して、記者に問われて、麻生総理ね、“コメントはありません”っていう、そのコメントありませんに、こちらはコメントありであって、やっぱりこの国、何か、誰かが辞めろとか、誰かやってもらおうというのは誰が決めているんだと言いたくなるんですけどね。まあ、そういう中で優柔不断と言われる麻生総理なんですが、まあ支持率的にも非常に厳しいのが出てますよね」

(一色) ④「あの、朝日新聞も土日で世論調査やったんですけれども、明日の朝刊に掲載されると思うんですが、朝日新聞の調査では支持率が19%。先ほどの毎日新聞と同じですね。前回から8ポイント下がって19%ということで、だいたい20%が危険水域だと言われますから、20%をきってきて、しかも任期満了まであともう3ヶ月をきってるわけですよね。それで国会は今週、臓器移植法案、それから海賊対処法案、それから国民年金法の改正法案、こういうものをだいたい採決していく予定になっておりますんで、そうなりますともう来週からは一応、重要法案が終わったということでですね、何が起こってもおかしくないという状況に入ってくるんだと思うんですね」

(古館)⑤ 「もう内閣改造とかそういうレベルじゃないのかなという気もしますしね」
(問題コメント②③④⑤)「もうどっちに転んでもいい」という言いたい報道のコメント。④で麻生政権に対して、暗に「早く解散して総選挙をやれ」といい、⑤で同じく「何をやっても同じ」と視聴者をリードしていく恐るべき政治的発言。これはもはや政治誘導番組ではないか!
(一色) 「そうですね。今の世論調査の結果を見ますと、政権交代の可能性がそれなりに高まってきているということなんで、自民党としてはとにかく動かないと、やっぱり局面は打開できないっていうふうな気持ちになるでしょうからね。だから何か動きが出てくるっていうふうに考えるのが普通なんでしょうかね」

(古館)① 「共に敵失を狙うというのはいつものことかもしれませんけど、まあ一方の民主党は大久保秘書の公判も始まるっていうことで、予断を許さない」
(調子乗り過ぎコメント①)つい調子に乗りすぎて、「民主党は勝って兜の緒を締めよ」といわんばかりにウソの事実を喋ってしまうバカな古館。
(一色) 「大久保秘書の公判はもう少し先で、西松建設本体の方の初公判が」


(古館) 「西松建設から始まるんですね。だからやっぱり、何でしょうね。“支持政党なし”っていうのがこの国の第一党のような気がするんですよ、現段階で。さあどっちに行くかというところなんだけども、まあー、イライラすることが多いですね、ちょっとね。今日のニュースなどは」
(イライラするのは、お前の調子のいいコメントだ!)
●新型インフルエンザ関連
 
(ナレーション・要約) インフルエンザウイルスに変異が起きていることを東大医科学研究所感染症国際研究センターの河岡義裕教授らのグループが突き止めた。河岡教授らはウイルスの変異についてイギリスの科学雑誌『ネイチャー』に報告している。

(河岡教授) 「今回、いろんなところで分離された新型インフルエンザのウイルスを調べると、人から人へうつりやすくなるような可能性がある変異の入ったウイルスが見つかった」

(ナレーション・要約) 変異によってウイルスは今よりもヒトの細胞にくっつきやすくなる性質を獲得した可能性があるという。新型インフルエンザウイルスに見つかった変異は、ウイルスの表面にあるHAと呼ばれるたんぱく質で、ウイルスがヒトの細胞に入り込む時、表面にくっつく役割を果たしている。変異が広がると、ウイルスは現在よりも人に感染しやすくなる可能性があるという。

(河岡教授) 「だからといって、必ずしもすぐ、そういう人から人へうつりやすいものが出てきて、どんどんどんどん広がっていくというわけではないんです」

(ナレーション) 感染が広がりやすくなると、重症化する人が増える可能性も出てくる。

(WHO緊急委員・田代眞人氏) 「流行規模が大きくなった第2波が起こる可能性がありますので、その時に対する医療サービスの十分な確保、これに尽きると思います」

(ナレーション) 一方、南北アメリカ大陸以外で初となる新型インフルエンザの死者がイギリスで確認された。スコットランドの病院で手当を受けていた患者だという。当局は性別や年齢、健康状態に問題があったかなどを明らかにしていない。



(古館) 「このイギリスの場合は、はたしてこの亡くなられた方が基礎疾患があったどうかということも、今後、明らかになると思いますが、とにかく今回、この日本においてですね、あのH5N1といわれます鳥インフルエンザ、強毒性、まあこれに対するパンデミック、大流行の1つのマニュアルで対処したという問題点ということがあらわになりましたから、これはですね、いろんな可能性というものが、季節性も、それからこの新型も、さらには鳥インフルエンザに関しても、いろんな可能性があるわけですから、いろんな場合の対策のバリエーションを豊富に、1日も早く国は出して、“この場合はこうだ”ということ、そして自治体とどう連携するかっていうことも早くやらないといけない時期にあるのかなということを強く思います」

●アメリカの「地デジ」完全移行に伴う国や国民の対応

6月12日、「地デジ」に完全移行したアメリカの地デジ移行への国の取り組み(低所得者向けにチューナー購入の補助をする)、国民の準備などをリポート。最後の部分で、日本政府の「地デジ」への対応の現状を報告。地デジ対応型テレビはサイズによってはエコポイントの対象になっており、価格の一定金額分は還元される。また生活保護受給者などNHK受信料免除世帯には、簡易チューナーを無償で提供することにしている(最大260万世帯を想定)。

(古館)① 「まあ今、出てきたこれもありますが、もう1つ、総務省の方針の1つ、1例を挙げますと、今あるアナログ対応の受像機、そのテレビ受像機でそのまま見られるようにするために、たとえばですね、とにかく5000円以下のチューナーを開発して、市場にいち早く出回るようにするんだという、その方針を目指しているところがあります。ここは非常に重要なポイントの1つだと思います」
(問題コメント①)自らのテレビ業界への予算については、何もいわず、ただひたすら「もっとテレビに予算を遣うべき」という古館の強欲コメント。
●イラン大統領選で開票に不正があったとして、改革派のデモ隊が警官隊と衝突

(ナレーション) 群集が大通りを埋め尽くす。選挙結果への抗議デモだ。そこへ警棒を手にした男たちがバイクで乗り込んできた。警官隊がデモの鎮圧を開始したのだ。12日に投開票が行われたイラン大統領選挙。結果は得票率およそ63%という予想外の圧勝で、強硬保守派のアフマディネジャド大統領が再選されることとなった。

14日、支持者を前に
(アフマディネジャド大統領) 「国民の意思が全てを決める。指導者を選ぶのは国民の力だ」

(ナレーション) しかし、開票作業に大規模な不正があったと反発する改革派の市民が街頭に集まり、抗議活動を繰り広げた。というのも、投票率が85%を超え、現状に不満を持つ多くの若者が投票したにもかかわらず、改革派・ムサビ元首相の得票が伸びなかったことに疑念が出ているためだ。

(改革派のデモ) 「ムサビ、ムサビ、我々の票を取り戻せ」

(ナレーション) 実力行使に出た治安部隊との衝突により、デモ隊には多数の負傷者が出ている。また地元メディアによると、既に逮捕者は170人を超えたという。敗れたムサビ元首相は護憲評議会に選挙結果の取り消しを求めており、混乱は長期化する見込みだ。今日もテヘラン市内で行われた抗議デモ。その規模は数万人にまで達している。

(古館) このイランの話は世界のどこにでも影響を及ぼすという大変なことですよね?」

(一色) 「うん、そうなんですね。選挙とか、その後の暴動の取材をしている外国人のジャーナリスト、たくさんいますから、今の映像もそうやって来るんでしょうけれども、あの、そういう外国人のジャーナリストが逮捕されたりですね、国外へ追放されたりとか、あるいは取材を妨害されたり、暴行されたりとか、かなり起こってるようなんですね。ここがまあ、報道の自由というところが、非常に著しい制約を受けているということで、このイランとしてもまあ大きな問題だと思うんですね」

(古館) 「うーん、そうですね」

(一色) 「まああの、オバマ大統領、今、対話外交ということでやってますけど、まあイランにしてもですね、まああと北朝鮮なんかもそうなんですけど、なかなかこの対話の流れには乗らないってい
うことになってますんで、オバマ外交かなり試練の時ですね。まずはしれんですね」

(古館) 「そうですねえ。保守強硬派のアフマディネジャド大統領そのままということになりますとね、そうですし、またこれ、イスラエル、パレスチナの問題ともつながってきますよねえ」

(一色) 「そうですね」

(古館) 「うーーん、アメリカのその対話路線がどうなるかもそうですし、それこそ今おっしゃったように、このイランにしても、北朝鮮にしても違いはあれど、核保有化。こっちの核保有の道にずんずん突き進んでいっているというね、この現状があって、NPT体制、核不拡散っていうことも、結果、核を持ってる国が持ってない国に対して言ってるんじゃないかっていうその反発の前に、非常に停滞気味に感じてしまいますよねえ」

(一色) 「何かこう、定期的な対話がまた生まれるんじゃないかという期待も一方では持ってはいるんですけれども、まだ今のところは緊張が高まる方向で一直線な感じですね」

(古館) 「うん。もうちょっといった時に劇的な対話があるかどうかっていうところですかねえ」

(一色) 「そうですね」

●北朝鮮が3回目の核実験を行う可能性がある地下施設11ヶ所を、米韓の情報機関が集中的に監視していると韓国の中央日報が報じる。

 11ヶ所は先月25日に2回目の核実験が行われた豊渓里をはじめ、いずれも北朝鮮北部に位置し、岩盤が固い地域にある。米韓当局は特に、寧辺近郊の金昌里の地下施設に注目している。金昌里の施設は1998年の米朝協議でアメリカが地下核施設の建設疑惑を指摘したことがある。