続・ブラジル大統領令

先日の日記で、ブラジル大統領令について書きましたが、現地のサンパウロ新聞は、ブラジル製薬工業連盟（Ｆｅｂｒａｆａｒｍａ）の談として、

『長期的には國際社会の不信を招き、投資家らが国外に去る。ここしばらくの後に、この薬は過去のものとなる。新薬が出ればまたパテント無視に出るのか』との疑念をもつ（以上五日付けエスタード紙）』

と伝えています。


やはり、グローバル化の流れの中で、エイズ対策が厳しいために、特許を無視すれば、先進国の投資や企業の誘致など、エイズ対策以外の経済活動に影響が出るということでしようか。

企業の利益を追求する新自由主義が、こんなところに影響するんですね。

ハゲタカファンドのやりたい放題も、国や地域の経済危機をも起こすほどの規模になっていますから、ある程度の規制は必要だと私は思います。

ますます、営利企業の利益と人道のバランスが難しいと感じました。


サンパウロ新聞

http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=16618


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