江戸の治安を守った「火付盗賊(ひつけとうぞく)改方(あらためかた)(火盗)」をまねて街を歩く「川越奉行所見廻(みまわ)り組」が4月、埼玉県川越市で復活した。防犯活動だが、夜の体験イベントとして観光客らの参加も募っている。
見廻り組を立ちあげたのは、「川越藩火縄銃鉄砲隊保存会」代表の寺田勝廣さん(81)だ。「小江戸」と呼ばれにぎわう川越だが、夕方になると人出が減る。防犯と夜の観光を合わせた活動として2017年に始めたが、コロナ禍で中断していた。
衣装は、時代劇「鬼平犯科帳」でおなじみの火盗を模している。はかまにぞうり、腰には大小の模造刀を指す。隊列の先頭はちょうちんを掲げ、「鬼平」役の寺田さん、やり持ちらが続き、最後尾が拍子木を打ち鳴らす。
ルートは市中心部の約2キロ。蔵造りの建物が軒を連ねる一番街、西武新宿線本川越駅前、大正浪漫夢通りを経て時の鐘まで、1時間ほどかけて歩く。ごみ拾いをすることもあるという。
復活したのは4月19日だった。口を結び、基本的に声は発しない。時代劇の世界から現れたような7人が歩く姿に、驚きながらカメラを向ける観光客もいる。
隊列には子どもや女性の姿もあった。いずれも保存会のメンバーだ。小学6年の稲川侑汰さん(11)は「歴史が好きなので参加しました。楽しく役目が果たせた」と語り、新井ゆりえさん(56)は「夕暮れ時は明かりが映えてきれいです。夜の観光を楽しめます」と話した。
今後は毎月1回、原則第2土曜日の夕方に活動する。「きちんと警察の許可も得ています。参加したい人はぜひ一緒に」と寺田さん。観光客は、衣装代などで1人3千円の参加費が必要。問い合わせは寺田さん(090・9816・2623)へ。
見廻り組を立ちあげたのは、「川越藩火縄銃鉄砲隊保存会」代表の寺田勝廣さん(81)だ。「小江戸」と呼ばれにぎわう川越だが、夕方になると人出が減る。防犯と夜の観光を合わせた活動として2017年に始めたが、コロナ禍で中断していた。
衣装は、時代劇「鬼平犯科帳」でおなじみの火盗を模している。はかまにぞうり、腰には大小の模造刀を指す。隊列の先頭はちょうちんを掲げ、「鬼平」役の寺田さん、やり持ちらが続き、最後尾が拍子木を打ち鳴らす。
ルートは市中心部の約2キロ。蔵造りの建物が軒を連ねる一番街、西武新宿線本川越駅前、大正浪漫夢通りを経て時の鐘まで、1時間ほどかけて歩く。ごみ拾いをすることもあるという。
復活したのは4月19日だった。口を結び、基本的に声は発しない。時代劇の世界から現れたような7人が歩く姿に、驚きながらカメラを向ける観光客もいる。
隊列には子どもや女性の姿もあった。いずれも保存会のメンバーだ。小学6年の稲川侑汰さん(11)は「歴史が好きなので参加しました。楽しく役目が果たせた」と語り、新井ゆりえさん(56)は「夕暮れ時は明かりが映えてきれいです。夜の観光を楽しめます」と話した。
今後は毎月1回、原則第2土曜日の夕方に活動する。「きちんと警察の許可も得ています。参加したい人はぜひ一緒に」と寺田さん。観光客は、衣装代などで1人3千円の参加費が必要。問い合わせは寺田さん(090・9816・2623)へ。
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