長い時間かけて
歩んできました
長い時間かけて
ここまできました
私の過去の道のり
考えてみれば
平坦ではなかったけど
後悔はない
あなたが選んでくれた服
私自身では選ばないようなもの。
袖を通して、
街を歩いてみた。
誰が見てるわけじゃない
そう思うのに、
なんだか気恥ずかしくて
ずっと奥にしまっていた。
時間が経って
なんだか気になり出した。
久しぶりに袖を通したいな、
そう思ったら、意外な事実が聞こえてきた。
あなたが居なくなった世界なんて、
存在するんですね。
あなたと過ごした時間は
ほんのちょっとだけど、
私はあなたが大好きでした。
細い体
タバコとお酒でやけた声で発せられる、裏表のない話
明るい雰囲気
女の子なんだから、可愛い格好しなさい!
だから私。
今日、あなたに思いを込めて
あなたが選んでくれた服に袖を通して
私なりに、一生懸命お化粧して
眼鏡じゃなくコンタクトにして
唯一あなたとお出かけした場所にきました。
これが、私なりの…
背負うのも勇気
捨てるのも勇気
大切なものが、
何か、
その時はまだ、
わからなかったから
抱えることができるだけ
大切であろうものを抱えた。
大切なものの重さが
徐々に重荷になって
息苦しくて
潰されそうになった。
自分にとって、
より何が大切か
わかるようになって
ようやく
選んで背負うことができるようになった。
私のペースで背負うから
決して重くはないの。
私の背中に乗るものなんて
たかがしれてるけど、
良いじゃない?
自分に持てる分だけで。
あなたを思うと優しい気持ちになります
あなたの笑顔にあえると、自然と笑顔がこぼれます
あなたの声が私には響きます
優しい響き
ずっと
ずーっと
できるだけ長く
あなたと同じ時間を過ごせますように
体はひとつだけ
自分は自分でしか生きられない
いつも自分が生活している時間
その時間の流れを当たり前だと思っていたけど
当たり前でもなんでもなくて
他の人は
私とは違う時間を過ごしている
その当たり前が
たくさん違う場所にある
この当たり前は
自分が思っている当たり前しか
感じることはできないんだね…
少し残念だ
私と一緒に時を時を重ねてきた
人じゃない
だけど
他の人には理解できないかもしれないけど
私にとっては
とっても
とっても
とっても
大切な相棒
簡単になんか
手放せるわけ
ないよね?