期末テストに向けて。第3回
「点数、順位を上げる方法」
なんか直なタイトルですが、一度、しっかりと確認したいと思います。誰もが簡単に成績が上がれば嬉しい限りですが、そう、上手くはいきません。
では、みなさん自身が振り返りどんな条件の時に成績があがったか、考えてみてください。
①只、ひたすらがむしゃらに取り組んだ。
②やった所が出た。
③ミスが少なかった。
色々な要因がありますが、この3点が揃えば必ず、点数、順位は上がるでしょう。
これとは反対に、只、点数、順位を上げたいばかりに、前と同じやり方で、同じ時間数を取り組んでしまうと、やった教科は上がるけど、出来ると思っていた教科で、予想外のミスが重なり、結果、前と変わらない点数になったりします。
結論から言ってしまえば、
『点数と順位』のために頑張る勉強は、本来の学習の意義からは程遠く、なんら、あなたのためにはならないのです。
我々の日本社会は、公民で学ぶ通り、「資本主義社会」、「自由経済社会」です。企業は売り上げを上げる為に必死に商品開発を行い、社会貢献を果たそうと努力します。その、企業努力が社会的ニーズに合致すれば、販売個数は増加し、売り上げも上がります。
現在は、ウクライナ戦争の時代のため、原材料価格が高騰し、あらゆる商品の価格が以前の倍以上に上がっています。しかし、それと同調して中身の見直しや工夫なく単に価格を上げればどうなるでしょうか。これこそ需要−供給曲線から分かる通り、売れる個数はどんどん下がるでしょう。
みなさんの成績も同じことが言えないでしょうか。中身の伴わない学習をいくら続けてみても、無駄な時間を多く過ごすばかりで、きっと成績は前と変わらないと思います。
どうか、今こそ、真の学習目的を考え、将来のなりたい自分を実現するため、更には、出来なかった問題が出来る様になった時のワクワク感の為に学び方を変えていきましょう。
点数や順位にこだわらず、ただひたすら無心になって、解けることの快感を目指して頑張って欲しいと思います。
必勝を祈ります。