中3生のみなさん、こんにちは。おげんきですか?頑張ってますか。なかなかやる気はあっても空回りな状況ではないでしょうか。先週末の土曜日に実施されました説明会のアンケートを拝読しました。本当にみなさんやる気に満ちあふれ、今すぐ頑張りたい!という感想が多くその瞬間はたいへん素晴らしく嬉しかったです。
そしてそのお話しの中で、学習指導要領が改訂され通知表の観点が4つから3つに変更されるとともに、『主体的に取り組む態度』という新しい観点で皆さんの学習への取組が計られることになりました。ここで一つ相互に確認を致しましょう。はてさて『主体的に取り組む態度』って?なんだ?ということです。もしこれまで成績が伸び悩みどうしたら良いか分からなくなっている生徒が、一瞬のやる気の増幅でがむしゃらに取り組んで、さあ?果たして成績は上昇できるでしょうか。またこれまでそれほどの継続学習を行った来なかった生徒さんも、急にやる気を出したとして、さあ果たして継続的な学力の増進が見込めるでしょうか?
たいへん厳しいですがその答えはノー、です。つまりやる気の方向性と学力伸長の方向性がピタリとあっていないと、いくら学習をやっても成績は伸びないといえます。もっと簡単に言ってしまえば、出ないところをいくらやってもテストでは点数取れないですよ。と、言うことです。
今現在オリンピックが開催されるかどうか、大変微妙な時期ですが、このオリンピックへの出場を目指す選手を一例に考えてみましょう。昨日たまたま偶然に、女子の陸上でハードルで出場を目指す選手の特集をテレビで拝見しました。これまでの経歴も本当に苦労の連続ですが、今現在、0.1秒を縮めるためにどのように日々の練習を取り組んでいるか、想像できるでしょうか。
なんとこの女子の選手一人をオリンピックに出場できる標準記録を超えるために、チームが結成され、監督、指導コーチのみならず、練習の記録を行う人、また管理栄養士さんは2名もついて30名に近いチームで彼女一人のために邁進しているのです。
つまりどんなに優れた選手でも自分一人では自己のダメなところ、良くないところを見つけるのが難しいのです。またそれが仮に分かったとしても補強を行うのには自分一人では、頑張りに限界があり、上手に他人の力を借りているということなのです。
つまり、例えていうならば、皆さんがやりたい勉強をやりたいだけやっても成績の伸びには限界があるということではないでしょうか。私には決して皆さんのやる気を妨げる気持ちはございません。むしろやる気があればあるだけ、作戦をしっかり練って、限られた時間を成績向上に費やして欲しいと願っています。
どうか決して独りよがりにならず、あなたの欠点や短所を一番分かっている塾の先生方と協力して効率の良い弱点の補強が進んで行くことを心から願っています。
最後にもう一度・・・・一人では決して登れない壁もみんなで協力すればきっとのぼれますよ。