ふと思い出した話。
以前、某所で某連続講座の講師をやってた。
少人数で楽しくワイワイするような、家庭的な雰囲気だった。
そのうちの参加者の一人が、盛り上げ役しつつ人に上から目線で意見するような感じ。
ムードメーカーだし悪気はないし、そういう人もいるよね~と、笑い流してたんだけど、それがいけなかった。
もっと踏み込んで、人のプライバシーを根掘り葉掘りして、マウンティングしてくる人だったてことに気づいたのは、しばらく後だった。
自分の行動を客観視できないタイプで、本人的には「善意の行動」と信じてる感じ。
こちらが講師なんで教えなきゃいけないんだけど、それが気に障るのか話を全部かぶせてくるので、ちょっと支障が出るぐらいになってきてしまい、困ってた頃、私の持病が悪化。
あまり人に言いたくない病気の状態だったので、講座の生徒さんにはあたりさわりないことを言ってたんだけど、ある時、その人が知ってしまった。
その人は、にやぁっと、笑った。
他人に見られていないと思ってるはずの、普段人に見せる笑いとは全く違う、はじめて見る暗い嫌な笑みだった。
「ついに完全勝利できる決定的材料をみつけた!!獲物をゲットした!」
という無自覚な笑みだったと思う。
そんな怖いものを見てしまった私は、これはヤバイ、と、本気で思った。
人の心の深い闇を、意図せずに覗き込んでしまったような、そしてさらに、闇に覗き返されてしまったような、そんな感じ。
しばらくして、健康上の理由を名目に、その講座をやめた。
夏になって怪談話を耳にすると、下手な怪談より怖い笑みを思い出す。
以前、某所で某連続講座の講師をやってた。
少人数で楽しくワイワイするような、家庭的な雰囲気だった。
そのうちの参加者の一人が、盛り上げ役しつつ人に上から目線で意見するような感じ。
ムードメーカーだし悪気はないし、そういう人もいるよね~と、笑い流してたんだけど、それがいけなかった。
もっと踏み込んで、人のプライバシーを根掘り葉掘りして、マウンティングしてくる人だったてことに気づいたのは、しばらく後だった。
自分の行動を客観視できないタイプで、本人的には「善意の行動」と信じてる感じ。
こちらが講師なんで教えなきゃいけないんだけど、それが気に障るのか話を全部かぶせてくるので、ちょっと支障が出るぐらいになってきてしまい、困ってた頃、私の持病が悪化。
あまり人に言いたくない病気の状態だったので、講座の生徒さんにはあたりさわりないことを言ってたんだけど、ある時、その人が知ってしまった。
その人は、にやぁっと、笑った。
他人に見られていないと思ってるはずの、普段人に見せる笑いとは全く違う、はじめて見る暗い嫌な笑みだった。
「ついに完全勝利できる決定的材料をみつけた!!獲物をゲットした!」
という無自覚な笑みだったと思う。
そんな怖いものを見てしまった私は、これはヤバイ、と、本気で思った。
人の心の深い闇を、意図せずに覗き込んでしまったような、そしてさらに、闇に覗き返されてしまったような、そんな感じ。
しばらくして、健康上の理由を名目に、その講座をやめた。
夏になって怪談話を耳にすると、下手な怪談より怖い笑みを思い出す。