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うつ病社員のもろもろの話

ラドン・バラン・ムック。

ゴジラ&東宝特撮OFFICIAL MOOK
vol.17

空の大怪獣ラドン(1956年)
大怪獣バラン(1958年)

ゴジラやモスラと比べて
いささかマイナーな
2大怪獣を特集。

ラドンはカラー映画なのだが
モノクロのバランに合わせたのか
表紙が真っ黒になってしまい
よりマイナー感が強調されている。

ラドンは
初代ゴジラから2年後の公開。
徐々に特撮のスケール、クオリティが
上がっていることに驚く。


岩田屋デパートのセットは
昨年、井上泰幸展の時
東京都現代美術館に再現されて
いて実際見に行ったが、こういった
緻密な技術が特撮を支えているんだなあと
感心する。

物語は炭鉱に現れた怪物騒動から
始まる。
ただ、怪物はラドンではなく
全長8mくらいの怪虫メガヌロン。




こいつだけでも気色悪くて迷惑なのに
そのメガヌロンを捕食して
50mの巨体となって現れるのが
ラドン。

空を飛んで
その上ソニックブームを起こすので
ある意味ゴジラ以上に
被害を出しかねない怪獣である。




最後は阿蘇山の噴火によって
燃えつきるのだが
また復活してゴジラと共闘する。

バランは
アメリカのテレフィーチャーとして
企画され、途中でアメリカの発注元が
倒産したので、東宝の劇場映画と
なった作品。


ラドンの後の作品なのにモノクロなのは
そのためか。

この映画、たしかにテレビサイズである。
実際、ロケーションも少なく
セットの数も多くない。

前半はバランが登場しないので
退屈である。

だが、ここを耐えるのが
大人の鑑賞者だ。

後半は
自衛隊とバランの攻防戦だ。

設定上空を飛べるはずだが
泳いでいるバランに爆雷攻撃を仕掛ける
一連のシーンは「ゴジラ−1.0」を
彷彿とさせる、なかなかの迫力。

バランの最期は
時限爆弾入りの照明弾を飲み込んでの
爆死。

通常兵器で斃された稀有な怪獣である。
やはり地味。

復活は
怪獣総進撃で
ミニチュアのみが登場。

マイナーなんだけど
味わい深い両者。
機会があればじっくり観たい作品である。




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