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登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

秋田駒ケ岳

秋田駒ケ岳・・・相性悪しモノクロの世界
さかのぼり投稿第16弾!!
丁度1年前に登ったけれど、強風のため横岳付近で撤退した秋駒。その際もガスで山の全貌が見えなかったので、今回気合を入れて望んだのですが、山に向かう頃から怪しげな天気に。でも下は晴れているので頂上まで行けば何とかなるだろうと国見温泉登山口を出発しました。ところが・・・

■記録

国見温泉登山口。去年は早々に撤退して温泉入って岩魚定食して帰ったっけな~と振り返りながら

この登山口、数々登った山の中で一番好きな登山口。湯気と硫黄の臭気が立ち込める中、リュックを背負いこんな階段を登って行く・・・そそられる

・・・中略・・・稜線までの長坂を登り詰め、横長根に到着する。ここまで約40分ほど。さて、ここからが本番

・・・中略・・・灌木帯の緩い坂を進み、展望台を過ぎるとこのムーミン谷分岐に達する。がしかし、またしてもガスである。風もやたら強い

は~あっ・・・と思いながらも行けるところまで行ってみようと、大焼砂の斜面をトラバースしながらムーミン谷へ下る。すると、目の前で直径30cm程の落石あり。音もなく砂の上を転がって行いった。少しビビル

更に進むと今度は雪が現れる。しかも池が凍り始めている。木道の上の雪は危険なので慎重度が増す。でも、もうちょっと行ってみようか

ムーミン谷の核心部まで来た。本来は右手が女岳で正面に男岳がド~ンという感じであろうが、本日の視界はほぼ10m。夏は花も咲き乱れてんだろうな~

男岳に向う岩場の急登にたどり着く。ここは別名デスバレーと言われている危険な場所。もうここまで来れば行くしかない!一度覚悟を決めるとこんなヤバそうな斜面もガンガン行ける

そして男岳鞍部に到着。と同時に西からの爆風に晒されることとなる・・・これは流石に危険。男岳も馬の背もまた今度の機会として、阿弥陀池方面へ下ることとする

阿弥陀池は氷の世界であった。ここは男女岳と馬の背に挟まれた盆地であって風はほとんど吹いていない。神秘的な風景の中を更に進む

もうやることと言えば、秋田駒ケ岳頂上を目指すしかない。つかの間の、ほんの一瞬だけ頂が姿を現してくれた。今日はもうこれだけで十分満足だ(涙)

男女岳頂上到着~。またしても爆風とガスの世界である。でもこれでやっと2年越しで制覇することができた(涙)

阿弥陀小屋で一服しようとするが、中は真っ暗け。結局外の氷の世界で水分と行動食を補給。これまでまだ誰とも会っていない。なんか寂しい・・・

さて帰るとするか。横岳に向け登り返すが、これまた大変な氷結路であった。つぼ足でがんばる

横岳をパスして大焼砂を走るように下る。ずーと風に当たっているので寒くなってきた。走れば温まる

温泉の臭いがする。無事登山口に帰ってきた。今回の秋駒、風景的リベンジはまたしてもお預けとなったが、頂上は踏めたので満足・・・

■タイム
06:59 国見温泉登山口出発
07:39 横長根
08:00 第二展望台
08:06 ムーミン谷分岐
08:54 男岳鞍部
09:13 阿弥陀池
09:24 男女岳頂上到着→阿弥陀小屋休憩
09:47 下山開始
11:09 登山口到着
 ※登り 2時間25分、下り 1時間11分

■GPSログ(距離:11.0km、高度の上昇/下降:902m/-902m)

■勝手に難易度指数:29points

■感想・反省等
・秋田駒ケ岳に登るには時期を逸していた。
・去年もそうだったが、いつでも登れると思っていたので遅くなった。
・モノクロの世界であったが、その分この山の本性というかパワーを感じることができた。
・男岳周辺や馬の背など滑落の危険性高い。
・やはり人が沢山入る時期が入山の目安かもしれない。
・いつかは8合目から歩いてみたい。縦走もいいな。

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