メディアの品性

朝日新聞土曜日版　be　に　「悪役」というテーマで　メディアの品性にも疑念　タイトルのついた　読み物がありました。

意外です。
「悪役バッシング報道はやりすぎだったと思いますか」というアンケート。

いいえ　４４
はい　　３８

やりすぎではない　という意見のほうが多い。
けど中身をよく見ると、
いいえと答えた方は、

非難されて当然の不祥事
尊大に振る舞った報い
が大半。
これって、むしろ　報道無視　って意見じゃないですか、ねぇー。

はいと答えた方には、

過剰取材が目に余る
扱う回数が多すぎる
が大半。

これはむしろ、関心ありってことですよね。
「報道」というか、「ＴＶ」よく見てる人たち。

なんだか、みょーな　アンケート結果　です。

凡人的には、
やりすぎ、だから、もー、無視。
ってことは、いいえ、も　はい　も　どっちもってこと？

それはそーと、
この読み物記事の書き出しがおもしろい。
テーマが「悪役」だけに。

「おぬし悪よのお」ではじまる。

　　「越後屋　おまえも悪よのおー」
　　「何をおっしゃいます、お代官様　こそ」
　　「こらこら、声がおーきいぞ」
　　「まま、一杯どーぞ」
　　「は、は、は、…」

ってな。

今メディアに取り上げられ、叩かれているよーな、ネタは
本来の「悪役」ではないのでは、と。

その意味では、本来のメディアの役割は　果たせてないよね。
「娯楽」の提供　ゴシップってこと？

それだけでは、やはり、品性を疑われますね。

メディアの品性とはなんたるか、は書かれていませんでしたが、

コトの真相を突き詰めて、問題の本質はなんなのか、
罪を罰して人を罰せず　というのも、
メディアならではの　品性　なのではないかな、と思ったりします。