Olinにて

生活日記。記録用。受験をお考えの方への参考に。

The Hill

2007-04-30 | ひとりごと
イタリア系の移民が多く美味いイタリアンレストランが多いというThe Hillという地区へ足を伸ばした。Dominic’sという店に入ってみたが店の中は薄暗く高級感が漂う。ジャケットを着てないといづらい雰囲気。案の定、フロアを見渡すと白人の品のいい老夫婦たちが週末のディナーを楽しんでいる。味の方はスープ・パスタまではまあまあだったものとメインのロブスターはこれでもかというほど塩辛い。連れが頼んだフィレステーキもううーんという感じ。まあセントルイスだから仕方ないかなとしぶしぶ水と赤ワインをがぶ飲みして塩辛さを我慢しながらロブスターを完食。さっさと帰るかと席を立とうとするとドレスアップした高校生くらいのカップルが店に入ってきた。これからパーティか何かなのだろう、何だか急に慣れないきちんとしたレストランに来てどぎまぎしている感じだ。アメリカ人もかわいいもんだなとしばらく眺めていると、さすがアメリカ人と改めてびっくりさせられる店員とのやり取りが・・・

店員「何にしましょうか?今日のお勧めは、ポテトの冷製スープで、帆立貝の・・・」
客「このサーロインステーキください。」
店員「アペタイザー・パスタはどうしますか?」
客「いや、フライとケチャップとステーキとコーラをくれればそれだけで十分です」
店員「フレンチフライ?イタリアンレストランなんで出来るかどうか・・・」
客「えーー。だってステーキ食べるんだよ。フライがないなんておかしくない?」

久しぶりにアメリカ食文化の凄さを見せ付けられた感じ。ならステーキハウス行け、あほ!って感じである。さすが世界に誇る味覚オンチの国である。

Empty nesters

2007-04-25 | MBA Program
International Marketing Managementの最終プレゼンが終了。このプレゼンはある特定の個人を選び、その個人がどういう趣味嗜好を持っているかを調べどのようにMarketingコミュニケーションを図るのかをプレゼンするという何やら小学生の夏休みの宿題のようなものだった。
チームメートの三人がアメリカ人であったこともあって、うち一人の叔母さんをターゲットにすることに。「子供が巣立ち西海岸の田舎で旦那と自然を楽しみ悠々自適と暮らす富裕層」というある種のステレオタイプなアメリカ人像ということらしいのだが、正直全く分からない。ラジオはNPRしか聞かないとか、新聞はSan Diego Union Tribuneを購読しているとか、意味は分かるが「ははーん、そういう感じね」ということにはとてもならない(おそらく新聞は朝日しか読まない、テレビは「ニュース23」しか見ないみたいなニュアンスなんだとうと思うが・・・)。ということもあって、Write-upは役に立てそうもないのでプレゼンを担当。同じ文化で育ったという前提がないのはやっぱりつらい・・・。ビジネススクールでよくあることだが埋めようがないギャップというやつだ。

VTの事件があって以来街中の星条旗は半旗に。

The final is approaching

2007-04-23 | 飲んだくれ
MBA最後のFinalが近づいてきているというのにアウトドアで過ごす時間が長い。金曜日はクラスメートとサッカー、夜は1年生の皆さんにFarewell BBQを催していただいた。そして今日は1年生のときから定期的に続けてきている韓国人とのゴルフコンペ。明日、明後日とFinal Projectのプレゼンが控えているのだが、ここは体にムチを打ってハードスケジュールを乗り切らなくては。来週も期末試験にパーティーにゴルフにと忙しい毎日が続く。

写真はアメリカで初洗車。流石に広いアメリカ、セルフ式で全ての設備(洗剤、ブラシなどのあらゆるクリーニング用品)が備わっているどでかい洗車場が街中にどかんとある。しかも3ドル。日本にもあったらいいなと思うが狭い日本じゃ無理。




Time flies, but...

2007-04-19 | MBA Program
仲の良いクラスメートの就職がどんどん決まっていき、皆気持ちは既にそれぞれの勤務予定地に向いているよう。Cincinnati、Washington DC、Chicago、Seattle、Kansas City、Iowa・・・・学生生活が終わる寂しさよりも期待感が勝っているように見える。

それはそうと帰国するまで残すところ2ヶ月の今、車が故障。これから売らなければならない大事な車なので修理をしなければならない。購入時の書類をチェックしてみるとどうもOptionalの保険に入っているよう。全く記憶にないが確かに明細書に渡米して来た頃の慣れてない英語でのサイン(ただの筆記体ローマ字)があるので間違いない。これを見てあっという間に過ぎていったようでも渡米してきたのはやっぱり2年前なんだなあと感じた。

写真はMy Car。広告だとそれなりだが実際はかなりしょぼい。

Jack Purnell

2007-04-17 | MBA Program
Jack Purnellという結構な大物がGuest Speakerに来てくれた。Anheuser-BuschからはCEOもゲストスピーカーに来てくれるが、Purnell氏は1964年から2002年にRetireするまでExecutive VPなど歴任、A-Bを世界No.1のビール会社にした人物。またA-B InternationalのCEOも務め正に世界を股にかけA-Bの成長を支えた人物でもある。

引退した大物によくある正論をシンプルに熱く語るというスピーチではなくしっかりとビジネスをありきたりでない独自のフレームワークでとらえ、理路整然と分析をする彼のスピーチは今までのゲストスピーカーのなかでも秀逸だった。15人程度しかいない小さなElectiveのクラスよりCoreのStrategyクラスあたりで語ってもらうに相応しいものだった。全く学校側も考えて欲しい。

パーティー、ゴルフ、勉強、MBAでやり残すことがないようラストスパート中。

Database Marketing

2007-04-11 | MBA Program
Database Marketingの授業。STPのうちSegmentationとTargetingについて統計学的アプローチを実践するというもの。授業を受ける前は統計学的な分析っていってもRegressionするだけだろうと思っていたがRegressionの他にはかなりのバラエティのアプローチがあり、それぞれの分析から得られた結果をもとに定性的に結論を出すという意外に興味深いクラス内容となっている。正直、統計ツールを使ってここまで出来るのかという驚きを感じることが多い。前期のMarketing Researchがどうデータ収集を行うのかを突き詰めるのに対してこのDatabase Marketingはそのデータをどう分析するのかということにフォーカス。

この授業、教授が毎回ワインやクッキーなどを持ってきて飲みながら授業を受けるという変な側面も持つ。今日はクラスメートでAnheuser-Buschに就職が決まっているMがビールを差し入れに持ってきてくれ教授も含めた全員が飲みながらクラスを進めた。MBA生活でも始めての経験。砕けた雰囲気で良いのだが終盤は眠くて仕方なかったが・・。写真は授業中に飲んだアメリカ北部限定ビール、これが美味い。

その後、インド人KのB-day Partyに出向く。このParty、他のクラスメートが仕掛けたSurpriseで本人は知らない。またこのKがDatabase Marketingを受講していて休み時間に「クラス終わったら予定あんの?」みたいなことを言うもんだからあたふたしてしまう。Surprise B-day partyなんて年齢でもないけどなんだか本当に10代に戻ったような経験だった。

TMMK Factory Tour

2007-04-08 | MBA Program
金曜日はToyota Motor Manufacturing Kentuckyへ。ここは多くのビジネススクールがOperationの授業で扱うToyota Production Systemを見学できる北米最大規模の工場。1年生にToyotaからの社費派遣生がいることもあって工場見学ツアー実現の運びとなる。実に50名以上の学生が参加し、日帰りのバスツアー。

工場見学の全体的な感想としてはやっぱトヨタはすげえというところだろうか。TPSは世界的にも有名なコンセプトわけでそれをアメリカのBIG3(ToyotaのManagerはBIG3じゃなくてDetroit3でしょと皮肉を言っていたが)や日本の他の製造業がが真似ても出来ないのはトヨタの従業員教育にあるはず。それがどういう風に成されているのか話を聞いてもはやはり分からなかった。ただ、アメリカ人は合理性には忠実な民族なので彼らの特性とTPSはマッチするんじゃないかと思ってみたりもした。

あと面白かったのは作業者が見学者に手を振ったりするところだろうか。日本では少なくとも有り得ない。自身の経験から言えばお客さんと工場のライン見学をしたりすると作業者のおばちゃんは緊張して手が震えていたりしたものだ。(それがまたお客受け良かったりする。)

何はともあれ、帰りのバスも皆で大騒ぎして面白かったので満足度大。今日は宿題を片付ける予定もマスターズのタイガー・ウッズに釘付けになってしまい何もできず。

Progress

2007-04-05 | MBA Program
このタームは月曜から水曜のEveningクラス(6:15-9:15)しか履修していないのでOptionalのReadingに目を通すほど余裕がある。更にWrite upやReadingのスピードも入学時に比べればかなりあがったので思っていたより時間がある。例えばケースライトアップ。入学時はケースを読むのに2-3時間、書く内容を考えて1000wordsのライトアップをするのに下手すれば丸一日かかっていたように思う。それが今となっては、全てを半日以下の作業、ケースが簡単且つ短ければ3-4時間で全て終えてしまう。スピードを上げるよりアウトプットを追求しなくてはならないのだが小さな自分の進歩を感じたのだった。ただ、時間があったらあったで、勉強することは沢山あるので日々の生活にそこまで大きな変化は無い。

自分は卒業までの単位をまだ残しているので学校にいっているが実は結構な数の2年生は卒業必要単位を取り終えていて学校に来ていない連中も多い。学校に行っても1年生が目立つ。そんなこともあって、まだ学期中ながら気持ちは卒業後に移り気味。


Blue sky reminds me...

2007-04-01 | ひとりごと
ここ数日間は会員権の有効期限切れが迫っていることもあり6日間で5回とゴルフ三昧だった。こんなに集中してやり込んだのはMBAプログラムが始まる直前だったと記憶している。

同級生と話しているとムービングセールのやり方やら、卒業後の進路の話やらと終わりが迫ってきていることを感じることが多い。更にここ1週間は非常に暖かく、晴れた空を眺めているとアメリカに来た日を思い出す。あれからまもなく2年、自分がどれだけ進歩したのか、アメリカに渡ってきたことがどれだけ身になっているのか、きっと分かる時期は日本に帰国してからなのだろうと思う。