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クリントン

2004-06-24 17:54:57 | showtime
「ひどく感傷的で、気ままで、しばしば退屈」 とは、

クリントン前大統領の回想録 『マイライフ』 に対するニューヨーク・タイムズ紙の書評の一節。で、こう報じているのは、朝日新聞 (6月23日 朝刊)。それなら、載せるなと言いたいが、1面の3分の1と国際面の1面半を使って、回想録発売の話とクリントンのインタビューを掲載している。

この日本語版が9月に朝日新聞から発売されるとあって、評価とは対照的に大きな扱いとなっている。参院選告知の前日にこのような紙面を作るとは、考え物だ。

以前より指摘しているが、選挙に対する関心が低いのはメディアがしっかりと選挙と向き合っていないからだ。有権者の投票行動はメディアの報じる内容により、大きく左右される。候補者全員の演説を聴きに行く有権者などない。中立などといっていないで、自分の立場を明らかにし、奥歯にものが挟まったような腰の引けた報道は考え物だ。「棄権するな、選挙に行け」 というだけでは、投票率は上がらない。

ちなみに、回想録は米国でノンフィクションとしては記録的な売り上げを記録している。