ASIA TRI. アジア・トライ
◎プロジェクト及び命名の背景
前段階で行った2004年のGUAVA FESTIVAL(KEDAI KEBUN FORUM Jogjakarta)を機に韓国(Yang Hye Jin)、インドネシア(Bimo Wiwohatmo, Bambang Paningron),日本からの参加者達の同時発想の開催意志が一つになり、ここから計画がスタートした。
発端の3カ国がアジアの中で三角形(トライアングル)の位置にあることと、開催協賛者も含めて、それぞれがアーティストとして「現代に付き合う」想いを何らかの形で表現することをトライアルしたいということからこの名が自然に生まれた。しかしながら三か国のみで行うプロジェクトということではなく、この3カ国の共同アクション、プレゼンテーション、フェスティバル開催などを契機にして、更に多くの周辺諸国、遠くは欧米にまで関係を拡げ、数多くのアーティストの参加や関係イベントへの関与のチャンスを広げる機会を設けることを確認した。
これまでの参加は
・インドネシア ・韓国 ・日本 ・中国 ・台湾 ・香港 ・シンガポール ・マレーシア ・タイ ・カンボジア ・ミャンマー ・バングラディシュ ・インド ・リビア ・オランダ ・ドイツ ・USA ・オーストリア ・フランス ・オーストラリア
からのアーティスト達によって実現した。
以降、毎年数度の会議の場を、インドネシア、又は日本、韓国において設け、その年毎の開催を話し合って進めているところである。
1. 形態のイメージ
・ 踊り、音楽、演劇、美術、その他様々なパフォーマンスが同時に展開され、参加者がそれぞれ他のパフォーマンスも鑑賞し、更に共に食事をしたり会話を交わすなど、総合的な文化交流が繰り広げられる。
・ 公演形式にとどまらず、それぞれで様々な交流の機会を積極的に創造してゆく。
・ 開催場所をより自由なものとし、時々で最良のタイミングで機会を図る。
2. 推進の前提
・ CultureからCultivationへの再確認の作業をする。つまり、「文化を耕作すること。純粋な行為の持ち寄りがし易く、出来るだけ創造、創作の障害(例えば政治、経済、宗教などの問題や、種々実現上の条件課題など)から解放された上での創造行為を具現化すること。このためには、参加間口は最大に広くし、敷居を出来るだけ低くする。商業的興行を求めず、真に人間の存在を謳歌する行為として有りたい。これは時期限定を求めず、可能なところで初めて可能になることでもある。あくまでも「反社会性」「反体制」などということではなく、まったくそれら俗事から別の次元での事象として有るべきことである。総合的に「芸術行為(種々な意味合いで祈りの行為)のコア・パート」の発現の機とする。
Committee of Asia Tri. Art Project
(Indonesia) Bambang Paningron-Presenter,Festival Director,Director of Tembi Dance Company
Bimo Wiwohatmo-Art Director,Dancer,Choreographer,Bimo Dance Theatre
(Korea) Yan Hae Jin-Dancer,Choreographer,Director of Chumsori Dance Company
(Japan) Izumi Nagano-Composer,Director,AIM Project,Director of JJ.Art
Masaru Soga-office S.O.G.A.,Composer,Sound & Lighting Designer
これまでの開催経過
・ 2004年 Guave Festival at KEDAI KEBUN (Jogjakarta )
・ 2005年 東京「ダンスが見たい」(ディプラッツ企画)に参加
Taman Budaya(Jogjakarta)開催
・ 2006年 ソウル(国立芸術劇場、Chang-mu theater)、大阪(Black Chamber)公演
韓国AnseonCity-Juksan International Art Festival参加
Jogjakarta Ullensentalu(バティックミュージアム)での開催
・ 2007年 韓国Seoul開催
京都(ArtComplex),新潟十日町市松代(農舞台)、横浜(BankArt)
Jogjakarta,Depok(Jakarta)開催(Innisisuri 主催)
・ 2008年 Jogjakarta開催~DINYOSとのコラボレーションなど(Tamanbudaya Jogja,Padepokan,Ullensentalu)
京都(京都府立芸術文化会館)DINYOSとの共催「JIWA」公演
Jogjakarta「BUTOH EXHIBITION」(Taman Budaya Jogjakarta)主催開催
新潟十日町市松代「松代農耕文化村センター農舞台」においての開催
・ 2009年 新潟「越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭」参加 (鬼太鼓座、自然生クラブとの共演)
Jogjakarta JAF(Jogja Art Festival)連動開催
Tembi Theater(Jogjakarta)杮落としイベント開催
・ 2010年 Jogjakarta JIPAF(Jogja International Performing Arts Festival)連動開催
Tembi Theater, Taman Budaya Jogjakarta
アジア・トライ大井町(Kazco Takemoto)主催による
・ 2011年 Jogjakarta JIPA連動(Ullensentalu),
Tembi Theater
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