日本橋三越本店の天女像です。 
今から20年ほど前 友人とここで 待ち合わせをしたことがあります。
「天女像は 大きいし 有名だから すぐわかるわよ」
と 言われ 行ってみて びっくり。 
“なんじゃあ こりゃ～”
たしかに 大きいし 目立つけど
“あまりといえばあまりにも 趣味が悪い・・・”
と いうのが 私のその時の感想でした。
それから 時は流れ 先日 “美の巨人たち” というテレビ番組で
この天女像が 取り上げられました。
この像は 10年の歳月をかけて 1960年に完成したそうで
作者は 日本の木造彫刻の名匠といわれる佐藤玄々氏。
番組によると “日本彫刻の技術の集大成” ともいうべき名作だとか。
‟行ったら ぜひ 見てこなきゃ・・・”
と 思っていましたが やっぱり 私は 好きになれないな。 
ま 芸術なんて いいか悪いかより
好きか嫌いかだと 思いますよ。
ところで この天女像に たどり着くまでが 大変だったんです。
日本橋三越なんで 地下鉄 銀座線の日本橋駅で降りたんだけど
高島屋はあるけど 三越がない。
「三越は どこですか？」
なんて 人に聞くのも 恥ずかしい。
やっと 地図の看板を見つけて よく見れば
高速道路の向こうみたい。
高速道路の下が あの有名な日本橋。
橋を 渡ったら ありました。
しかし 銀座も 新宿も 地下鉄を上がったら 三越があるのに
何でここは こんなに 歩くんだ・・・？
この疑問は 帰りに解けました。
ちゃんと 三越前という駅があったのです。
20年も 来てないもんで すっかり忘れていました。
ああ 私って 東京の田舎もんだったのね。 
ちなみに 三越といえば ライオン像ですよね。
ライオンのモデルは ロンドン トラファルガー広場のライオン像だったはず。
ところで 最後になりましたが 日本橋三越に 何しに行ったかと言うと
‟緒形拳からの手紙” という展覧会を見てきました。
よかったですよ。 （ひとことかよ） 
最寄駅まで帰って来たら 雨が降ったような形跡が・・・。
夫に聞いたら 2時間ほど すごい雨が降ったらしい。
ゲリラ豪雨というヤツね。
今日は 遭わずにすんだけど 明日も そんなものに遭いませんように。