乗鞍高原・上高地情報

乗鞍高原と上高地の四季の自然の姿を現地に滞在するガイドが紹介します。

「乗鞍の隠れた名所!!」

2008-03-25 10:05:52 | 乗鞍アドレナリン日記
乗鞍の顔「善五郎」は冬の主役。
毎年積雪期に関係なく、たくさんの観光客が訪れる。
スノーシュー人気もあってか・・・・

しかし、乗鞍の滝はこれだけではない!
「乗鞍三滝」と言われるように(こんなネーミングの日本酒もある)、3種類の全く異色な趣ある滝がここには存在するのだ。

まず乗鞍の玄関口にダイナミックな落差を誇る「番所大滝」。
その落差は40メートル。
乗鞍最大規模の豪快さ!

次に現れるは誰もが知っている「善五郎の滝」。
県道から分け入る事、約30分。
なんとも素晴らしいブルーアイスが目の前に現れる!!
その美しさは見るものを魅了し、幾度と無く足を運ばせる。
毎日通っても、飽きる事は無い!
むしろドンドンその魅惑にやられていく。
そんな中毒者が近年後を絶たない・・・・
大袈裟な言い方かも知れないが、あながち嘘とは言えない魔力がこいつにはある。

さあさあここからが本題!
乗鞍高原最上部に控える今日の主役。
その名も「三本滝」!!
冬季は、スキー場リフトを2本経由する事、約20分。
そこからがこの滝への入り口。
(ゲレンデ食堂「三本滝レストハウス」が目印)

3月ともなれば先人たちの足跡は無数にあるが(これが逆に方向感覚を失わせることになる)、1月~2月初旬の厳冬期にトレースがあるのはなかなか珍い・・・・
かなりの確率でラッセルが楽しめる。
秘境ムードを体感したい人には打って付けだ!

行程としては、往路(下り)やく30分。
復路(登り)やく45分。
これだけ見ればまず問題ない。
(無論、積雪の量によっては大きく変化するが・・・・)

原生林の森をくぐりながら、沢伝いに心地よい下りが続く。
途中2~3本橋なんだか、スノーブリッジなんだか不明な難所を突き進む。
徐々に目前に稜線が近づき始めると、さっきまでの不気味な針葉樹の森が開け、ダケカンバの疎林が現れる。
木漏れ日が最高に気持ちよく、しばし休憩。
小鳥のさえずりも多く、非日常を感じさせてくれる。

その後も、下りは続き、なかなかの片斜面を横切り、つり橋に向かう。
積雪期の状態では、高所恐怖症の人はかなりの恐怖を味わう事になるが、勇気を持って慎重に渡り切る!!

あとは滝までのなだらかな道を楽しみつつゴール!!
目の前に、陽光に照らし出された3本の氷爆がお出迎え。

どれも雰囲気がまるで違い、3度美味しい。
コンディションによっては滝壺まで降りれ、写真の様におどける事もできる。
(不慣れな方は、遠目からでも十分堪能できるので、無理は厳禁!!)

「おい!ウッシー!!なんか下のほうに大きな亀裂あるぞ?!」

皆さんも「乗鞍三滝完全制覇」どうですか?
なかなかお勧めなプランです。

善五郎ちゃんだけでなく、「是非!三本滝にも起こしあれ!!」

秘境ムードがあなたの非日常を演出する事間違い無し・・・・





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