「雪虫(ゆきむし)とは、アブラムシ(カメムシ目ヨコバイ亜目アブラムシ上科)のうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称。体全体が綿で包まれたようになる。雪虫という呼び方は主に北国での呼び名で、他に、綿虫・オオワタ・シーラッコ・シロコババ・オナツコジョロ・オユキコジョロ・ユキンコ・しろばんばといった俗称がある。体長5mm前後。
具体的な種としては、トドノネオオワタムシやリンゴワタムシなどが代表的な存在である。
アブラムシは普通、羽のない姿で単為生殖によって多数が集まったコロニーを作る。しかし、秋になって越冬する前などに羽を持つ成虫が生まれ、交尾をして越冬の為の卵を産む。この時の羽を持つ成虫が、蝋物質を身にまとって飛ぶ姿が雪を思わせるのである。アブラムシの飛ぶ力は弱く、風になびいて流れるので、なおさらに雪を思わせる。
北海道では初雪の降る少し前に出現したりする(と感じられることが多い)ことから、冬の訪れを告げる風物詩ともなっている。
雄には口が無く、寿命は一週間ほど。雌も卵を産むと死んでしまう。熱に弱く、人間の体温でも弱る。(ウィキペディアより引用)」
何て、小難しい説明は置いておいて・・・・
こいつが空に舞い始めると思い出す。
故郷埼玉の秩父路の晩秋を。
この仕事に着くまで、足繁く通ったあの里山。
記憶の無いくらい幼い頃から・・・・
オンボロのダイハツシャルマンを父ちゃんが運転して、良く後部座席に乗る僕は車酔いして、野に肥料を与えてたっけ・・・・
高校、大学に進学しても「秩父熱」は収まらず、仲間と家族と彼女(あくまでも今の奥さん)と登山、川遊び、キャンプ、釣り、焚き火、酒宴・・・・
何かあるたびに訪れた郷愁たっぷりのあの場所。
3000m峰が聳える訳でも、名立たる名山があるわけでも、息を呑むような清流があるわけでもない里山。
周りにある山々は全て、自分の技術の届く範囲にあり、少し歩けばそのフィールドを知り尽くす事が出来る。
万が一迷っても、遠くには町の灯りがあり、集落があり、そこら中に人間臭のある安堵感。
それが里山の魅力の1つなのかもしれない・・・・
もちろん危険ゼロではないが、今の職場のフィールドとは比べ物にならないほどの安堵感。
だからこそ、身も心も全開に解き放って、ストレスゼロで相手に飛び込めるのかもしれない。
寒くなれば?トイレに行きたければ?雨が降れば?体調が悪くなれば?酒が足らなければ?
都会よりは不便ではあるが、何とかなるのだ。
こんな時もあった。
「小峰~今仕事終わったから高麗川に呑みに行くわ!まだ起きてる?」
何とも嬉しい報告。
「早くこいよ!俺は9時で寝るぞ!!あっ、酒買い足して来て!川沿いにうちのアベニール止まってるから。」
何て会話も少なくない。
たまにお客さんに聞かれる。
「峰ちゃんは海、山、川どのフィールドが好き?」
「う~ん、海の女も捨てがたいし、川下りも捨てがたい、でもやっぱり四季がハッキリしている山かな!!」
「じゃ!どんな山?北アルプス?南?やつ?海外の山?」
「う~ん、どこも大好きだけど、最終的には一周して里山かな?」
どういう訳か落ち着き、心が和む。
こんな非日常を好んでいるアドレナリンジャンキーの僕が言うのも何だが、「日常あっての非日常」なのである。
僕にとって「里山」は、特に故郷埼玉の「里山」は実家の落ち着きに似た「日常」を演出してくれるのであろう・・・・
さてと、話が限りなく脱線した。元に戻そう!
そんな秩父の里山に晩秋のキャンプに行くと、よく舞っていたこの「ゆきむし」。
当時は不思議な虫がいるもんだ!何て名前も知らず眺めては捕獲していたが、今の会社でこの名前を覚えた。
北海道生まれのそのKガイドは鉛色で重そうな空に舞うこの虫を手のひらに乗せて。
「北海道ではこの虫が舞い始めると初雪が舞うんですよ・・・・そろそろですねここらも・・・・」
その情景の美しさは今でも鮮明に覚えている。
紅葉が深まり、静まり返った乗鞍の一画で初雪の到来を感じる出来事であった。
それ以降、この虫が舞っているのを見ると冬の、初雪の気配を感じるようになった・・・・
こんな風に自然のものから季節の変わり目や、訪れを知らされるなんて、美しいね~
とまあ、今日は連日のアドレナリンブログから一転!ポエマーチックなものになったがたまには良いだろう!!
それでは皆さんも各々の冬の訪れをお楽しみ下さい。
おセンチガイドPJ峰でした。
といういつもの言い回しになりそうですが、僕が言いたいのは、
「やっと峰くん、多忙な時間から少しはブログ書けるようになたのね~」という事。
まあ、また冬のスキーシーズンが来たら、僕なんて相手にしてくんないんだろうけど・・・。
また時間のある時にお店に寄って下さいね~。
話さなければイケない事、話したい話が山積みなんですよ!!
そして時間があったら、一緒にスキーでもクライミングでも行きましょうよ~!!
去年も先シーズンも「今シーズンは絶対!」といっておきながらフラれましたからね~。
まあ、ヒガミはこれぐらいにして、またよろしくお願いします。
高原から里山を歩く、ある意味deepな乗鞍も楽しめました。Springbankさんの場所も、お初で確認できました!深緑色のおしゃれな外観が目を引きました。
私は、スキーはどうやら、センスないみたいです。
でも、冬が好き!待ち遠しいんです。
たくさん、足を運びたいですけど歩くツアーですみません…峰さん楽しいの、お願いします。
マスターさんも峰さんの事が大好きなんですね!
商売上手!人気者は、辛いねぇ~
そして雪が降るの。
一年で一番待ち遠しい朝は、初雪の日の朝です。
一晩にして景色が真っ白になるなんて、すごいですよね。
今年はいつになるかなー。
今年もいっぱい滑りましょーねーー!!
みつさん!!
そして懐かしのK!!!
楽しもうじゃないか~
スキーでもボードでも、クライミングでも・・・・(僕、重いからな・・・・笑)
共にこの冬は新たな事にチャレンジ、充実した「遊び」を追及していきましょう。
僕も負けませんよ~
それじゃ!雪虫よジャンジャン舞え!
天高く!!