Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

情けない週末

2012-03-25 00:20:12 | 


ついてないときは何をやってもうまくいかない。

というか、それはついてないのではなくて、自分の芯がしっかりしてないからそんな気がしてるだけなのかも。

この土曜日に、うちの畑でたわわんたわわん生ってるレモンを使って何か作ろうと思い、某レシピサイトを検索して
見つけたレモンクリームタルトを作りました。最初はレモンメレンゲパイを作るつもりだったんだけど、
焼きメレンゲがいまいち苦手なので、メレンゲじゃなくてホイップクリームを乗せるタルトにしました。

土曜日の朝、台風が来たのかと思うくらい強風が吹きすさぶ中を畑に入ってレモンを摘んだときはまだよかった。
レモンの皮をおろすために買ったおろし金で、レモンをごしごし削っているときもまだ大丈夫だった。
タルト生地を麺棒でのぼして、直径21センチのタルト型に乗せようとしたときに、

「なんかやばいかも」

って気がしてきた。型に対して、タルトの生地が少なかったから。レシピには「21センチのタルト型用」とあったのに。

心配しつつ、タルト生地をうす~くのばして型に乗せ、端っこの生地を切り落とすのがもったいなくて、薄くなりすぎた
部分に貼りつけたりしてごまかしてみるも、このへんからどんどん雲行きが怪しくなり…。

レシピ通りに「180度のオーブンで15分」タルトを空焼きする。生地が膨らまないように、タルトストーンを乗せて
焼いたら、15分経ってオーブンから取り出した時、生地はまだ白くて生焼けみたいでした。
仕方ないのでタルトストーンを除いて、もう一度オーブンへ。すると5分後、取り出した生地は底の部分が思いきし
膨らんでいた…よよよ。いや、冷ましているうちに少し凹んだけど。

レモンカスタードを作っている最中、生地にダマがあったので裏ごし器でこしてみました。そのおかげでカスタードは
なめらかになりましたが、タルト生地を伸ばした時の不安がここで再燃。思った以上にカスタードの量が少ないのです。
タルトの中に流しても、底をうっすらと覆うのがやっとの量でした。仕方ないので(またか)、ホイップクリームを
分量より多めに作って、カスタードの上に塗りました。

冷蔵庫で冷やすこと1時間。一応完成。



今更ですがこうやって改めてみると、タルト生地の焼き色の薄さが気になりますね。
なんでもっと色がつくまで焼かなかったんだ、私よ…。

カットしました。



断面をたれたホイップクリームが覆っているのでよく見えませんが、レモンカスタードの量が少ないです。
食べても、ホイップクリームとタルト生地の粉っぽさが強くてレモンの味があまりしませんでした…とほほ。

結果、このレシピの改善点をまとめると、

・タルト型を18㎝のものに替える。
・量を増やすために、カスタードは卵黄だけでなく卵白も入れて作る。
・タルト生地はよく焼く。
・ホイップクリームは入れすぎない。

の4つでした。タルト生地がまだ余っているので、それを消費するためにもレモンが木に生っている間に
また作りたいと思います。次こそリベンジだー!!

で、土曜日はこれ以外にも、米粉でマドレーヌとフィナンシェを作りました。
マドレーヌにはレモンの皮のすりおろしがはいっています。レモンの皮はレモンクリームタルトにも
入ってます。外国産の輸入レモンではないので、皮も有効活用できるのがうれしいです。プロの農家じゃないので
うちのレモンは見た目悪いけど。

マドレーヌもフィナンシェも、初心者向けのお菓子なので楽勝~と思っていたのですが、できあがったのは



う~ん、写真奥のフィナンシェはぎりぎり合格点(型に生地を入れすぎて膨らみすぎたけど)ですが、
マドレーヌがどうも…ココア入れたの?ってな焼き色になってしまいました。一応、レシピ本に書いてある
時間(180度で20分)よりも早めにオーブンから出したんですが…一体何があったの?

私のオーブン(デロンギ)は大変カプリチオーソでカンタービレ(中途半端に古い)なので、焼き加減に
ムラが出やすいっちゃ出やすいのですが。焼きが足りないのならまたオーブンに戻せばいいだけだけど、
焼きすぎはもう何をどうしても修復不可能なのでつらいところです。

やっぱり、一日に何種類もお菓子を作ろうと欲張ったのがいけないのかな。ひとつに集中すればよかったのかも。
私の人生において、欲張りすぎて下手を打つことが、お菓子作り以外でもほんとうによくあるので、
気をつけたいところです。

マドレーヌとフィナンシェは日曜日に会う友人に贈ろうと思って焼いたのですが、マドレーヌのほうは
到底人にあげられるレベルではありません。友人にはフィナンシェのみを渡そうと思います。あー残念!

残念ついでに、土曜日は生イーストを使ってバナナとくるみの食パンを作ったのですが、ここでも失敗が。
ホームベーカリーのミックスコール(レーズンやくるみなどの具材を投入するタイミングに鳴るお知らせ)が
鳴ったらくるみを入れるのをすっかり忘れていて、ホームベーカリーのねり工程が終わってから、あわてて
くるみを入れるはめに。おかげでパンの中にくるみを混ぜ込むというより、パンの上にくるみをまぶしつけた
ような状態になってしまいました。

明日スライスするとき、表面についてるくるみがぽろぽろこぼれ落ちるんだろうな~とほほのほ。

でもまあ、失敗は成功の母と言いますし(遠い目)、今日の失敗は次回のリベンジで取り返そう!と思うことに
します…ここに失敗の内容と反省点を詳しく書いておけば、次に作るときの参考になるしね。

オーブンが使えなくなるほど暑くなる前に、果たすべきリベンジは全部果たしてすっきりするぞー!
(リベンジし終わる前にまた新たな失敗をおかすほうに3000点)



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