ギンザエクセレントを運営していたギンザエクセレント株式会社が、5月26日に自己破産開始決定を受けたそうです。
この結婚相談所は、代表の須田友善氏が、青月社から「気のせい?―あなたが恋愛・結婚をしていないのは…」と、幻冬舎ルネッサンス社から「起きろ!―結婚が“縁遠い”と感じているすべての男性たちへ 」を出版され、業界では有名だったとのことですが、同じ業界に何年も携わっているものの、失礼ながら、全く知らない方でした。
男性は35万円、女性は1万円を登録料として払い、プレミアムな男性会員の登録料は350万円もしたそうで、銀座はじめとして、各地に立派な拠点を作られたものの、経費が圧迫して、実態は自転車操業であったような書き込みがネットに氾濫しています。
ところで、視聴率稼ぎの為に、ドラマや情報番組の特集や、ネタ不足と収益目的の為に雑誌などで、結婚相談所が華々しく取り上げられたりするので、多くの方は誤解されていますが、銀座エクセレントさんはどうだか知りませんが、大手や有名と呼ばれるところを含め、多くの結婚相談所の実態なんて極めて胡散臭いもので、イメージとしては、大昔のサラ金業界と大差ないのです。
目先の収益の為なら平気で嘘をつきますし、そもそもホームページに公表されている会員数や成婚数自体がデタラメの結婚相談所が多数あります。
実際、会員数や結婚者数を自社にとって都合の良い解釈で公表した結果、行政処分を受けた大手の結婚相談所もあります。
他社と競う為に、華々しさを演出し、医者専門、東大・早稲田・慶応出身者専門等々、あたかもステータスがあるかのように見栄を張り、偽装しても、そういう結婚相談所に限って長続きしないのは、もう何十年も前から繰り返されて来たことなのです。
前述の通り、ギンザエクセレントさんの本当の実態は分かりませんが、最後に困るのは会員さんであって、真面目な出会いや結婚を望まれ、高額な料金を払って、期待を寄せて入会いただいたにも関わらず、結婚相手との巡り逢いを提供出来ないだけで、結婚相談所は反省し、申し訳ない気持ちにならなければならないのに、倒産させてしまうことで、まだ会員期間が残っている会員さんを路頭に迷わせるようなことは、一番やってはいけないことです。
本支店の立地条件や会員さんの職業・出身大学をウリにした結婚相談所は、今も沢山ありますが、そういう方向性の結婚相談所が長続きして規模拡大した試しがありませんので、利用される方は、十分ご注意下さい!