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仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

『ミーターの大冒険』と瓢箪

2022-03-27 10:05:28 | ミーターの大冒険
『ミーターの大冒険と瓢箪』

 『ミーターの大冒険』の数あるテーマの中でも「浄化」や「解毒」は大事なものです。 それを哲学思想に置き換えて見ると「中庸」という概念でも捉えられます。 この「中庸」という思想は、ご存じのように古代思想においてかなり肝心要であったことは定説です。 お釈迦も孔子もアルキメデスも同じ内容を伝えれおります。
 ところで、その中庸というのは、仏陀の思想の中で例えて見ますと、「中」や「空」と言っております。
 それを敢えてある植物に当てはめて限定して見ますと、内部が空洞化でき、瓢箪(ひょうたん)が思い浮かびます。 二段の膨らみと中間位置のくびれが特徴で東洋及び日本では縁起がいいものと珍重されて来ました。

「精神」が宿るもの
瓢箪は古くから「霊」を含んでいると言われている植物です。 悪を吸い込んで浄化する効果があると考えられていました。

瓢箪は楕円の中央に括れ形をしています。 悪が入ると、くびれた部分にとどまり、見逃せないと言われています。 浄化作用には神聖な精神が含まれていると考えられており、神聖な植物と見なされています。



“Meeter’s Adventure and Gourds”

 Among the many themes of "Meeter's Adventure", "purification" and "detoxification" are important. If you replace it with philosophical thought, you can think of it as the concept of "moderate". As you know, it is a well-established theory that this idea of ​​"moderate" was quite important in ancient thought. Shaka, Confucius, and Archimedes all share the same content.
 By the way, the golden mean is called "middle" or "empty " in the Buddha's thought.
 If I dare to apply it to a certain plant and limit it to a certain plant, a gourd comes to mind. It is characterized by a two-tiered bulge and a constriction in the middle position, and has been prized as auspicious in the East and Japan.

 What the "spirit" dwells in
From ancient times, gourds are plants that have been said to contain the "spirit". It was thought to have the effect of inhaling and purifying evil.

 The gourd has a constricted shape in the center of the ellipse. It is said that once the evil has entered, it stays in the constricted part and cannot be missed. The purifying action is thought to contain the sacred spirit and is considered a sacred plant.

Yin Yi


松岡正剛氏の論説に思う

2022-03-27 00:13:31 | 日本古代史

Yi Yin

 この度、上野俊一氏の「松岡正剛」氏のユーチューブ番組のシェアされたものを、またあらためてシェアさせて頂きました。それは、今直面している日本と我ら日本人に突きつけられている諸危機にどう向き合って行けばいいのかの、ある方向を指し示して下さっているとの思いからです。
 最近のFBの日本古代史研究会の佐藤達矢さんがつよく主張されています所為稲作文化の到来に関してのスサノオ神の意義を半島と列島という舞台に亘って立体的に論じられているのが面白く、意味深く感じられたこととも相まって思いたったからでもあります。
 佐藤さんの主張は、概ね日本の起源に関して、大陸及び半島からの流民を中心とした渡来人や渡来文化ともともとの我らの先祖の現地人との融合と葛藤の歴史と捉えている点で、愁眉です。
 さて、松岡正剛氏の主張に出てきます「荒魂」と「和魂」(ニギタマ)という二項ですが、日本の文化の深層構造から、ヘーゲルの弁証法よろしく絶え間ない異質とわれ(ら)との「合」という動的平衡操作にあるということでありましょう。それは、気がつけば、列島が世界の端に位置しているという自覚の表れから来ているものと思われます。
 日本の皇統が、瓊瓊杵尊から発しているのは、この「和魂」(ニギタマ)的要諦こそ求められている実践知であるように思えてなりません。

 聖徳太子の「和」は隋という極を意識して出てくる思想です。また続いて天武、持統朝においてヤマトを「大和」と表記しました。「まな」に対して「かな」が異質文化に対応する精神とするなら、我が国の起源、成り立ちはその中間に立つという『中庸』にあります。
 それゆえ日本の歴史の根幹にはあらゆる荒ぶるもの(外来も内憂、自然災害も含む)に如何に対応するかのニニギ『瓊瓊杵』の意味が問われています。
 そういう観点から今、否応なしに襲いかかる日本と世界の危機的状況を鑑みていくことは大いに策められているのではないでしょうか!

わたしにつばさをください!輝く翼を!

2022-03-25 06:07:53 | CASIOPEA
わたしにつばさをください
ちょっとだけ欲張りを言わせもらえれば
輝く翼です

今はある国がある国を奴隷としようとしています

我が国の内外では伝染病がまだ猛威をふるっていて民の自由を極度に制約しています

ちょっとだけの自由が欲しいのです

今やもう一度若かったときのようにとは言いません

たとえ体は衰えても心は輝きたいのです

遠い昔
花が栄えたためしは少しばかりの誘いのいのちに目覚めたためでした

遠い昔
我らの先祖もいなかった昔に

花に誘われた昆虫たちは少しばかりの自由を手に入れました

それを見ていた恐竜たちは空を見つけました

そしてやがて昆虫から学んだ恐竜の一派だけが翼を手に入れました

大きく欲張って
今からミニマリストにならなくても
ノマドにならなくてもいいです

翼をください
できればちょっと欲張って
輝く翼を

https://youtu.be/MOfCEZjqXtE

yatcha john s. 「翼をください!

 輝く翼を!」

Re-Creation

2022-03-23 20:33:52 | パンガイアの精神
すべてがはじまる
繰り返されても 
何度でも繰り返されても
はっと息をこらすとき
すべてのリセットのときだ
やり直せる 
やり直せる

すべてがはじまる
太陽がすべてをもちあげる
分厚い夜のカーテンをこじ開け 
引き上げる
すべての生き物 
すべての魂のために
そしてその太陽の心意気を今日もゼロから倣うのだ

https://youtu.be/MB3YI13LJkA

yatcha john s. 「Re-creation」


True Paradise

2022-03-22 21:40:21 | 宇宙詩とhorizon的瞑想
なん光年もの旅をし
地球に戻ってきたSF の宙航士 
幾世代の子孫に逢って世話されたいう
あなたはわざわざ笑い話しを遺すために宇宙に出て行ったというのか

竜宮城からの玉手箱 
開けて煙は幻の見知らぬ故郷
どちらが本当の理想郷なのか 
あなたの名は裏島(浦島太郎) 
この物語は皮肉たっぷりの反面教師か
 
孤島で孤独に暮らしたというけれど
あなたの名は出邦(ダニエル・デフォー) 
本国では印税で儲けたではないか

やすらぎの美の世界 
あなたの名は Go-gang(ゴーギャン)
美しいからと言って未開の土地を荒らすのはやめてくれ

いつでもどこでも「青い鳥」は真実なのだ

https://youtu.be/U_ZCyuCh4mg

yatcha john s. 「 true paradise 」
photo: タヒチ諸島