OBSニュース

小樽商科大学ビジネススクール(専門職大学院)に関する情報を定期的にお知らせいたします。

『MBAのための組織行動マネジメント』が出版されました

2009-11-10 08:36:22 | 書籍紹介
今夏、OBSの書籍シリーズ第5弾、『MBAのための組織行動マネジメント』(同文舘出版、2,300円+税)が出川淳教授、近藤公彦教授の共著により刊行されました。
その内容についてご紹介いたします。

1960年代に米国で展開が始まった組織行動学という考え方が、日本においても認知度が高まってきました。これまでは、人的資源管理として研究されてきましたが、組織よりも個人に焦点をあてた人的資源管理では不十分であるのが現在の経営環境です。つまり、複雑化する一方の経済環境や経営環境下では、企業変革や経営戦略を成功させ、事業を発展させていくためには、個人やそのグループによって構成されることを前提とした組織に主眼をおき、組織的な活動の成果や効果に注目する組織行動という考えが必要となってきました。
企業で求められるのは、組織行動をマネジメントするための具体的な施策でしょう。そこで、本書では、以下のような要素について、実践的な効果を持つと考えられる理論や実際に活用できる知見を明らかにして読者に提供していくことを主たる目的としました。

・ モチベーション(動機づけ)のメカニズム
・ 組織の意思決定における現象
・ 円滑なコミュニケーションを実現する方法
・ リーダーシップを発揮するための要件
・ 組織の編成方法
・ 職務設計の方法
・ 業績評価と報酬システム
・ 組織文化のコントロール
・ 上記要素と組織変革/経営戦略との連携

この目的のため、従来の組織行動学の解説書には含まれていないような内容、例えば、円滑なコミュニケーションや効果的なリーダーシップのための心理学的な研究に基づく知見等も取り込まれています。

なお、本書の目次は次のとおりです。

第1章 組織行動学とは
第2章 組織の中の個人
第3章 グループ行動の基礎
第4章 コミュニケーション
第5章 リーダーシップ
第6章 組織としてのシステム
第7章 組織変革と組織行動学

最新の画像もっと見る