OBSの実践科目である「ビジネスプランニングⅠ・Ⅱ」の授業内容について、齋藤一朗教授にお話を聞きました。
Q:「ビジネスプランニング」の特徴は何でしょうか?
この授業を履修すると、ビジネスプランを立てる能力が身につきます。ただ、「とりあえず事業計画書を作る」というアプローチはとりません。われわれのやっている授業は、プランの書き方というよりも、「ビジネスを構築するための思考」「戦略思考」をどう身につけるかに重点を置いています。その思考の結果をプランとしてまとめるわけです。つまり、ビジネス「プラン」よりもビジネス「プランニング」を重視します。理論をツールとして身につけた上で、ロジカルな議論をし、それを読み手にとって整理し、最後にプランを出すわけです。「書き方」ではなく「考え方」を学びます。
Q:具体的には、どのような課題に取り組むのでしょうか?
1年生の後期に履修する「ビジネスプランニングⅠ」の場合、例えば「札幌の中心街で小売業に関するビジネスプランを作ってください」というテーマを与えます。小売という業種と札幌という市場だけを設定して、どういう事業を展開するかはグループで決めてもらいます。その演習が終了し、ビジネスプランニングの考え方が理解した段階で、個人毎にプランニングしてもらいます。去年は「ものづくり」というテーマでした。このとき、一人の力で考えることが重要になります。
Q:2年次の「ビジネスプランニングⅡ」では何をするのですか?
「ビジネスプランニングⅡ」は、まったくのフリーハンドです。履修者が自分の関心のあるテーマをもちこみ、完全に一人でプランニングしてもらいます。これまでのテーマとしては「バイオ燃料のプラントの事業設計」、「女性専門の病院づくり」「医師の研修派遣研修ビジネス」「地域資源を生かした鹿肉弁当ビジネス」などがありました。本当に何でもOKです。自分が社会で抱えている問題を持ち込むケースもあれば、将来独立することを展望してビジネスを考えるケースもあります。
Q:具体的なビジネスプランニングの流れを教えてください。
まず、事業領域を定めます。次に、外部環境を分析してから、戦略を考えます。その際、自社の経営資源分析を実施し、外部と内部を整合させて戦略を策定すことが大切になります。そして、具体的な個別戦略につなげ、オペレーション、アクションプランに落とし込んでいきます。最後に、この事業に採算性があるのかどうかを財務シミュレーションで検証します。こうしたプロセスを繰り返して、ビジネスプランを練り上げていくのです。
Q:ありがとうございました。
Q:「ビジネスプランニング」の特徴は何でしょうか?
この授業を履修すると、ビジネスプランを立てる能力が身につきます。ただ、「とりあえず事業計画書を作る」というアプローチはとりません。われわれのやっている授業は、プランの書き方というよりも、「ビジネスを構築するための思考」「戦略思考」をどう身につけるかに重点を置いています。その思考の結果をプランとしてまとめるわけです。つまり、ビジネス「プラン」よりもビジネス「プランニング」を重視します。理論をツールとして身につけた上で、ロジカルな議論をし、それを読み手にとって整理し、最後にプランを出すわけです。「書き方」ではなく「考え方」を学びます。
Q:具体的には、どのような課題に取り組むのでしょうか?
1年生の後期に履修する「ビジネスプランニングⅠ」の場合、例えば「札幌の中心街で小売業に関するビジネスプランを作ってください」というテーマを与えます。小売という業種と札幌という市場だけを設定して、どういう事業を展開するかはグループで決めてもらいます。その演習が終了し、ビジネスプランニングの考え方が理解した段階で、個人毎にプランニングしてもらいます。去年は「ものづくり」というテーマでした。このとき、一人の力で考えることが重要になります。
Q:2年次の「ビジネスプランニングⅡ」では何をするのですか?
「ビジネスプランニングⅡ」は、まったくのフリーハンドです。履修者が自分の関心のあるテーマをもちこみ、完全に一人でプランニングしてもらいます。これまでのテーマとしては「バイオ燃料のプラントの事業設計」、「女性専門の病院づくり」「医師の研修派遣研修ビジネス」「地域資源を生かした鹿肉弁当ビジネス」などがありました。本当に何でもOKです。自分が社会で抱えている問題を持ち込むケースもあれば、将来独立することを展望してビジネスを考えるケースもあります。
Q:具体的なビジネスプランニングの流れを教えてください。
まず、事業領域を定めます。次に、外部環境を分析してから、戦略を考えます。その際、自社の経営資源分析を実施し、外部と内部を整合させて戦略を策定すことが大切になります。そして、具体的な個別戦略につなげ、オペレーション、アクションプランに落とし込んでいきます。最後に、この事業に採算性があるのかどうかを財務シミュレーションで検証します。こうしたプロセスを繰り返して、ビジネスプランを練り上げていくのです。
Q:ありがとうございました。