コツコツ歩き隊!

散策!平泉(2) 世界遺産・毛越寺(もうつうじ)を参拝する

岩手県平泉・一関散策レポート(2017年9月15日~16日実施) その2

ウォーキング開始!

3.毛越寺

平泉郵便局(岩手県平泉町)で風景印をもらうと西に進路を取ります。
2番目の目的地・毛越寺(もうつうじ)に向かいます。

道はきれいに整備され、とても歩きやすいです。
街の美しい景色を眺めながらのウォーキングはとても楽しいです。

毛越寺は萩の花が満開。ちょうど「萩まつり」の時に伺うことができました。

まず、お参りをしてから境内にある浄土庭園を見学することにしました。

毛越寺は「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界文化遺産に登録されました。
こちらの庭園は日本最古の作庭書「作庭記」の思想や技法を伝えている池庭なのだそうです。

創建は寺伝によれば嘉祥3年(850)、慈覚大師(円仁)によって開山されました。初め「嘉祥寺」と号しました。
「毛越寺」の読み方は変わっており、「もうつうじ」と読みます。
これは「越」を慣用音で「おつ」と読むことから、「もうおつじ」→「もうつじ」→「もうつうじ」と変化したとのことです。

火事や戦火で焼失してしまった建物もありますが、残っているものもあります。
右写真は「開山堂」。慈覚大師を祀るお堂です。
慈覚大師が記した「入唐求法巡礼行記」は正史には見られない、9世紀の中国の社会・風習についての記述も多く、
晩唐の歴史研究をする上での貴重な史料として高く評価されているそうです。

紅葉が始まっている毛越寺。美しい景色に心和みます。(写真は常行堂)

常行堂の脇を流れる「遣水(やりみず)」は山水を池に取り入れるための水路。
谷川を流れ下り更に蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現しているのだそうです。
やはり、「作庭記」に記されている技法に則って造られているそうです。

毛越寺は9世紀に慈覚大師が開山し、松尾芭蕉が訪れた、東北地方の4つの寺を廻る巡礼コース「四寺廻廊」の1つ。
他に「中尊寺」(岩手県平泉町)、「瑞巌寺」(宮城県松島町)、「立石寺(山寺)」(山形県山形市)があります。

そんな巡礼コースがあるとは…。
残るは「立石寺(山寺)」ではありませんか。仙台在住中になんとしてでも山寺に行かねば。
今秋は滅茶苦茶忙しくなりそうです。

庭園を1周するとものすごくお腹が空きました。
見学を終え、ちょっと早めの昼食をいただくことにしました。
(その様子は次の記事にて。)

散策マップ

 

参考資料

  • 岩手・平泉散策ガイドマップ
  • 毛越寺リーフレット
  • ウィキペディア「毛越寺」、「入唐求法巡礼行記」、「四寺廻廊」
  • 毛越寺公式HP:http://www.motsuji.or.jp/

つづく


どなたが投票して下さっているのか分かりませんが、本当にありがとうございます。これからも頑張ります!

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