香港に恋して(旧:にゃんこの日記)

大好きな香港を中心に健康、美容、食べ物、ひと‥何でも綴っていきます

旭川出身

2010-06-07 | その他
NHK「こころの遺伝子」を観た。
今週はピアニストの辻井伸行さんと、彼が6歳から12年間師事した
川上昌裕氏が出演。

昨年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した際、
在学する上野学園大学での恩師、横山幸雄氏へのインタビューが
多く流れたため、川上先生の存在はそれほどクローズアップされ
なかったような気がする。

ちなみに横山氏は、ブーニンが大きな話題を集めて優勝した1985年
ショパン国際ピアノコンクールの次の1990年大会にて、優勝時の
ブーニンと同じ19歳で、1位なしの3位に輝いた時の姿が印象深い。
当時の彼は、若さゆえのとんがったオーラ全開で、その後何年も
経てから聴いたコンサートでの語り口調が随分柔らかくなっており、
「彼も大人になったな‥」なんて(笑)感慨深い思いがしたものだ。

話は逸れたが、川上先生、純朴な雰囲気の方だな~と思っていたら
北海道人だったのね!それも旭川。

旭川出身と言えば、最近話題の玉置浩二にクマテツこと熊川哲也、
「キャンディキャンディ」作者のいがらしゆみこ、作家では井上靖と
三浦綾子さん、etc。
三浦さんは別として、結構ユニークな人材が目に付くのは気のせい
だろうか‥って近頃のハイテンションな玉置浩二が目立つだけかも
しれないが。
そういや、昔、売れ始めの安全地帯のライヴに行ったことがあったなぁ。
北海道の中都市で、会場はボロっちいホール。
「こーゆー会場、ボク好きですよ」なんて、まだフツーだった頃?の
玉置氏がフォローしてたっけ‥。

そんで、川上昌裕先生(脱線失礼‥)。番組中、辻井さんの一言一言を
聞くたび涙が溢れてくるようで、しょっちゅう目をパチパチさせながら
話に聞き入ってる。12年間の様々な思いがよみがえってくるのだろう。
番組のラストで、二人で悩みながら取り組んだショパンのマズルカを
辻井さんが演奏するシーンでも、成長した教え子の堂々たる姿と音色に
こみ上げてくるものがあったようだ。
演奏とともに、そんな先生の姿を見て、こちらも心を打たれた。

辻井さんを育てた川上先生の豊かな感性と情の深さ、そして飾らない
人柄と純粋さ、それらは大雪山系に囲まれた大自然の賜物かなと思った。


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