テーマは「吠え」
「無駄吠え」「要求吠え」に代表される「吠え」の問題はいつもわんこの分が悪い。
吠えるだけで、「だめ犬」はともかく「だめ飼い主」のレッテルが張られやすいものだから。
飼い主が他人から「だめ」と言われることってとっても凹む。
「だめ飼い主」と言われないためにすることが、
犬を変えて なんとか「おりこうさんの犬の飼い主」になること。
結果、いままでのしつけでは、「犬に無駄吠えさせない」「要求吠えさせない」方法ばかりが目立っていて
犬の言い分はすべて却下されてきたといっていいくらいでした。
吠えたら「NO!」はその最たるものでした。
そういわれたからってChoco.はそうそうだまりません。
よく、大声を出すと犬を応援しているのと同じ。
…というわけで「無視」という方法もありますけど。
でもChoco.は無視されたって吠え続けるばかりでした。
大きな音を出したって、リードをガツンとしたって一瞬は止まっても次の瞬間もっと大きな声で吠える子多いです。
理由はどうであれ「吠えているのをやめさせるだけ」はできない!が正しい。
では、犬サイドからの「吠え」をみると、
まず「吠え」は「コミュニケーションツール」のひとつということがわかります。
犬は、豊富なボディランゲージをもっていて犬同士で会話することはよく知られています。
「吠え」にも、仲間を呼んだり、知らせたり、警戒したり、うれしいとき、怖い時…などなどさまざまな意味を持っています。
だからこそ、私たちもボディランゲージを学び、理解し、使う。そして犬の心を受け止めることが求められていると思います。
それを踏まえて、
トゥーリッド・ルーガスは、「吠え」を5つに分類しました。
チャーリーママさんは、それを3つに再編。
もちろん犬目線の分類です。
つまり、その根底にあるものは・・・吠えは悪者ではない!です。
これは、動物福祉の心にも準じていることだと思います。
1.会話として吠える ここに入るのが要求吠えと言われることが多いと思いますが、
これはかなえてあげれば、満足できれば吠える必要のないもの。
飼い主の心構えひとつで、なぜ吠えるのかがわかっていれば先回りしてしまうことも可能なことです。
たとえば、Choco.は散歩の帰り道でボールをくわえたいと思っています。だから私に「ボールを出して。」って吠えるわけです。
それをくわえたら吠えない。もうそろそろボール出してほしいという頃だなと私が気づいてボールを出して投げたらくわえてルンルン歩きます。
べつにボールくらい出すのはなんてことないわけだから出してあげればいいってことですよね。
飼い主が変わるだけでいいって、こんなふうに実は大したことじゃないものだと思います。
私がボールを出すまで吠えなかったらごほうびとしてボールを投げてあげるとか
「要求吠えにこたえると犬がつけあがる!」とかいうこと自体ナンセンスですよね。
2、警報・警戒(犬として本能的な吠え) ピンポン吠え、家の窓から外を見て吠えるなどの「無駄吠え」といわれるもの。
散歩途中でほかの犬に会った、そばをバイクが通った、苦手な子どもがすれちがったようなときに吠えるなど。
そこに絡んでくるのが、その犬が個々に持っているスペースです。なのでその広さを理解してあげて間をあける、退路を確保するなどと
並行して日ごろから飼い主自身が絶対的な二次強化子になるように古典的条件づけを正しく理解し、実行することが必要になります。
こちらも犬を変える必要はなくて飼い主が変わると犬も変わってくるわけで、いままで確固たるスペースを主張していた犬でも
その必要がなくなるだけのことなので、なにかさせようというのとはちょっとちがうことですよね。
3.常同行動的な吠え(ストレス吠え)ずぅ~っと吠え続ける。 1、や2.の対処が不十分だとこちらに移行してしまうこともある。
こういう吠えにならないように、1,2を飼い主が学んで実践するということになると思いますし、もしすでにこうなってしまったら・・・。
トレーナーと相談しつつ、1と2を地道にやりなおすのがいいのかなと思います。
こうやって書き出してみると、
「吠えさせない」ではなくて「吠える必要がなくなる」を目標に、ヒトの犬に対する接し方や考え方を学び、変える。
これにつきるかなぁと思いました。
飼い主によく似て…とチャーリーママさんに言われてちょっと不本意に思っている私ですが…、おしゃべりなオンナのChoco.ですが、
いつからか散トレで会場についてからそこかしこで吠え続けていることが多いです。
理由は定かではなく、要求(歩きたい、何かしたい、じっとするのはいやって感じかと推測)吠えにはちがいないと思っています。
すでにレベル3に移行している風もあるわけなんですが、Choco.にとってはまだかなわないから吠える必要ありなんですよね~きっと。
その原因をなんとか探し当てたいと日々努力はしているところです。だって、チャーリーママさんやみなさんのお話をちゃんと聞いていられないんですもの。
また31日の横浜でもみなさんに集合場所をアナウンスするんだろうなぁ

なんとかしてあげたいもう一つが犬とのすれ違い時にでる「吠え」です。
これもChoco.にとっては「領海侵犯」の気持ちからなんだと思います。
このためにも脚則で歩いてそばにいる人やものからのプレッシャーがあまり気にならなくなればいいかなと考えてやっているところです。

横浜座学といえば、名物ランチ
ヘルシーランチでした。一生懸命にお勉強するとおなかがすくものですから・・・(・・。)ゞ
チャーリーママさん、座学のたびに新しい気づきをありがとうございました。
ご一緒した皆さんの経験談や質問からもいっしょに学ぶ楽しさをいただきました。
また、よろしくお願いします♪