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ピッチとふうとみけ+Choco.

もっと学ぼう、犬のこと♪ @横浜定例座学 ~20150619~

杉並に引き続き、横浜定例座学でした。

テーマは支配性理論をぶち壊せ!ですが、支配性理論というからにはなにか学術的な本とかあるのかと思って検索したら、
出てきたのは、「支配性理論をぶち壊せ」っていうチャーリーママさんのブログだったりする。
つまり、支配性理論とかアルファー論とかいってもきちんと理論だったものはなさそうなんですよね。
オオカミが犬の祖先だから、オオカミの狩りの仕方や暮らし方を犬に当てはめているだけなんじゃない?
それなのに、なぜこればっかりがまかり通るんだろうか?

チャーリーママさんのように、支配性理論でない犬のトレーニングに携わっている人たちの方が
よっぽど理路整然とお話しするし、犬のことを学んでいるのにそれでも支配性理論でやっつけるしつけ法がなくならない。
やっぱり飼い主側の問題だよね。支配性理論は、飼い主が学ぶことを必要としていないんだものね。
まず、飼い主からの要求が、「今の自分にとって不都合なことを一日も早くなくしたい」「犬に対する自分が感じているストレスを解消したい」
その行動をどうにかしたいとなると、犬の感情は封じ込めてでも、しなくなることを優先したくなる。
飼い主は全く変わらず、学ばず、犬がその行動をしない、できなくなればよい、という感じ。
だから表に見える行動を消そうとするだけのトレーナーが多いし一見その行動が消えたように見えればカリスマともてはやされたりするんだなぁ。
その方法は、どんな時でもヒトを受け入れてくれる犬がいるから成り立ってしまう…と思うとやりきれないです。

しない、できないは痛みがあったり、恐怖だったりが原因で、犬自身そしてたぶん本当は飼い主もこんな毎日楽しくないだろうと思います。
どうであれ「犬のリーダーである自分」「犬をやり込めた自分」を褒められ、満足していたらその人にとっては楽しいのか?
支配性理論を使って、「これは犬がヒトの上に立っているから」と説明して、飼い主さんはトレーナーがいうことだから正しいのだろう、
TVに出てくるカリスマトレーナーとおんなじこと言ってるし、やってるし…。」
多くの飼い主さんはそうだと思う。かつての自分もそう思っていた部分もあった…( ̄Д ̄;)
でももし飼い主さんがもっと学んで突っ込んで質問したらそのトレーナーは明確な答えを出せるのだろうか?
たぶん禅問答のようになってしまうじゃないだろうか、屁理屈をこねてこちらの疑問を抑え込んでしまうんじゃないだろうか
あるいは説明できなくてキレルかもしれない。「自分の言うとおりできないなら、おそろしいことになる!」って脅すかもしれない。

でも、どういわれようとも、
飼い主は、いつでも なぜ犬を飼ったのか? この原点に戻ることを忘れちゃいけないと思うのです。

たとえば犬が吠えることを「騒音」と取るか「会話」と取るか。
これって、「ヒト目線」か「犬目線」かそれだけの違いですよね。
でも、発しているのが犬なんだから「犬目線」で考えてあげる必要があると思うんです。
ヒトと同じ言語を持っていない代わりにいろいろなシグナルで表現する犬たちですもの。
わかりあえれば、話は早いと思うのです。
「犬に我慢させる」のではなくて、「あなたの言い分はわかった。でも今は吠える必要はないよ」と伝えられるようにしましょうよ。

犬を学ぶってこういうことです。
犬と一緒に、犬もヒトも楽しく暮らすってここからの出発だと思います。

Choco.の吠えについてはまぁ一筋縄ではいかないですが、「天罰法」使おうとは思いません。マズルつかんでひっくり返すなんてもってのほかです。
Choco.にはChoco.の理由や言い分があってのことだと思うので、まずはそこから…。
何年やってんだ?ってつっこまれそうですが、きっとある日遠い目で思い返せる日がくると信じてこれからもがんばりますよ

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