北山ナーセリー*クリスマスローズ日記

富山の園芸店・北山ナーセリーのスタッフによるブログです。冬はクリスマスローズのブログに変身します♪

春の七種

2008年12月23日 18時02分24秒 | 商品の紹介

ご無沙汰しております。スタッフAです

クリスマスを目の前に、早くもこんなものが入荷していました。



春の七種セットです
みなさんは、春の七種、全部言えますか~?

私は言えますよ

せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草

という有名な七五調の覚え方がありますね。

「せり」は、湿った場所に自生している日本のハーブですね。(写真右手前)
塩で揉んでおにぎりにするとおいしいと、パートさんが言っていました

「ナズナ」は、「ぺんぺん草」のことです。花が咲く前の柔らかいのを食べます。(写真中央真ん中)
ハーブの「ルッコラ」と同じアブラナ科で、どちらも花が咲くと葉っぱが硬くなり、苦味やえぐみが出ます

「ごぎょう」は、「ハハコグサ」のことです。(写真中央手前)
銀葉の、あまり背丈の出ない雑草で、私の通っていた小学校の鉄棒の近くによく生えていました。
黄色い花が咲きますが、こちらも開花前のものを食べます

「はこべら」は「ハコベ」という雑草ですね。(写真左手前)
白い小さな花が咲く雑草で、そこらじゅうに生えています。
春に、「オオイヌノフグリ」と一緒に群生している様子は、雑草と言えどもとてもきれいで好きです
よく似た雑草で、茎や葉に細かい毛がたくさん生えているのもがあるのですが、これは「オランダミミナグサ」という帰化植物で、ハコベとは別物です
昔インコを飼っていたとき、庭でハコベやオオバコを摘んできて、種を食べさせたりしていた覚えがあります

「ほとけのざ」は、「コオニタビラコ」のことです。(写真には写りませんでした・・・。)
こちらも黄色い花が咲く雑草で、キク科。
タンポポをものすごく小さくしたような感じの葉っぱと花です。
よく、苗ポットからそれらしい草が芽を出したりします(笑)
しかし、背の高くなる「オニタビラコ」のことが多いですね。
ちなみに、「ホトケノザ」という名前の雑草もありますが、こちらはシソ科で、ミントやラミウムに近い葉っぱと花です。
毒性があるそうなので、間違えて食べないようにしましょう

「すずな」は「かぶら」のことです。(写真左奥)
学生時代、県外の友人に「かぶら」と言ったら通じませんでした
標準語では「かぶ」だそうで・・・。
たしかに、「おおきなかぶ」という絵本がありますね。
しかし、私としては「かぶ」ではしっくり来ないので、「おおきなかぶら」と言いたい(笑)
ちなみに、「なすび」も標準語では「なす」と言うそうです。

「すずしろ」は「大根」のことです。
それにしても、なぜ「すず」と言うのでしょうね・・・?



以上、春の七種を紹介してみましたが、自分で集めるとなると、結構大変です。
間違いなく手に入るのは、かぶら、大根、ハコベくらいかなぁ・・・。

ちなみに「ななくさ」は、
春の場合は「七種」、秋の場合は「七草」と書くのが正しいのだそうですよ~。
どうしてなのかは知りませんが。



最近では、時期が来ると「七種粥セット」としてスーパーにも並びますよね。
うちの母は、ほうれん草やコマツナ、セロリなど、野菜を7種類使っておかゆを作ってくれたりします。


最近、キッチンでハーブや野菜を育てて使うのが流行っていますが、
↑の七種セットもそんな感じで使えそうですね
セリは多年草なので、大きく育てて庭に植えてもいいかも。
花も白くてキレイですよ~



それでは、最後にクリスマスローズ担当の先輩に聞いた、
今日のおススメの一鉢をご紹介です



こちらで~す
品種名・・・・・・・・・は、忘れました・・・
花が横向きに咲くのが珍しい一品だそうです





それから、人気商品のお知らせです。
ユーカリの小苗、以前にも紹介しましたが、もっと小さい株(280円)が入荷してきております。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、寄せ植えの手前に使いやすい、ミニサイズ。
ユーカリをお探しの方、ちょくちょくお見かけするのですが、今、チャンスですよ~


あと、私の好きな花がぜんぜん売れてないので援護射撃です。



「花かんざし」です。
ちょっと銀色っぽい葉色と、かさかさした花びら、赤いガク。
とってもキュートです
微かに甘い香りがして、簡単にドライフラワーにもなります。

春によく出回るので、フライング気味の入荷ですね。
一年草ですが、花持ちがかなり長いですよ~

3鉢1000円のコーナーに、1ケースだけひっそりとおりますので、チェックしてみてくださいね



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