
わが町内のもちつき大会があり、世話人(?)である私が10年目の奉仕で参加した。毎回記憶が薄れていくのでここでマニュアルを作る。といっても、毎年状況が変わるのでそうはうまくいかない。今回は40キロのもち米を一臼、水柄杓で四杯とした。蒸し時間は平均25分。徹底してコネに重点を置き、搗きは数回。搗き手は年寄りばかりと心配していたら、若手(40代)が応援に来てくれた。

隣の町会のメンバーが3日後にもちつきを行うので道具を貸してほしいと訪れた。さっそく手ほどきをする。
さて、私の町会も私が首を突っ込んだときはひどいものだった。寸洞に湯を沸かし、鉄板に開けた穴を通して蒸気を上げ、饅頭を蒸す四角の蒸籠で米を蒸していた。とにかく時間がかかる。外で作業をしていた時は熱効率を上げるために段ボールで囲うのだが、そのうち燃えだしてしまう。そこで、室内に移動したが、これでも時間がかかる。

そこで、浅草かっぱ橋まで行き、蒸籠を新調した。とにかく、水の量も少なくて済むので沸きが速い。蒸すのも早い。一臼分を25分で蒸しあげ、結局10時から12時50分、約3時間でもちつきは終了した。
それにしても、今年のもち米は高かったが蒸しやすい、搗きやすいと能率が良かった。変なところでケチらないことが重要だ。

①もち米の蒸し過ぎに気をつけよう。ちょっと固めがいい。
②臼が冷めないように湯を入れて温めておく。
③米の形がなくなるまで捏ねる。搗が速いと米粒が飛ぶ。
④捏ねる場合はあまり水を足さない。
⑤臼まで杵が接触するまで力を入れる。(力のない人は交代。)
⑥だまが無くなったら出来上がり
⑦臼は常にきれいに洗う。