独身は負け、単純に生物の生存競争に生き残れない存在なのだ。
種の保存ということを考えれば、よりよい相手とくっつくのが
自然の法則というわけで、くっつく相手がいないというのは、
すなわち保存する必要がない種であると考えられる。
優性保存の法則とでもいおうか。
人間のように知能が発達した場合、一人身でいることにさも理由が
あるかのように振舞ったり、興味がないことにしているのがあるが、
これも負けを認めたくないという生存本能の防衛機能とでも言おうか。
この防衛機能すらなくなったのが、自殺・消滅願望群であり、
自殺の願望というのは、種の保存を加速させるという、生物の
本能に最も近い行動のひとつでもあると言える。