糠地の森
2017-08-21 | 日記
高峰高原より糠地の里の脇を流れる深沢川の渓谷には
クヌギやナラの雑木の森があります。
蝶の現況調査に周ってみると
クヌギの木の樹液を吸うオオムラサキのメスが確認できました。
更に羽化のピークは過ぎて姿が見られなくなったオスが
クズの葉に止まって休んでいるようでした。
クヌギには森の昆虫たちも集まり吸汁中でしたが
中でもカブト虫は堂々たる風格です。
メスはエノキの葉に産卵します。
卵から孵化した幼虫はエノキの葉を食べて成長します。
雑木の森にはエノキとナラやクヌギがなくては
オオムラサキは生存できないのです。
幸い糠地の自然はこの条件を満たしていました。
この蝶たち守っていこうというプロジェクトなのです。