【インタビュー】28歳・AKBヲタの日常
やっぱり何かに熱中している人というのは、いつまでも若いというか、
輝いていると思う。そこで、私も熱中できるものを探そうと思う。
とはいえ、そう簡単に熱中できるものは見つからないので、
とりあえず何かに熱中している人の熱い話を聞くことにした。
■アイドルヲタの方なら、さぞかし熱い話を聞きかせてくれるのでは?
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今回協力してくれるのは熱狂的なAKBヲタ・Sさん | 待ち合わせの僅かな時間も無駄にしないストイックさ |
なお、Sさんは現在都内でひとり暮らしをしているということなので、
今回は【gooランキング】で5月に配信された
「ひとり暮らしをやめたくなる瞬間ランキング」を
織り交ぜながらお届けしたいと思う。
ということで、早速Sさん宅にお邪魔することにした。
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駅から徒歩4分の好立地。近所には25時まで営業しているスーパーも |
■移動すること約4分。Sさんの住むアパートに到着
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部屋いっぱいにダンボール箱が | もちろん中身はAKB48のCD |
なんとかスペースを確保し、早速インタビューをスタートした。
―最近のAKB48についてどう思いますか?
まあ、一応好きですけど、正直心は離れてきています。
―何故ですか?
ライブなどのイベントになかなか入れないので。
やっぱり自分は現場の人間なので。
―現場?
現場って言うのはライブなどのイベント会場のことです。
自分は現場で生きてきた、いわばたたき上げってやつです。
―なるほど。確かに最近のAKB48の人気は本当にすごいですよね。先日の総選挙には行かれましたか?
はい、友人のつてでなんとか。
―スピーチが感動的だと話題になりましたが、Sさん的には誰のスピーチが一番感動的でしたか?
こういうインタビューで答えるとなると、やっぱり篠田麻里子とか
高橋みなみって答えるべきだと思うんですが…
正直一番感動したのは、村松香織(かおたん)ですね。SKE48研究生の。
インタビューが推しメンの話に入り、Sさんが更に饒舌になりかけたところで、
あまりに外が騒がしいので様子を見に行くことにした。
■外が騒がしすぎるので、様子を見に行くことに
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「外、うるさいですね」 |
「ひとり暮らしをやめたくなる瞬間ランキング」
第2位 近所で物騒な事件が発生したとき
■インタビューを再開
―AKB48のファンとして気を遣っていることはありますか?
握手会のために手をキレイにしています。
―Sさんから見たAKB48の全盛期はいつでしょうか?もしくはまだ、全盛期には至っていないでしょうか?
まだまだ、いけると思うよ。けど正直、あの娘たちが堕ちていくさまも見たい。
―卑下た快感を得たいんですね。
■ちょっと怖いSさんがピザを頼んでくれることに
ここでお昼を回り、Sさんが宅配ピザをとってくれることになった。
インタビューをさせてもらっている身ではあるが、
ここはご好意に甘えいただくことにした。
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インタビューを少し休憩して、ピザを待つ我々 |
「ひとり暮らしをやめたくなる瞬間ランキング」
第11位 部屋にカビが生えたとき
■待つこと30分。ようやくピザが届いた
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「いただきます」 |
「ひとり暮らしをやめたくなる瞬間ランキング」
第7位 停電になったとき
■ブレーカーを戻し、インタビューを再開
―最近のピザについてどう思いますか?
まあ、一応好きですけど、正直心は離れてきています。
―何故ですか?
推してた配達員さんが辞めちゃったんで。
―ピザを食べる際に気を遣っていることはありますか?
手をキレイにしています。
―推してるピザは?
クワトロ4です。
■クーラーをつけてほしいけど頼めないジレンマ
インタビューを続けているうちに部屋がどんどん熱くなってきたが、
先程ブレーカーが落ちてしまったので、
もはやうかつにクーラーはつけられない。
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「暑いですね」 |
「ひとり暮らしをやめたくなる瞬間ランキング」
第8位 蛾や蜘蛛などの不快害虫が出たとき
―最後に、Sさんがもしピザの宅配員になれるとしたらどんな宅配員になりたいですか?
ピザだけでなく笑顔も届けれる配達員になりたいです。
■おわりに
ここまで読んでくださった皆さんなら既にお気づきだろうが、
途中でAKB48のことを聞くのに飽きてしまい、
Sさんにピザのことばかり聞いてしまった。
よくよく考えてみると、初っ端の質問でAKB48に対し
「正直心が離れてきています」と答えたSさん。
実はインタビューはあの時点で終わっていたのかもしれない。
だが、続けたことで得たものがある。
「AKB48=ピザ」という考え方だ。
普段何気なく頼んでいる宅配ピザ。しかし、その裏にはピザの作り手、
そしてそのピザを配達する人たちの存在が必ずある。
ついつい忘れてしまいがちな彼らのすばらしい働きのおかげで、
我々はいつだって美味しいピザを食べることが出来る。
AKB48も同様。
我々のようなファンでない人間までもが、
彼女たちを見て笑ったり癒されたり出来るのは
Sさんたち熱狂的ファンの支えあってこそである。
(Sさんは元・熱狂的ファン)
残念ながら本来の目的「熱中できるものを見ける」は達成できなかったが、
このことに気付けことは、今後の人生の大きな糧になるだろう。そう信じたい。
<協力>さいとう、きくち
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