滋賀と福井両県の地域鉄道の活性化について意見交換する勉強会が3月9日、滋賀県日野町の日野駅観光案内交流施設「なないろ」などで開かれた。
両県の地域鉄道事業者らが参加し、それぞれが抱える課題や取り組みを紹介した。
↑写真:中日新聞より
勉強会は昨年10月の両県知事の懇談会をきっかけに、初めて開催された。滋賀県の近江鉄道、信楽高原鉄道、福井県の福井鉄道、えちぜん鉄道、ハピラインふくいなどが参加。
米原駅に直結した米原市役所にある、仕事や休憩に使えるコワーキングスペースを視察し、近江鉄道で日野駅まで移動。なないろで各事業所の取り組みなどを紹介した。
2024年度に公有民営(上下分離)方式に移行する近江鉄道は、新型コロナウイルス禍で利用者が減り、更に経営が厳しくなっていることを明かした。担当者は「利用され、愛着を持たれるには、地域と社員が一緒になって、アイデアを形にしていかないといけない」と話した。
<中日新聞より>