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【東近江・寺社総巡り】第4回・松尾神社(東近江市八日市松尾町)

 ↑松尾神社本殿
 
松尾神社は近江鉄道八日市駅裏山の延命公園裾にある。瓦屋寺へのドライブウエー口にも近い。春祭りには神輿もでる。
 
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松尾神社
所在地 東近江市八日市松尾町3-13(旧八日市市)
 
■祭神 大山咋之神
〔配祀神〕市杵嶋姫命
由緒 聖徳太子が市場を開かれたときより鎮座されたと伝えられ、当時祭神は、大国主命と伝えられる。
 昔この地に南都東大寺に属する正社山尊勝寺があり、当社はこの寺の守り神として尊崇され、社僧が常に奉仕し、祭儀も盛大であったといわれている。永禄11年夏信長の佐々木攻めの時、兵火を受けた尊勝寺の衰退とともに、神社の維持困難となり、宝暦五年神祇官白川伯王家染筆の神額と同時に御沙汰書を下付され、山城国より松尾神社の御分霊を勧請されて、それより松尾神社と称される。明治9年村社に列し、同42年神饌幣帛料供進指定となる。
 文徳天皇の時代に建御雷神を勧請して祀ったとの伝承が残っているが、瓦屋寺の別院として建立されたとの伝承もあり、よく判らない。
本殿・境内建物 
〔本殿〕三間社流造 間口二間 奥行二間
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
境内社(摂社・末社)
琴平神社 玉水稲荷神社 末永稲荷神社
社宝・文化財
昭和46年5月20日 松尾神社庭園 市文化財に指定
境内の庭園の説明
 桃山時代初期の作庭で寺院又は武家屋敷の書院に面した庭園遺稿である。
 山際に多数の石組を建てた豪放なものは蓬莱石組、中央部一群の石組は須弥山や鶴亀島の形態を整え、武家好みの力強さが感じられる。
 松尾神社蔵の嘉吉四年(1444年)の古文書によると、この地に瓦屋寺別院延命山尊勝寺という東大寺所属の寺があり、松尾神社はその鎮守であったと考えられる。
  永禄9年(1566年)奈良興福寺一剰院に隠れていた足利義昭が近江の佐々木義賢を頼ったことがあり、将軍を迎えるためにこの庭を造ったのではないかと言われている。 これは越前の朝倉義景が自分の居城である一乗谷に足利義昭を迎えた時に造った庭園と時期、様式的に似ていることからの類推と思われる。 






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