上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

坂東33観音巡礼その8(下野20~常陸22番札所)

2022年01月26日 | 遍路・巡礼
 行程
 2022年1月20日(木) 晴れ
 自宅6:00==174km==9:00八溝山日輪寺==22km==10:20日輪寺納経所===46km===11:20佐竹寺北向観音11:35====蕎麦田希野==45km==13:45西明寺益子観音14:20===3km===14:40益子共販センター17:00==5km==17:10ましこ悠和館(走行距離305km)


 今回は下野(栃木県)の1寺と常陸(茨城県)のお寺5寺を1泊2日で訪問
 一日目は常陸国21番22番から下野20番と巡った

 【21番札所 天台宗 八溝山日輪寺(やみぞさん にちりんじ)】
 ・茨城県久慈郡大子町上野宮字真名板倉2134
(冬期1~2月の納経所は22km離れた大子町池田にある)

 
 日輪寺は標高1022mの八溝山の8合目、標高約800m附近にある
 1月~2月は雪のため閉山
 御朱印は登山口に書いてある電話番号に連絡して訪問


 
 しかし、最近も八溝山への山行記録があるので
 参拝してから御朱印を貰おうとお寺に向かった
 寺への道は日陰が凍っていたがスタッドレスタイヤで登れた
 *八溝山があまりにも険しく遠くから遥拝するだけの巡礼を「八溝知らずの偽坂東」と言ったそうで
  そうならないためにも参拝しておきたかった



 
 本堂は昭和49年建設のチョと無粋なコンクリート造


 

 
 脇に木造の堂宇があり御本尊の十一面観音堂とあるが
 明治13年(1880年)に境内の堂宇は全焼し大正4年(1915年)に建てられた仮堂だそうだ


 
 仮堂前には、弁財天のレリーフと何の関係か白馬像2体
 八溝山神社の鳥居のところにも白馬像があるらしく神馬か?
 かつて馬の産地だったことが関係しているのか?

 本堂と登山口に納経所の連絡先が書いてあったので電話して御朱印を貰いに
 本堂から納経所までは20km以上離れた所にあった民家だった


 

 
 道中面白いコンビニがあったので寄ってみた
 店頭には戦車の模型、店内には人気アニメ.ガルパングッズや戦車や軍用機の模型
 (TV番組「なにこれ珍百景」に出演したこともあるらしい)

 
 御朱印



 【22番札所 真言宗 妙福山佐竹寺(みょうふくざん さたけじ)】北向観音
 ・常陸太田市天神林町2404


 

 
 仁王門は東日本大震災で被災したが修復された
 金剛力士像は300年前に作られたそうだが修復されたせいもあり今風
 門に掲げられた日の丸付きの扇はオリンピックの応援席で見かけた様な?


 


 

 
 重要文化財の本堂
 茅葺の屋根が崩れかけており修復の奉賛(寄付)を呼びかけている
 神社の狛犬の様なものがあるが
 本堂脇に布袋尊と稲荷神社がある


 
 布袋尊

 
 稲荷神社 参道は佐竹寺本堂手前まで同じ


 
 本堂内部は写真撮影禁止とあった
 珍しい丸窓越しに象の彫り物やビッシリ張られた千社札を見ることが出来る


 
 本堂と納経所の間にある池

 
 御朱印


 次の目的地益子観音へは昼休みに着きそうなので
 道中の秋蕎麦が名物の常陸太田市の蕎麦屋へ寄った
 


 

 
 
 天婦羅が多すぎて食べるのに一苦労
 12時30分頃であったが、本日の予定数終了のため次の客で店を閉めるそうだ
 他に1組しか客はいなかったが人気店かも
 
 
 【20番札所 真言宗 独鈷山西明寺(どっこさん さいみょうじ)】益子観音
 ・栃木県益子町益子4469

 
 天然記念物のシイ等が自生する森の中の急階段を登る


 
 西明寺は需要文化財や天然記念物が沢山


 
 茅葺が立派な仁王門
 格子が細かく金剛力士は良く見えない


 
 鐘楼堂


 

 
 三重の塔 屋根が板張りの塔は日本で唯一で重要文化財


 
 焔魔堂
 
 
 笑っている閻魔様がいる


 

 
 弘法大師象まえには四国88か所を回ったのと同じ御利益があると言われている御砂踏場


 
 近くにある大師堂には沢山の大師像が納められている


 
 本堂
 

 
 屋根の彫り物
 本堂内陣は納経所で300円を払えば見られるとあったが閉鎖されていた


 
 天然記念物のコウヤマキ
 
 

 
 休憩所兼納経所「独鈷処」(どっこいしょ)
 以前はココにも茅葺屋根の建物があったが新しい建物に
 病院や老人保健施設など多角経営で羽振りが良い様だ
 
 



 
 そして、益子町内へ

 
 コロナの影響か益子焼の商店街に人気が無く
 どこの店に寄っても店員の方が多くて落ち着かなかった


 
 
 
 宿は「ましこ悠和館」、明治15年創業の日光の南間ホテル別館を移築改装したもの
 平成天皇(現上皇)陛下が皇太子時代に戦火を逃れ学童疎開していた建物
 ここで玉音放送をきいたそうです
 
 
 平和のギャラリー

 
 
 
 御座所 上皇陛下が学童疎開で過ごした部屋


 
 階段や扉は当時のものを使ってある


 
 夕食は付かないので市内のイタリアンで

 
 朝食は益子焼の器に地元食材を使用した和食






 オミクロン株が猛威を振るい始めた今日この頃
 まん延防止措置適用の直前の巡礼
 隣接県民も利用できる栃木県民割を活用し益子へ宿泊しました
 凡そ30年ぶりに訪れた町は素晴らしく変わっていましたが
 観光客は疎らで商店街は火が消えた様でした
 昨年までは御朱印に疫病退散の印が押されましたが
 今年は無くなってしまい残念です
 今後も疫病退散も祈念しながらの札所巡りとしたい 
 
 ↓そんな訳で 押して頂くとたすかります





 


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