上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

魚沼から尾瀬へ

2013年09月06日 | 山2013
【山 名】尾瀬沼(新潟県)
【日 程】平成25年9月2~3日


 新潟県では尾瀬へのルートとして、魚沼から船で行く尾瀬をPRしています。
 小出からバスで奥只見湖へ、船で只見湖を縦断しバスで沼山峠へ出るルートです。1日に3往復しかありませんから予め時間をよく調べて計画を建てる必要があります、


 


 当日は生憎の雨でしたが、初めて乗った船は快適で尾瀬への新たなルートとして楽しいものです。


 



 沼山峠から尾瀬沼へは猛烈な雨の中歩きましたが雨もまた楽し


 



 湿原はすっかり秋模様です。雨の中でも、花を見るのは飽きないものです。



 
 ミヤマアキノキリンソウ



 
 タムラソウ



 
 三本カラマツ



 
 ゴマナ



 
 トリカブト



 
 ウバユリ実



 
 オヤマリンドウ



 
 シラタマノキ


 
 尾瀬では鹿の食害が問題になっていますが、今年、沼の周りではニッコウキスゲの花期に夜通し鹿の追い払いをした結果、花は見られたものの今度は実が食べられているようです。


 
 ニッコウキスゲの実


 
 実が食べられて茎だけになったニッコウキスゲ


 今回の尾瀬山行は二日目に奥只見湖畔にある奥只見緑の学園で開催された尾瀬サミットに参加し、田部井淳子さんの公園を聞きました。
 






昭和14年生まれの田部井さんですが声に張りがあり解りやすいお話に感銘を受けました。
山登りを始めた切っ掛けは、小学校4年生の担任の先生に那須に連れて行って貰って、教科書ではなく、現場で直接自然の循環などを教えて貰ったこと。東京の大学へ行ったが方言が元で学校へ行けなくなってしまったこと。それを乗り越え女性の粘り強い特徴を活かして登山を始めたこと。などなど人間としての生き方について示唆に富むものでした。
 また、現在の活動として東日本大震災の被災者を招待しのハイキング。東北の若者を元気にしようと、東北の高校生を参加者と同じ数のボランティアを動員して富士登山に招待していることなど、感銘することばかりでした。
 雨に降られた尾瀬でしたが、ためになった山行でした。


 





 
 
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