上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

きのこ工場を見学する (利根沼田通信)

2010年11月19日 | GG通信
 今年は野生キノコが例年になく豊作でキノコ料理を楽しまれた方も多いと思います。市販のキノコは栽培ものが
殆どですが、野菜のように畑で作られている訳では無いようです。

 見学したのは、森産業沼田工場
関越自動車道を東京方面から来ると沼田インターを過ぎて間もなく左手に見える工場です。

 


 原材料は、広葉樹などを粉砕してオガ粉にします。

 


 

 
 近くにあるチップなどを扱う工場から購入


 これをポンプで送り蒸気で殺菌

 


 これに、シイタケの菌や栄養剤などの添加物を混ぜ

 


 自動でパックに詰める

 

 

 
 これらの行程は全て自動で、制御板で監視している人が一人とパック詰めされた製品の検品に二名だけで行われていました。

 


 その後、倉庫でパック内にシイタケ菌が蔓延するまで保管。

 菌が発酵するので倉庫内は冬でも暖かく夏は冷却するソウです。

 


 そして、温室のようなところでキノコを発生させます。


 


 こうしてみると、キノコは工業製品の様です。
 家庭でおなじみのシイタケばかりでなくマイタケやナメコ、エリンギ等大規模な工場で作られている物が多くなっ
ているようです。

 
 ナメコ

 
 エリンギ

 
 このような工場生産されるキノコは菌床栽培と呼ばれていますが、コナラなどの木に菌を植え付けて栽培している
ものを原木栽培と呼んでいます。


 
 原木栽培のシイタケ(ホームセンター等でも1本単位で売られている)



 群馬県はかつては生シイタケの出荷量が日本一でしたが、このような菌床栽培による工場生産が増加するにつれて
現在の出荷量は全国4位まで下がってしまいました。しかし、農家などが生産する原木栽培によるシイタケの出荷量
は日本一を維持しています。
 お店で買うときは、原木栽培か菌床栽培か確認して味比べをしてみるのも良いかもしれません。


 


 
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