上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

花街道縦走2(白馬大池から朝日小屋)

2012年08月01日 | 山2012

【山 名】雪倉岳2610.9m 朝日岳2418.3m (新潟県)
【日 程】平成24年 7月29日(日)
【同 行】多
【天 候】晴れ/ガス
【ルート】白馬大池山荘発4:15----5:05船越ノ頭----6:05小蓮華山------三国境----9:30雪倉山----11:10燕岩---11:50小桜ケ原----12:15水平道分岐----13:10朝日岳13:30----14:10朝日小屋
【行 程 L=15.3km +1490m -1720m 行動時間10:00
【地 図】ルート図はこちら

 眠られぬ夜を過ごし予定通り4時過ぎに山小屋を出発。最初のピーク船越ノ頭に到着する頃には日も上がり
振り返れば静まりかえった白馬大池が見えます。


 


 そして、行く先を見れば小蓮華への上り坂。足かけ3年に亘って放送されたNHKドラマ「坂の上の雲」の
タイトルバックとなった坂道だ。


 
 NHKドラマ「坂の上の雲」タイトルバックになった稜線




 小蓮華手前から期待していたお花畑が始まる


 


 
 チングルマ


 
 今日も昨日に引き続き晴れてはいるものの時折ガスに包まれ遠くは見えない。小蓮華山頂では白馬方面から
来た団体で早くも満員御礼。


 
 小蓮華山頂


 ガスが晴れれば強い日差しが降り注ぎますが白馬山頂は未だガスの中


 
 白馬山頂方面


 新潟・長野・富山県境、三国境は三方向から来た人とそれぞれに別れる人々で混雑。多くは白馬方面へ行くか
白馬大池方面であり、我々の目指す雪倉方面へはグッと人が減る。


 
 三国境


 ここから今回山行のメインルートに入る


 
 三国境付近のコマクサ群落


 
 タカネマツムシソウ


 
 イワオウギ


 
 ムカゴトラノオ


 
 クルマユリ


 次々に現れる高山植物の撮影に夢中になっていると、一際鮮やかな色のタカネバラがあった。近くによって
撮影にかかるとバラ独特の香りがした。何度も見ているタカネバラですが、こんなに良い臭いのするのは初め
ての経験である。


 
 良い香りのしたタカネバラ


 
 イワツメクサ


 
 エゾシオガマ


 
 タカネヤハズハハコ


 
 ミヤマダイコンソウ



 
 タカネシオガマ


 
ミヤマムラサキ


 お花畑の写真を撮りながらの稜線歩き、今回山行最高の醍醐味。時折ガスに包まれ遠望は効かないものの真夏
の山行としてはカンカン照りよりは良いかも知れない。


 
 雪倉岳避難小屋


 避難小屋から雪倉岳への登りは可なり急勾配ではあるが、ここにも様々な高山植物が咲き誇る


 
 タカネバラ



 
 イワシモツケ


 
 シコタンソウ


 
 タカネコウリンカ


 
 ウルップソウ


 
 ヨツバシオガマ


 
 クモマスミレ


 
 シロウマアサツキ


 
 リンネソウ


 雪倉山頂までの急登を何とか登り切ると見晴らしの良い雪倉山頂


 
 雪倉山頂


 先には、朝日岳と朝日小屋が見えた

 
  
 右朝日岳 左の平らな所に朝日小屋が微かに見える


 
 ハクサンシャジン


 
 雪倉山頂からの降り


 
 ウサギギク


 
 ミヤマアズマギク


 
 ムシトリスミレ


 
 ミヤマウイキョウ


 
 ミヤマリンドウ


 
 カライトソウ 穂の付け根から咲き始めていればユキクラトウチソウ



 
 ミヤマアケボノソウ


 
 ハクサンイチゲ


 
 ウスユキソウ


 
 オタカラコウ


 
 ミヤマウツボグサ


 
 アカバナシモツケソウ


 
 オオレイジンソウ


  
 
 燕岩



 
 ハクサンタイゲキ?



 稜線歩きも終わり、燕岩を過ぎ朝日岳への登り手前には水場と湿原がある。湿原の名前は小桜ケ原。その名に
違わずハクサンコザクラ咲く湿原



 
 小桜ケ原で満開のハクサンコザクラ


 
 リュウキンカ


 
 キヌガサソウ


 
 ミズバショウ


 雪倉岳から朝日小屋へは朝日岳に登らず、巻き道の水平道を行く予定であったが、残雪の踏み抜き危険のため
通行止め。ここまで来て急勾配の登りは可なりキツイ。


 
 水平道は通行止め


  
 登り道沿いのサンカヨウ


 最後の登りにぐったりしたのか、山頂では昼寝を決め込む人も居た


 
 朝日岳山頂


 そしてここを30分程下ると懐かしい朝日小屋である
 

 


 夕食時には名物女将の食事の解説と山行情報の伝達


 


 標高2000m山小屋とは思えない、押し寿司など富山湾の魚介類を交えた夕食は価値あるものです


 
 青魚の昆布締や鱒の押し寿司などがある夕食


 夕食後、今日も又日が高いので花を求めて近くを散歩


 
 朝日小屋脇の山神様とニッコウキスゲ


 
 ミツバオウレン


 
 クロトウヒレン

 
 今回宿泊した部屋は3階の西に窓のある部屋。ガスがかかっていなければ部屋から日本海に沈む夕日や
富山湾方面の夜景が楽しめたはずであり少し残念でした


 
 背中側に西向きの窓のある3F部屋 ゆっくり寝ることが出来た


花街道縦走3(朝日小屋から蓮華温泉)に続く
 


 昨日とは違って余裕ある室内
 同室の何人かはこのまま更に北上し1泊
 日本海まで歩くそうです
 自分も余裕が出来たら一度は行きたいコース
 疲れもあってか
 四方山話などしながらいつの間にか寝てしまいました


 そんな訳で ボタンを押して頂けると嬉しいデス





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