上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

唐松岳(三度、夏は北アルプス)

2012年08月20日 | 山2012
【山 名】唐松岳 2696.4m (長野県)
【日 程】平成24年 8月19日(日)
【同 行】鈴
【天 候】晴れ/小雨
【ルート】松井田5:00====7:10黒菱平P==第3リフト・クワッドグラード(往復1000円)7:40----8:25八方池----9:40丸山ケルン---10:25唐松山荘---10:40唐松山頂11:10----11:20唐松山荘---11:55丸山ケルン----12:55丸山ケルン---13:35クワッド駅----14:00P
【行 程 L=13.6km +-1600m 行動時間6:20
【地 図】ルート図はこちら
【温 泉】第二郷の湯 500円(アルカリ泉 熱い)


 高山植物の盛りが過ぎたであろう今日この頃。尾瀬やアルプスの山々が気になっていましたが中々休みも取れ
ず、悶々とした日が続いておりました。そんな中、地図を見ながら北アルプスを日帰りできる手軽なコースを検討。
 リフトで2000m近くまで登れて展望も効く唐松岳に行くことにしました。リフトの運行時間は7:30からの予定
ですが、行列に負けたのか到着直後の7:15頃には運行が開始されていました。


 
 第三リフト乗り場


 
 グラート・クワッドリフト終点


 標高差約350m、歩けば1時間以上。往復1000円は安い乗り物かもしれません。文明の利器を使わない
手はありません。
 リフト終点付近では、高原の初秋を思わせるヤナギランやアキノキリンソウが咲き始めていました。しかし
あたりはガスに包まれてしまい、期待に反して北アルプスの山脈は見られませんでした。


 
 (ミヤマ)アキノキリンソウ

 
 ガスに包まれて登るには涼しくて良いのですが、贅沢なもので眺望も望みたいものです。八方ケルンあたりまで来る
と青空が広がって来ました。雲が切れると、日射しは強くたちまち蒸し暑くなり、日焼けも心配です。


 
 八方ケルントイレ手前


 
 ハクサンシャジン


 
 (シロバナ)ハクサンシャジン


 八方池付近から人混みとなって来た。晴れていれば池の向こうに白馬三山が見えるハズであるが今日は見えず。


 


 
 タカネマツムシソウ


 このあたりまでは観光客も多く、花々に名札が付いています。固有種は解りにくく名札はありがたい次第。


 


 
 ハッポウタカネセンブリ


 
 ハッポウウスユキソウ?

 


 
 タカネイブキボウフウ


 
 ミヤマウイキョウ


 尾瀬ではニッコウキスゲが咲き終わりキンコウカが咲く季節になりますが、気温や地形のせいかここでは同時に
咲いています


 
 ニッコウキスゲ


 
 キンコウカ


 
 ハクサンタイゲキ


 丸山ケルン手前の隘路に来ると、渋滞が始まりました。この時季やはり人気の山、子供連れの家族登山者も多く
おり、何故か心和みます。


 


 幸い、渋滞地点はお花畑が広がっており、最後尾について写真撮影


 
 オオハナウド?やシモツケソウなどが満開


 
 (アカバナ)シモツケソウ


 
 ヤマホタルブクロ


 
 マルバダケブキ


 
 ヤマハハコ


 
 クルマユリ


 
 ミヤマウツボグサ


 
 イブキジャコウソウ



 夏も終わりなのに雪渓が残って居おり、大方の人はここで一休み。ここぞとばかりに渋滞を抜け出し先に進みました。
何も先を急ぐ必要は無いのですが、何となく急いでしまうのは貧乏人の性(さが)かもしれません。


 
 ウサギギク


 
 シナノオトギリ?



 曇っていると花は綺麗に撮れるますが、青空の下、北アルプスの山々を撮影できないのが残念です。


 
 丸山ケルン付近


 時々、思い出したように青空が覗くこともあるが大方はガスの中


 
 エゾシオガマ


 
 ミヤマリンドウ


 
 タカネヨモギ

 
 
 ミヤマコゴメグサ


 
 タカネヤハズハハコ



 
 不帰嶮 唐松山荘手前の尾根から
 

 


 そんなこんなで唐松山荘に到着。尾根の西側に出ると今までのガス空がウソの様な晴天。


 
 唐松山荘


  
 唐松山荘から唐松岳


 山荘の近くには、トウヤクリンドウやコマクサの群落。コマクサは栽培しているのでしょうか、大きな群落で
付近では山荘近くにしか見られませんでした。


 


 
 コマクサ


 
 トウヤクリンドウ



  山頂は黒山の人だかりです。頭の上だけが晴れており、遠くは雲に覆われ近くの山は見えても遠望は効きません。


 


 ここから白馬までは痩せ尾根の難所。未踏の地ですが、帰れないと困るので遠慮しておくことにしました。


 
 不帰嶮 


 山頂でしばらく休みましたが、次第に雲が厚くなり雷雨の心配。唐松山荘で休まず、早々下山を決め込み先を
急ぎましたが、やはり雨に降られてしまいました。
 降ったり、照ったりの複雑な天気の中リフトまで戻ると下界は晴天。楽ちんな下山を決め込んだのですが、猛暑
への再突入です。


 






 下山途中、思わぬ花を見ました。しばらく考えましたが解りませんでした。熱い湯に浸かっていて思い出したのが
スイカズラ。低地で見たことはあるのですが高山では思いも寄りませんでした。本当にスイカズラでしょうか?
冬に葉が枯れないことから忍冬(ニンドウ)とも呼ばれていますが、ここではどうなんでしょう?

 
 スイカズラ科オオヒョウタンボク?




 高速道路が整備されたお陰で、唐松岳にも簡単に日帰りできました
 ここも、手軽に北アルプスの展望と高山植物が楽しめる場所となった様です
 近くの日帰り温泉「第二郷の湯」で汗を流すも
 熱い湯に再び汗が噴き出ました
 白馬八方温泉は「みみずくの湯」「第一郷の湯」「第二郷の湯」「おびなたの湯」の
 4つの温泉がありますが、どれもアルカリ性が強く高温
 今日で4つの温泉全部に入ったことになりました


 そんな訳で ボタンを押して頂けると嬉しいデス




 そうそう、このリフト券で温泉100円引きになるの忘れてました。残念!
 
 


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