世の中は変わったのか。「オ~モーレツ」の標語ポスターは近頃目にしない。60年代の金の卵から「オ~モーレツ」精神で働いた70年代半ば以降の青年たちは闇の中に隠れたのか。一時、世間の激しい若者攻撃に塹壕で頭を隠した80年代以降の哲学的諸君はどこへ行ったのか。21世紀のいまは「のんびり」が流行る時世なのか。黄金の60年代に青春をおくった愚老の気持ちは21世紀にチェンジしたいま、ぼくより若い安倍自公政権で老後も安心できる世になるとは思えない。時代錯誤の大日本帝国いまいちどを志向しているように思う。しかしそんな世の中は変わりつつあると直感する。
どのように?何かにつけ強引にことをすすめる政治を許さん、という民主主義の精神が長いものには巻かれろの世の中に大きくなってきたと感じる。そこに日本の未来があると予感する。豊中の千里図書館で松原始著「カラスの教科書」を借り、宇多喜代子さんの「名句12カ月」をリクエストする。
氷の張らぬ公園の池に輕鴨の群れがのんびり羽根を休めている。ときどき羽ばたくしぐさをする。 国道一号線をまたいで天神橋筋2丁目と3丁目の入り口にはでっかい文楽人形が飾られている。 JR天満駅と地下鉄南森町駅の北側出口を上がった天神橋筋3丁目商店街の入り口に「のんびり」と書いた休憩所がある。煙草を吸ったり本を読んだりしている。
水鳥ののんびり浮かぶ時世かな 龍尾
コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

ノーやん

fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事