ノーやん日記パート2

尾張暁台の俳風に蕪村はへきえき?

画像
画像
 晴れ。「蕪村全集」五巻書簡の拾い読みを続ける。結構面白い。きょうは、京の門人で煙筒商をしていた百池に宛てた安永6年11月16日付けの手紙を巡る話。百池は尾張の暁台、士朗らとも親しく自作の句を送っていた。蕪村にも送って意見を求めた。

 百池の原句は、「西山のたな曇りよりしぐれ来ぬ」。これに対して意見を求められた蕪村は、いいように聞こえるがこれでは「くそ」のような句や。ここは「時雨哉」と哉留めにすべきで「たなぐもりより降りはじめたるしぐれかな」と私見を返している。しかし、「所詮、尾(尾張)と愚老とは俳風少々相違有之候ゆへ(故)添削もいたしがたく候」と添削は手控え、「とかく尾(尾張)の了簡次第に御直し置可被成候」と進言している。「あらやかましのはいかいせんぎ(俳諧詮議)やな。所詮とやかく理屈をこねるほどの句ニても無之候」と言いながら。名古屋の暁台一派の理屈こねには蕪村はへきえきしたようや。

 昼は山かけそば。きのうの天婦羅そばの汁が残っていたので椎茸を入れて温め、長芋の残りを卸し、わさびと生卵を乗せ天汁をかける。ネギを散らす。薩摩芋と生姜の天婦羅も載せる。写真上=モノレール千里中央駅前花壇のビオラ。パンジーだという人がいたがどっちでもええ。同類や。下=桃山台駅前のさくらの花芽。
               足もとに囀り来る河洲かな 昇竜子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}山かけそばといいます。やみつきになりますよ。おいしいです。
fm
「足もとに囀り来る河洲かな」

のーやんさん尾張派それとも三河派を作りなはれ。門弟三千人を抱えるのです。

それに今日のランチ良さそうですな。一度真似しますか。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事