相撲の世界はなにやらどす黒いね。それを思えば泣菫の「茶話」なんて他愛ない。京大文学博士内田銀蔵先生にまつわる逸話が3回も登場した。驚いた。よほどおもろい先生だったのだろう。最初は、すでに書いたスイスで買った懐中時計のドジな修繕話。2度目は、東京で買うた靴の修繕のため包んで東京へ送ろうという世離れした話。3度目は、洗(銭)湯で「お玉杓子泳ぎ」をし若い男に怒られ謝ったという笑話。若い男はじつは内田先生の受講生だった。「新近江八景」も名古屋生まれの見物衆をからかった笑話。どちらも品はよくないがまあ笑い話ではある。
エコー検査はお昼に終わったが薬を処方してもらうため、昼食をして午後1時ごろまで待合で待つ。先生や看護師さん・職員は昼食なしの労働をしているようだ。これでいいのか?現実問題の解決策は単純ではなかろうが。
ハンバーグ定食で腹が満ちている愚老は帰路、二ノ切公園によって冬のバラ園を見る。ちらほら咲き残る冬のバラ。人は初夏のバラを愛でて押し寄せるが冬薔薇なんて見向きもしない。朽ちながら美しく散る冬バラの花。逆光のなかにひときわ清く光る花。老いゆくいのちに光あれ!
逆光のなかにひときわ冬薔薇 昇龍子
水鳥の羽色仲間を隔てなく 同
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ノーやん

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