ノーやん日記パート2

焼き秋刀魚をチン

 晴れ。朝、診療所へ定期検診。痰が切れないので処方してもらう。すごい込みよう。町内のK夫妻も来ていた。待合室で「日本社会のしくみ」(小熊英二著)をよむ。かなりの分量の本。飛ばし読みも遅々として。日本の戦中戦後の大企業労働者の雇用・慣行・社員・学歴などが論じられる。政治・社会運動史を捨象した研究書という頭で読まないとあれこれ引っかかって疲れる。疑問を挟まず著者の言わんとすることをたぐって飛ばし読む。TVも周囲の会話も無視する。ぼくはかつての職業柄それができるがだれでも訓練次第や。

 お昼に近い帰宅になったので久しぶりに讃岐うどん屋で寄せ揚げうどんをとる。ネギ生姜もたっぷりサービス。さすがプロの味に感服。太麺のつるつる感にしこしこの歯ごたえ、舌に広がる汁と鼻腔に伝わるハーモニー。つい、目を潤ませてティッシュではなをかむ。けど、消費税増税でワンコインのお釣りが減った。満腹しながらわがまちの坂道をエッチらさ。スーパーによって値札を見て回る。野菜・魚・肉類は100円・200円台から300円・400円台にアップした。貧富の格差いよいよ…。

 貧者の層のわが家のさんまの場合ー。妻が珍しくさんまを買ってきた(昨日の話)。いま一尾数百円もすると聞いていたが妻が買ったのは食品スーパーで一尾150円の焼き秋刀魚の見切り品。電子レンジでチンして頂いた。秋刀魚は自宅で焼いて全脳が反応して「ああおいしい」というもんやと思っていたがいまは違うんや。煙りもなくジュウジュウもない。ただ、チン。数年前まではマンションにも匂いが漂い「うちも」と思ったが、いまは「これがあのさんまか」。ナムアミダブツ。

 きょうは立冬。季節の節目。俳人なら一句せねばならぬ。

暖かな日を含みいる冬薔薇 昇龍子

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