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ノーやん日記パート2

モクゲンジ

 珍しい木や。きょう、府立園芸高校でみせてもらった。10本ぐらいはあったように思う。背丈はそれほど高くなく、桜の若木のような感じやった。6月と9月、花を咲かせるそうな。どっちもいまは黒い実を包んだ薄茶っぽい袋をつけていた。「ほう、これがあの木槵子か」。小林一茶が晩年、大阪・道明寺の木槵子の句を詠んでいるのを思い起こした。
 末世でも数珠のなる木や道明寺
 ず丶玉のべととなる木や道明寺  一茶
 数珠玉になるという木槵子はいまも、道明寺から2~3分離れた場所に、大阪府の天然記念物として保存されている。道真公の時代から数代目という。これとは別に、玉手山公園に隣接する光友公の墓所に、龍眼肉樹という、滋養強壮の漢方にもなるムクロジ科の木が植えられていたらしい。これも一茶が「西国紀行」に書いている。確かめに行ったがいまこの木は実在しない。
 なんで、木槵子が園芸高校に?ここの先生が、アメリカかどっか行きはった時に、実を持ち帰って植えたもんらしい。だから、木も若いはずや。100年近い歴史をもつこの学校にはメタセコイヤやユーカリの大木はじめ珍しい樹木がたくさんある。敷地も広い。ふつうの学校の広さの3~4倍はあるように思った。
 この春卒業する生徒と園芸デザインの先生が、20数人見学した緑化リーダーのメンバーに栽培用施設と実習の様子を紹介してくれた。勉強になったのは、府から降りてくるお金がわずかな中でも、知恵を絞って園芸のノウハウを磨きあげていることだった。すごいな、と思った。こういう学校はみんなで大事にしていきたいもんや。サンキュー。
 しかし、どういうわけか、マイクロバスで行く見学会はよう雨が降るな。
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